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たべて元気♪「食だより」

食育レシピ

大好きだった懐かしの給食「シューアイス」を作ろう!

更新日:2025/06/19

給食にときどき登場するデザートのなかでも特に大好きだったのが「シューアイス」。
今回はそのシューアイスを再現してみました!
シュー生地を上手に膨らませるコツもご紹介します。

【ひんやりおいしい!「シューアイス」】

<材料(約10個分)> 調理時間:60分(冷やしかためる時間は除く)
■シュー生地
無塩バター(角切り)・・40g
水・・80g
塩・砂糖・・ひとつまみ
薄力粉・・45g
溶き卵(M玉)・・約1・1/2個分~

■アイスクリーム
卵黄・・2個
グラニュー糖・・45g
牛乳・・150g
バニラエッセンス・・数滴
生クリーム・・100g

<下準備>

  • 天板に薄く油(分量外)を塗ってアルミホイルをはり、上にも薄く油を塗っておく
  • しぼり袋に丸口金をつけておく
  • 薄力粉はふるっておく
  • オーブンは200℃に予熱する

<作り方>

  1. 【シュー生地を作る】
    小鍋にバター・水・塩・砂糖を入れて弱火にかける。
    バターが溶けたら強火にし、中心までしっかりと沸騰したら火から外し、薄力粉を一気に加える。

2.木ベラでよく混ぜ、粉っぽさが無くなったら再び火にかけ、木ベラで混ぜながら火を通す。(鍋底に薄い膜がはるのを目安に)
3.火からおろし、溶き卵を数回に分けて加え、都度よく混ぜ合わせる。(木ベラですべての生地をすくい上げ、キレイな逆三角形になるまで卵を加える)

    4.生地をしぼり袋に入れ、天板に10等分にしぼる。
    あまった溶き卵(なければ水でOK)をしぼり終わりにつけ、200℃のオーブンで25分焼く。
    5.【アイスクリームを作る】
    ボウルに卵黄・グラニュー糖を入れて白っぽくなるまで泡立て器でよく混ぜ合わせる。
    6.鍋に牛乳を入れて人肌まで温め、(5)に入れてよく混ぜる。
    ザルでこしながら鍋に戻し、弱火で7~8分ほど温める。(鍋底に線がかけるくらいが目安)
    7.(6)をボウルに移し、氷水にあててしっかり冷ます。冷めたらバニラエッセンスを加える。
    8.別のボウルに生クリームを加え、ピンとツノが立つまでしっかり泡立てる。
    (7)に2~3回に分けて生クリームを加え、都度サックリと混ぜ合わせ、丸口金をつけたしぼり袋に入れる。
    9.(4)のシュー生地が冷めたら(8)を生地の底からたっぷり詰め、冷凍庫で2~3時間冷やしかためる。

      今回はアイスクリームも手作りしましたが、市販のアイスを使ってもOKです。
      そのときは少し室温におき、やわらかくすると詰めやすくなります。

      【シュー生地が膨らまない!その原因とは?】

      「シュー生地が上手く膨らまない…」と悩む方も多いのでは?
      シュー生地を膨らませるために重要なのは「粉にしっかり火を入れる」ことです。
      この状態を「糊化(α化)」といい、小麦粉の中に含まれるでん粉を水と一緒に加熱すると、糊のような粘りのある生地になります。

      ポイント①:バターが溶けたら火を強め、泡が沸き上がるくらいまでしっかりと沸騰させる
      ポイント②:ひとかたまりになった生地を練りながら加熱する(生地の温度が80℃以上になるまで)※ただし、加熱し過ぎると油分が浮き出て卵が混ざりにくくなるので気をつけてください

      この2つに注意して生地作りを行うと、成功の確率がグンと上がります。

      また、卵を入れる量にも注意が必要です。
      卵は加熱による水分の蒸発量などによって入る量が異なります
      レシピに○○個と書かれているからとすべて加えてしまうとシューが膨らまないことも。
      先にも書いた通り、生地をすくい逆三角形になるのが目安
      入れ過ぎてしまうと修正がきかないので、最後の方は少しずつ卵を加えて生地のかたさを調整してください。

      ひんやりと冷たい「シューアイス」は、暑くなるこれからの季節にぴったり!
      シュー生地を作るのは少し大変ですが、自分で作るとアレンジも無限!
      アイスを抹茶やチョコに変えてみたり、アイスのほかにフルーツやナッツ、チョコチップを入れるのもよいですね。
      ぜひ、時間のあるときに作ってみてはいかがですか。

      Text by まち/食育インストラクター