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たべて元気♪「食だより」

パパ・ママ

夏休みチャレンジレシピ~一人で挑戦!電子レンジレシピ~

更新日:2025/07/04

夏休みは長いので、お子さんに料理を一品作ってもらうのはどうでしょうか。
今回は、電子レンジで出来るレシピです。

【見守る大人の方へ】

今回はお子さんが一人でも挑戦しやすいようなレシピです。
基本的にはそばで見守っていただきたいですが、年齢などによって出来る作業が変わりますので、適宜サポートをお願いします。
以下を事前に行うと、一人でもスムーズに進められるでしょう。

  • 材料や盛り付けるお皿の準備
  • 手順を確認、すべて一人で出来そうか、助けが必要かチェック
    ※助けが必要な部分がある場合はどこを手伝うか確認

作り始めると、子ども自身が思っていたよりも難しい工程や、大人が見ていて難しそうだなと感じることが出てきます。
そんなときは、「ここが難しい」や「大丈夫?」などお互いに声を掛け合いましょう。
そして、大人がすぐに手を出してやってしまうのではなく、どのようにするとやりやすいのかなどをアドバイスし、一緒に考えてみてください。
料理は同時にやらなければいけない事や、不測の事態がつきものです。
大人は経験上、対応出来ることがほとんどですが、子ども達は対応の仕方を学んでいる最中ですので、おおらかな気持ちで解決に導きましょう。
でも、危険なことをしてしまった場合は、しっかり注意してくださいね!!

それではレシピのご紹介です。
手をしっかり洗ってから作りましょう!!

【千切りキャベツと豚肉の巻き巻きレンジ蒸し】

今回は、市販の千切りキャベツを使ったお手軽レシピです。
包丁を使える場合は、キャベツの千切りに挑戦してみるのもいいですね。

<材料(2人分)> 調理時間:30分
豚薄切り肉(部位はお好みで)・・12枚
※しゃぶしゃぶ用などごく薄切りがおすすめ
A塩・・小さじ1/4
A砂糖・・小さじ1/2
A酒・・小さじ1
A水・・小さじ2
キャベツ(市販の千切り)・・200g ※人参がミックスされているものでもOK

【タレ】
Bしょうゆ・・大さじ1・1/2
B砂糖・・大さじ1
B酒・・小さじ1
Bオイスターソース・・小さじ1/2
B顆粒中華だし・・小さじ1/4
Bにんにく(おろし)・・少々
B水・・小さじ2
B片栗粉・・小さじ1/4
ごま油・・小さじ1/4
白いりごま・・適量

<作り方>

1.バットなどに肉を広げ、合わせたAを片面に塗り、塗った面を上にしておく

2.キャベツを12等分にして肉の上におき、巻いていく

3.耐熱の器に(2)を放射状になるように1人分ずつおき、上からふんわりとラップをして600Wの電子レンジで3分~加熱する

4.少し大きめの耐熱ボウルにBの材料を入れてよく混ぜる
ふんわりとラップをかけて600Wの電子レンジで30秒加熱し、よく混ぜる
さらに30秒加熱して全体をよく混ぜ、仕上げにごま油を加える

5.(3)から水分が出ている場合は、ペーパータオルで水分を取って器に盛り、上から(4)をかけ、白いりごまを振る

<ポイント>

  • 電子レンジにかける工程では、器が大変熱くなることがあります。
    子どもに電子レンジから取り出してもらう場合は、鍋掴みなどでしっかりと手を保護してあげましょう。大人が取り出すときも、気を付けてください。
  • Bを加熱すると、液体が急に噴き出すことがあります。
    また片栗粉が熱せられて粘性を持つので、必ず大きめの耐熱のボウルを使用してください。
    電子レンジ使用中は目を離さず、液体が吹き出しそうになったら、扉を開けるか、取り消しボタンを押して加熱を止めましょう。

【栄養】

●豚肉
豚肉は、良質なたんぱく質が豊富で、疲労回復に効果的なビタミンB1血液を作るのに必要なビタミンB12をはじめとしたビタミンB群も含まれます。
また、貧血予防に欠かせない鉄や味覚を正常に保つ亜鉛も含みます。
これらの栄養素は成長期の子どもにとって欠かせないので、意識して摂るようにしましょう。
豚肉は、部位によって脂分が多い所もあります。
たんぱく質を重視したいときは、ヒレ肉やモモ肉などを選ぶとよいでしょう。

●キャベツ
キャベツは風邪予防や肌の調子を整えるビタミンCをはじめ、お通じを整える食物繊維・余分なナトリウムを体の外に出して、むくみなどを軽減させるカリウムを含みます。
そのほかにもたんぱく質からエネルギーを作る際に役立つビタミンB6カルシウムを骨に吸着させる際に必要なビタミンKも含む食材です。
またキャベツにはキャベジンの名で知られているビタミンUが含まれます。
ビタミンUは、胃腸の粘膜の保護や新陳代謝を促す働きがあるので、ストレスがたまりしやすい現代の子どもや大人には欠かせない栄養素のひとつです。
キャベツに含まれるビタミン類は水溶性の物が多いので、生食がおすすめですが、加熱する場合でも今回のような電子レンジや蒸し器で短時間といった方法だと栄養素の損失が少なくて済みます。
水溶性ビタミンはゆでたりすると液体中に流れ出てしまうので、液体の中に入れる場合は、スープのような一緒に飲める調理法で、短時間加熱がよいでしょう。

いかがでしたか。
今回のように子どもだけで調理出来る料理を作ることで、さまざまなことへのチャレンジ精神を養うことが出来るかもしれませんし、子どもの自信に繋がると思います。
食べることは一生のことなので、ぜひいろいろな料理に挑戦してみてくださいね。

Text by さゆり/食育インストラクター