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たべて元気♪「食だより」

SDGs

お家で育ててみよう!~水耕栽培でサラダ菜作り~

更新日:2025/11/03

サラダにしたり、料理の彩りが足りないときに添えたりと、あると重宝する「サラダ菜」。
レタスのなかでも栽培が簡単と知り、水耕栽培でサラダ菜を育ててみました。

【水耕栽培のメリット】

水耕栽培とは、水と液体肥料だけで野菜や植物を育てる方法のことです。
家庭で水耕栽培をするときのメリットは、

小さなスペースで栽培ができる
・身近にあるもので栽培ができる
土を使わないので、虫がつきにくい
室内で気軽に栽培ができる 

などが挙げられます。

【水耕栽培で「サラダ菜」を育ててみよう!】

サラダ菜を育てるのに適した温度は、15~20℃です。
順調に育てば、2カ月くらいで収穫することができますよ。

<準備するもの>
●サラダ菜の種
●液体肥料
園芸店やホームセンター、通販などで購入ができます。
100円ショップなどにも売られている活力剤や栄養剤とは異なるので、準備するときは気をつけてください。
●スポンジ
台所用のスポンジ(材質がウレタンのもの)を準備してください。
ネットやたわしのようなかたい部分がついているものは、カットして取り外し、スポンジだけにします。
掃除などでよく使われるメラミンスポンジは密度が高く、かたいため、水耕栽培には適していません。
●少し深さがある容器
種を発芽させるときに使用します。
深さがあり、水を注いでも漏れないものであれば何でも大丈夫です。(今回は豆腐の容器を使用しました。)
●栽培用の容器(フタつきのもの)
今回は100円ショップに売っている、プラスチックの容器を使いました。
フタにスポンジがはまる程度の穴をあけておきます。
みそ、ヨーグルトなどの容器でも大丈夫です。
その場合には、容器をキレイに洗ってから使用してください。
※1個の容器で栽培できるのは、サラダ菜1個です。作る数によって容器を準備してください。

<栽培の手順>
①種まき
1)スポンジを2~3cm角にカットし、十字に切り込みを入れる。

2)深さのある容器にスポンジを並べて水を注ぎ、スポンジによく吸わせる。

3)スポンジの切り込みにサラダ菜の種を2~3粒差し込む。
(楊枝などを使うと差し込みやすいです)

4)直射日光のあたらない比較的暖かいところに置いて発芽を待つ。
※スポンジを乾燥させないよう注意してください。
※できるだけ毎日水を取りかえてください。

②発芽後
1)芽が出て、スポンジの下から根が出てきたら、栽培用容器に移し替える。(穴をあけたフタの部分に差し込む)
栽培用の容器に根に水が浸かるくらいまで液体肥料を入れる。
※水の交換は3日に1回程度、毎回液体肥料を入れるようにしてください。

2)葉が5枚程度出て苗が安定してきたら、生育のよい苗を1つ残して間引く。

3)引き続き、3日に1回程度水をかえ、大きくなるまで育てる。

サラダ菜が大きくなったら、いよいよ収穫!
いろいろな調理法でおいしくいただきましょう。

【サラダ菜がたくさん食べられる!「サラダ菜のふわ玉スープ」】

サラダ菜は、サラダなどの生食だけでなく、炒め物やスープにしてもおいしいです。
今回はふわふわ卵のかんたんスープレシピをご紹介します。

<材料(2人分)> 調理時間:10分
サラダ菜・・4~5枚
ミニトマト・・4個
溶き卵・・1個

A水・・300ml
A鶏がらスープの素・・小さじ1
Aしょうゆ・・小さじ1/2
A酒・・大さじ1
塩・こしょう・・少々

水溶き片栗粉(水:片栗粉=1:1)・・大さじ1
ごま油・・適量

<作り方>

1.サラダ菜はひと口大にちぎり、ミニトマトは2~4等分に切る。
2.鍋にAを入れて火にかけ、沸いたら(1)を入れてサッと煮る。
3.塩・こしょうで味を調え、水溶き片栗粉を加えてトロミをつける。
4.火を弱めて溶き卵を回し入れ、卵がかたまったら軽く混ぜる。
5.仕上げにごま油を加える。

    今回は中華風のスープにしましたが、鶏がらスープをコンソメに変えてもおいしいです。
    そのときは、卵に粉チーズを加えて作ると、風味よく、コクのある味わいになるのでおすすめです。

    これからどんどんと寒くなってくるので、サラダ菜は育ちにくいかも知れません。
    興味のある方は、3月下旬以降に種まきをすると、収穫の成功率も上がりますよ。

    Text by まち/食育インストラクター