更新日:2023/05/15
食物によるアレルギー疾患を持つ方は年々増加傾向にあり、それにともなってアレルゲン除去食なども注目を集めていますね。このシリーズでは、アレルゲン除去による栄養対策レシピをご紹介します。今回は、乳・乳製品アレルギーに不足しがちなカルシウムを強化!
豆腐や油揚げ、納豆などの大豆製品や、骨まで食べられる小魚や殻まで食べられる小エビ、貝類、サバの缶詰、うなぎなどの魚介類に多く含まれています。また、菜の花、小松菜、モロヘイヤなどの野菜や、ひじき、昆布などにもカルシウムが含まれていますが、カルシウムの吸収率はそれほど高くありません。食品によってカルシウムの吸収率が異なるため、その吸収を高めるビタミンDやマグネシウム、たんぱく質などと一緒に摂るとよいでしょう。
カルシウムが豊富な高野豆腐を使ったおかず。
<材料(4人分)> 調理時間:25分
高野豆腐・・3枚ツナ缶(油漬け・ライト)・・1缶(70g)人参・・1/3本しいたけ・・3枚しょうが(みじん切り)・・小さじ1Aしょうゆ・・大さじ1・1/2A砂糖・・大さじ1・1/2A酒・・大さじ1Aみりん・・大さじ1A出汁・・1カップ水溶き片栗粉・・適量枝豆(冷凍)・・60gサラダ油・・大さじ1/2
<作り方>
1.高野豆腐は熱湯で戻し、粗熱が取れるまでそのままおく。
2.人参は7~8㎜角に切り、熱湯で30秒ほどゆでてザルに上げる。しいたけは1cm角に切る。枝豆は熱湯でサッとゆで、粗熱が取れたらさやから出す。
3.(1)の高野豆腐は水気を切り、泡立て器で崩しておく。
4.鍋にサラダ油を入れて熱し、しょうが・油を切ったツナを軽く炒め、(2)の人参・しいたけを加えてさらに炒める。
5.全体に油がなじんだら、A・(3)を加え、沸いたら弱火にして汁気がほぼなくなるまで煮、水溶き片栗粉でトロミをつける。
6.枝豆を加えてサッと炒め合わせて火を止める。
枝豆は彩りなので、ゆでたいんげんや絹さやなどに変えてもOKです。お弁当に入れる際には、しっかり冷まして汁気を切ってから入れてくださいね。
高野豆腐は、豆腐を凍結・熟成・加工・乾燥させたもので、古くから保存食として親しまれてきました。「凍り(こおり)豆腐」や「凍み(しみ)豆腐」とも呼ばれ、たんぱく質や脂質をはじめ、鉄やカルシウムなどの栄養素が豊富に含まれています。中でも注目したいのは、高野豆腐に多く含まれる難消化性たんぱく質「レジスタントプロテイン」!レジスタントプロテインは、植物性たんぱく質の一種で、腸内で消化・吸収されにくい性質があります。つまり、たんぱく質としての働きだけでなく、食物繊維のような働きもするのです。血糖値の上昇やコレステロールの吸収を抑える効果が期待できるほか、腸内環境を整え、便秘の改善にも役立ちます。
いかがでしたか?近年はアレルギーに対する理解が深まり、さまざまなレシピが紹介されています。乳・乳製品アレルギーは、成長期の子どもに欠かせないカルシウムが不足しがちになるため、注意してあげてください。
Text byくまこ/食育インストラクター
食物によるアレルギー疾患を持つ方は年々増加傾向にあり、それにともなってアレルゲン除去食なども注目を集めていますね。
このシリーズでは、アレルゲン除去による栄養対策レシピをご紹介します。
今回は、乳・乳製品アレルギーに不足しがちなカルシウムを強化!
【乳製品以外でカルシウムの多い食品は?】
豆腐や油揚げ、納豆などの大豆製品や、骨まで食べられる小魚や殻まで食べられる小エビ、貝類、サバの缶詰、うなぎなどの魚介類に多く含まれています。
また、菜の花、小松菜、モロヘイヤなどの野菜や、ひじき、昆布などにもカルシウムが含まれていますが、カルシウムの吸収率はそれほど高くありません。
食品によってカルシウムの吸収率が異なるため、その吸収を高めるビタミンDやマグネシウム、たんぱく質などと一緒に摂るとよいでしょう。
カルシウムが豊富な高野豆腐を使ったおかず。
【お弁当にもぴったり!炒り高野】
<材料(4人分)> 調理時間:25分
高野豆腐・・3枚
ツナ缶(油漬け・ライト)・・1缶(70g)
人参・・1/3本
しいたけ・・3枚
しょうが(みじん切り)・・小さじ1
Aしょうゆ・・大さじ1・1/2
A砂糖・・大さじ1・1/2
A酒・・大さじ1
Aみりん・・大さじ1
A出汁・・1カップ
水溶き片栗粉・・適量
枝豆(冷凍)・・60g
サラダ油・・大さじ1/2
<作り方>
1.高野豆腐は熱湯で戻し、粗熱が取れるまでそのままおく。
2.人参は7~8㎜角に切り、熱湯で30秒ほどゆでてザルに上げる。
しいたけは1cm角に切る。
枝豆は熱湯でサッとゆで、粗熱が取れたらさやから出す。
3.(1)の高野豆腐は水気を切り、泡立て器で崩しておく。
4.鍋にサラダ油を入れて熱し、しょうが・油を切ったツナを軽く炒め、(2)の人参・しいたけを加えてさらに炒める。
5.全体に油がなじんだら、A・(3)を加え、沸いたら弱火にして汁気がほぼなくなるまで煮、水溶き片栗粉でトロミをつける。
6.枝豆を加えてサッと炒め合わせて火を止める。
枝豆は彩りなので、ゆでたいんげんや絹さやなどに変えてもOKです。
お弁当に入れる際には、しっかり冷まして汁気を切ってから入れてくださいね。
【気になる栄養は?】
高野豆腐は、豆腐を凍結・熟成・加工・乾燥させたもので、古くから保存食として親しまれてきました。
「凍り(こおり)豆腐」や「凍み(しみ)豆腐」とも呼ばれ、たんぱく質や脂質をはじめ、鉄やカルシウムなどの栄養素が豊富に含まれています。
中でも注目したいのは、高野豆腐に多く含まれる難消化性たんぱく質「レジスタントプロテイン」!
レジスタントプロテインは、植物性たんぱく質の一種で、腸内で消化・吸収されにくい性質があります。
つまり、たんぱく質としての働きだけでなく、食物繊維のような働きもするのです。
血糖値の上昇やコレステロールの吸収を抑える効果が期待できるほか、腸内環境を整え、便秘の改善にも役立ちます。
いかがでしたか?
近年はアレルギーに対する理解が深まり、さまざまなレシピが紹介されています。
乳・乳製品アレルギーは、成長期の子どもに欠かせないカルシウムが不足しがちになるため、注意してあげてください。
Text byくまこ/食育インストラクター