image
image
image
image

たべて元気♪「食だより」

食材・料理

アボカドには美容効果がある?

更新日:2023/10/23

10月24日はアボカドの日!
皆さんはご存じでしたか?
濃厚な味わいでさまざまな料理に使うことができ、アレンジがしやすいですよね。
今回はそんなアボカドについてのお話です。

【アボカドの日とは】

アボカドのブランドが創業された年が1924年で、この年にちなみ、毎月24日を「アボカドの日」に制定しました。

【アボカドはどこで作られているの?】

アボカドは「アボガド」と誤って表記されている場合がありますが、「アボカド」が正しい名称です。
原産国はメキシコで、国内では和歌山県・静岡県・宮崎県などで生産されています。
でも、生産量は極めて少なく市場に出回っているほとんどが、メキシコやアメリカ産です。

【最も栄養価の高い果物】

アボカドはコクのあるまろやかな舌触りが特徴的でサラダやサンドウィッチといった、料理の具材として使われています。
スーパーなどでは野菜のコーナーに置かれていることが多いため、野菜だと思われがちですがアボカドは農林水産省の分類では果物に分類されます。
実は「最も栄養価の高い果物」としてギネスブックに登録されているんですよ!

【何が美容によいの?】

アボカドは美容によいと聞いたことがありませんか?
では何が美容によいのでしょうか?
それはアボカドに含まれる栄養に関係がありました。

オレイン酸
アボカドは「森のバター」といわれるほど、野菜や果物の中では脂質の多い食べ物です。
オレイン酸はオリーブオイルにも含まれている不飽和脂肪酸のひとつで、悪玉コレステロール抑制や血中中性脂肪の増加を抑える効果・便秘解消の効果があります。
脂質が高いアボカドですが、良質な脂質を摂ることが出来ます。

●ビタミンE
アボカドにはビタミンEが豊富に含まれています。
これは油脂に溶ける脂溶性ビタミンのひとつで、強い抗酸化作用を持っているのが特徴です。「若返りのビタミン」とも呼ばれています。
紫外線や外的刺激から肌を守り、適度な潤いを保つために必要なバリア機能を安定させます。
血行をよくする働きもあるため、血行障害によって生じる肩こり・頭痛・手足の冷えの予防にもよく、肌の血行も良くなるので美肌効果も期待できます。
また、ビタミンEは同じ抗酸化作用を持つビタミンC などと一緒に摂ると、より高い効果が期待できますよ。

●食物繊維
食物繊維には、水に溶ける水溶性食物繊維と溶けない不溶性食物繊維があり、アボカドには両方が含まれています。
水溶性食物繊維は、食後の血糖値をゆっくり上げる働きがあります。
不溶性食物繊維は便秘を防ぎ、生活習慣病の予防や改善も期待できます。
また、糖質の吸収をゆるやかにし、コレステロールの吸収を抑えるなど生活習慣病の予防にも役立ちます。

アボカドは栄養価の高い食材であり、美容効果も期待できます。
でも、脂質が多い分カロリーが高いので食べる量には十分気を付けましょう!

【アボカドの選び方】

●皮
すぐに食べる場合は、皮の色をチェックしましょう。
皮が黒くツヤがあるものがよいです。
逆に数日置いてから食べる場合は、濃いグリーンのものを選びましょう。

●ヘタ
アボカドは水分量の多い食べ物です。
収穫後水分が抜け、ヘタから縮む性質があります。
ヘタが取れそうなものや、取れているものは水分が抜けているか未成熟の可能性が高いので気を付けましょう。
また、触ったときにかたすぎないもので弾力のあるものがよいです。

【アボカドの保存方法】

アボカドを食べきれなくて、気づいたら黒くなっていることはありませんか?
アボカドが変色してしまうのは「ポリフェノールオキシターゼ」という酵素が空気に触れると酸素と結びつき酸化され、メラニン色素が作られるからです。
カットしたアボカドは切り口にレモン汁を少しかけてから、ラップでしっかり包んで冷蔵庫に保存するとアボカドの変色を防ぐことが出来ます。
ちなみに保存するときは種がついていない方ではなく、種がついている方を保存してください。(酸素に触れる面を少なくするため)

いかがでしたか?
美容効果の高いアボカドを日々の生活に取り入れてみて下さいね。

Text by あお/食育インストラクター