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アレルギーアレルゲン除去による栄養対策レシピ⑤~動物性たんぱく質系のアレルギーの方むけ 植物性たんぱく質レシピ~

更新日:2022/08/17

食物によるアレルギー疾患を持つ方は年々増加傾向にあり、それにともなってアレルゲン除去食なども注目を集めています。
アレルギーを持つ方にとって、その食材以外から必要な栄養を摂ることが求められますが、どんな食材を使えばよいか迷ってしまうこともありますよね。
このシリーズでは、アレルゲン除去による栄養対策として、どのような食材を使えばよいか、そしてその中から簡単に出来るレシピをご紹介します。

【食物アレルギーとは】

食物アレルギーは、特定の食物を食べる(皮膚や粘膜に成分が付着・吸収され、起こる場合もあります。)ことによって免疫システムが過敏に反応し、起こります。
原因となるアレルゲンは食物に含まれるたんぱく質で、それが体内に入って消化吸収されると、血中でIgE抗体(免疫グロブリンE)というたんぱく質が作られます。
その後、再び同じ食物が体内に入ると、IgE抗体が過敏に反応し、アレルギー症状が現れます。
ひと口にたんぱく質といっても、食材によって構造が違うので、卵のたんぱく質に反応する方や、乳製品のたんぱく質に反応する方などさまざまです。

【食物アレルギーかなと思ったら】

起こりやすい症状としては多い順に

●皮膚症状(かゆみ・じんましん・紅斑など)
●呼吸器症状(咳・ぜんそくのようなゼイゼイとした状態など)
●粘膜症状(目の充血・くしゃみ・口の中や瞼・気道内の腫れなど)
●消化器症状(腹痛・嘔吐・下痢など)

が挙げられます。

反応がとても強く出ると、アナフィラキシーを起こし、アナフィラキシーショックなどの命に関わるショック症状を起こすこともあります。
症状が出るまでの時間もさまざまで、ほとんどの場合は食べた直後~2時間くらいで発症しますが、摂取後6~8時間後や、1~2日経って症状が現れたりもします。
また一見するとアレルギーとは無関係に見える、頭痛や血圧低下・不整脈の症状が出ることもありますので、自分や家族の様子がいつもと違うと感じたら、自己判断はせず、速やかに専門医に相談してください。
特に年齢の低い子どもは自分の状態をうまく伝えることが出来ないので、初めて食べる食材のほか、体調を崩しているときの食事後などはいつも以上に気にかけてあげましょう

【植物性たんぱく質を含む食材・食品】

植物性たんぱく質の多い食材・食品の代表選手は、大豆・大豆製品ですが、それ以外の豆類(えんどう豆・そら豆など)も他の植物性食品に比べて多いです。
豆類以外では、えんばく(オートミール)・大麦(押麦など)・全粒粉・そば・とうもろこし・芽キャベツなどもたんぱく質を多く含みます。
また、小麦グルテンで作る麩も植物性たんぱく質に富んでおり、手軽に使えて便利です。
今回は乾燥麩を使ったレシピをご紹介します。

【乾燥麩で竜田揚げ風】

<材料(2人分)> 調理時間:20分
焼き麩・・20個
Aしょうが(おろし)・・小さじ1
Aしょうゆ・・小さじ2
A砂糖・・小さじ1
Aみりん・・小さじ1
A塩・・少々
A酒・・小さじ2
片栗粉・・適量
揚げ油・・適量
レモン(くし切り)・・1/4個分

<作り方>
1.焼き麩はたっぷりの水で戻し、よくしぼる。
2.(1)・Aボウルに入れ、優しく混ぜて調味液を含ませ、5分ほどおく。
3.(2)に片栗粉をつけてしばらくおき、なじませる。
4.揚げる直前に(3)を2個ずつギュッとくっつけ、再度片栗粉をまぶし、180℃の揚げ油でカラッと揚げる。
5.器に盛り、お好みでレモンをかけていただく

【麩って何?】

麩は小麦粉と水を練り合わせて団子状にしたものを水の中でもみ洗いし、その工程を何度も繰り返して最後に残った弾力のあるかたまり「グルテン」を主原料としている食材です。
このグルテンに小麦粉を混ぜて成形し、焼いたり揚げたりしたものが「焼き麩」や「揚げ麩」で、もち粉を混ぜて蒸したりゆでたりすると「生麩」になります。
麩は中国から伝来し、室町時代には殺生を禁じる仏教徒である僧侶たちの貴重なたんぱく源のひとつとして食べられてきました。
庶民の間に普及したのは江戸時代で、以後各地の郷土に合ったさまざまな麩が誕生し、現在に至ります。
一見あまり栄養がないように見えますが、たんぱく質が豊富で、カリウムや鉄、カルシウムなど、さまざまな栄養素を含みます。

いかがでしたか。
植物性のたんぱく質は現在とても注目されているので、たくさんの商品が出ていますね。
自分の好みなどに合った食材を探してみるとレパートリーも広がりますので、お試しください。

Text byさゆり/食育インストラクター