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食材料理シャキシャキ食感が魅力の中国野菜、「チンゲン菜」の話

更新日:2022/09/23

中国野菜としてなじみ深い、チンゲン菜。
味にクセがないことから中華料理だけではなく、和食や洋食にもよく使われます。
春先にも多く出回りますが、おいしいのは気温が低くなる、これからの季節です。

【日本へ来たのはつい最近!?】

チンゲン菜は、中国が原産地のアブラナ科の緑黄色野菜です。
日本には1970年代前半、ほかの中国野菜と一緒に入ってきたなかのひとつでしたが、アクが少なく、味にクセがないことから日本人にも親しみやすく、数十年の間に全国に広まっていきました。
ハウス栽培が主流になり1年中栽培は可能ですが、極端な暑さには弱いため、多く出回る季節は、春と秋冬の2回です。
とくに、気温の低くなる秋から冬にかけて甘みが増し、葉もやわらかいことから9月~12月のチンゲン菜がおいしいとされています。

【チンゲン菜の選び方】

チンゲン菜は、葉が淡い緑色でハリのあるもの、茎が丸みを帯びていて肉厚のものを選ぶようにしましょう。
葉の緑色が濃すぎるものは成長し過ぎてアクが強く出る可能性があります。
保存するときは、乾燥しないようペーパータオルで包んでからラップで包み、ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室に立てて保存します。
すぐに使いきれない場合には、かためにゆでて、冷凍することも出来ます
ただし、食感は損なわれてしまうので、シャキシャキとした食感を楽しみたいのであれば、冷凍せずに使い切るようにしてください。

【チンゲン菜の栄養】

あっさりとした味とその見た目から「あまり栄養がないのでは?」と思われがちなチンゲン菜。
β-カロテンやビタミンKなどのビタミン類をはじめ、カルシウムや鉄などのミネラルが多く含まれています
β‐カロテンは、体内に入ると体が必要とする分だけビタミンAに変わります。
ビタミンAは、皮膚や粘膜を丈夫にして免疫力を高めたり、抗酸化作用があるため、がんの予防にも効果があります
ビタミンKは吸収されたカルシウムが骨に沈着するのを助ける働きがあり、健康な骨づくりには欠かせません。
これらのビタミンは脂溶性のため、油脂と一緒に食べると効率よく吸収されます。
鉄は、血液をつくるのに重要で、女性は不足しやすいので、ぜひ摂っていただきたい栄養素のひとつです。

【レンジでかんたん!「チンゲン菜のクリーム煮」】

「もう1品おかずが欲しい」というときに、少ない材料でかんたんに作れる、クリーム煮です。
チンゲン菜にベーコンや牛乳を合わせ、おいしいだけでなく、栄養面でも嬉しいレシピに仕上げました。

<材料(2人分)> 調理時間:15分
チンゲン菜・・2株
ハーフベーコン・・4枚
ごま油・・小さじ2
鶏がらスープの素・・小さじ1
牛乳・・200ml
A片栗粉・・大さじ1
A水・・大さじ1
塩・粗挽き黒こしょう・・各適量

<作り方>
1.チンゲン菜は茎と葉に分け、茎は2~3cm幅のそぎ切りに、葉はざく切りにする。ベーコンは1cm幅に切る。
2.耐熱ボウルに(1)・ごま油・鶏がらスープの素を入れ、均一になるよう全体を混ぜる。ふんわりとラップをかけ、600Wの電子レンジで2分加熱する。
3.チンゲン菜がしんなりしてきたら牛乳を入れて軽く混ぜ、再度ふんわりとラップをかけてさらに3~4分加熱する。
4.牛乳がしっかりと温まったら合わせたAを加えてよく混ぜ合わせ、ラップをかけずに1分加熱する。
5.全体をよく混ぜ、トロミがついたら塩・粗挽き黒こしょうで味を調える。

今回は中華風のクリーム煮をご紹介しましたが、ごま油をバターに、鶏がらスープの素を顆粒コンソメに変えれば、洋風のクリーム煮に変身します。
そのときは、お好みで粉チーズをふってもおいしいですよ。

1年中出回っていますが、この時期のチンゲン菜は、食感も味もひと味違います。
どんな料理とも相性がよいので、おいしいこの季節にチンゲン菜料理のレパートリーを増やしてみてはいかがでしょうか。

Text byまち/食育インストラクター