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たべて元気♪「食だより」

パパ・ママ

オクラが苦手でも大丈夫!?オクラのから揚げ

更新日:2025/06/25

これから夏にかけて旬を迎えるオクラ。
とても栄養価が高く、成長期のお子さんには特に食べていただきたい野菜のひとつです。
ただ、青臭さやネバネバが苦手というお子さんも多いかもしれません。

そこで今回は「オクラが苦手なお子さんでも食べられる!?オクラのから揚げ」のレシピをご紹介します。
またオクラの歴史や栄養などについてもお伝えします。
おやつ感覚で食べられる!パパやママのおつまみにもおすすめ♪

【オクラのから揚げ】

<材料(2人分)> 調理時間:15分
オクラ・・12本
Aしょうゆ・・小さじ1
A酒・・小さじ1
A鶏がらスープの素・・小さじ1/2
A塩・・少々
Aにんにく(おろし)・・少々
片栗粉・・大さじ3

揚げ油・・適量

<作り方>

  1. オクラは塩(分量外)で板ずり(塩をまぶしてまな板の上でコロコロと転がす下ごしらえ)し、流水でよく洗って水気を拭く
    ヘタとガクを包丁で取り除き、2~3cmに幅に切る
  2. ポリ袋にAを混ぜ合わせ、(1)のオクラを入れてもみ込む
  3. (2)に片栗粉を入れてポリ袋の口を閉じてよく振って全体に片栗粉をまぶす
  4. (3)の余分な片栗粉を落として180℃の揚げ油に入れ、カラッと揚げる
    ※油が跳ねるので注意してください

<ポイント>
オクラは下処理(板ずり)をすることで、口あたりがよくなります。
青臭さの原因となる香気成分は揮発性が高いので、今回のレシピのように加熱すると臭みを軽減することができます。
また、しっかり下味をつけることでオクラの中まで味が浸透し、食べやすくなります。
サクサクで止まらないおいしさ!ぜひ作ってみてください。

【オクラの歴史は?】

原産地は諸説ありますが、エジプトやエチオピアなどのアフリカ北東部が有力です。
紀元前から食べられていたとも言われ、日本に伝わったのは幕末のころ。
当時、独特のぬめりと青臭さは好まれませんでしたが、1970年ころから健康食材として注目され、一般家庭に普及しはじめました。

【オクラの栄養は?】

オクラの独特の粘りは水溶性食物繊維のペクチンによるもの。
ペクチンは糖分の吸収を抑制し血糖値の上昇を抑えたり、コレステロール値を下げる効果があるため、生活習慣病予防につながります。
パパやママに嬉しい効果が期待できますね。
また、体内で水分を吸収して排便を促す作用もあるため、便秘の解消にも効果的です。
そのほか、β-カロテンやビタミンB1、ビタミンC、カルシウム、鉄などもバランスよく含んでいるため、免疫力アップや疲労回復、ミネラル補給に役立ち、お子さんの成長をサポートしてくれます。
ちなみにβ-カロテンは脂溶性なので、から揚げのように油で揚げると体内への吸収を高めてくれるので効率よく摂取できます。

【オクラの選び方】

オクラ全体にハリがあり、鮮やかな緑色で、ヘタの切り口がみずみずしく、角が張っているものが良品です。
また、うぶ毛がしっかり生えているものほど収穫してから時間が経っていない証拠なので、鮮度の高いオクラを選ぶ目印にしてみてください。
オクラは低温・乾燥に弱いため、保存の際はポリ袋に入れ冷蔵庫の野菜室に入れましょう。

いかがでしたか?
お浸しや和え物、炒め物、揚げ物などどんな調理法とも相性のよいオクラ。
また栄養価も高く、健康食材のひとつなので、ぜひ日々の食事に取り入れてみてください。

Text by くまこ/食育インストラクター