image
image
image
image

たべて元気♪「食だより」

食材・料理

イライラしたらセロリを食べよう!

更新日:2026/01/23

漬け物やスープ、炒め物やスムージーなどさまざまな料理に使われるセロリ。
しかし、魅力でもある独特の香りが苦手という方も多くいらっしゃると思います。
今回はそんなセロリについてのお話です。

【セロリの歴史】

セロリは、古代ギリシャ、ローマ時代に薬草や香料として用いられる一方、葬儀や祭り、魔除けなどにも使われていました。
イタリアで薬用として栽培が始まったセロリは、フランスで食用として栽培されるようになったのをきっかけに、ヨーロッパやアメリカなどに普及しました。
日本には、16世紀末に加藤清正が東洋種のセロリを朝鮮半島から持ち帰ったのが最初といわれています。
その後、江戸時代にオランダ船によって西洋種も持ち込まれました。
幕末や明治時代に、セロリの栽培が行われていましたが、香りが強すぎてなかなか受け入れられませんでした。
第二次世界大戦後にようやく受け入れられるようになった野菜で、現在出回っているセロリは、比較的香りが弱いものが多いです。

【セロリの香りの秘密や栄養】

セロリには、独特の香りがあり苦手な方も多いですよね。
しかし、その香りには素敵な効果がたくさんあります。
セロリには約40種類の香り成分が含まれていますが、今回は、そのなかでも代表的な2つをご紹介します。
セロリの香り成分である「アピイン」や「セネリン」には、精神を安定させる効果があり、イライラや不安感を鎮め、ストレスを緩和するのに役立ちます。
また、食欲増進や血圧の上昇を抑える働きも期待できます。
ほかにも、ナトリウムの排出を促すカリウムや、ビタミン類も豊富に含まれています。
特に葉の部分はβ-カロテンがたっぷり含まれていて、含有量は茎の約2倍です。
β-カロテンは強い抗酸化作用があり、皮膚や粘膜の健康維持に役立ち、肌荒れや風邪、眼精疲労予防に働きます。

【おいしいセロリの選び方】

セロリを購入する際はまず、茎に注目しましょう。
おいしいセロリは茎の部分が肉厚で丸みのある形をしていて、みずみずしいです。
また、根元の内側の部分のくぼみが狭く、ひび割れていないものが良品です。
切り口が変色していたり、「す」が入っているものは繊維がかたいので注意が必要です。
次に葉を見てみましょう。
葉にツヤとハリがあり、鮮やかな緑色のものが良品です。
セロリは鮮度が落ちると、葉が黄色くなるので注意しましょう。

【葉つきで保存しないで!】

セロリを購入したあと、葉つきで保存していませんか?
セロリは葉がついていると水分が多く失われてしまうため、茎がすぐにしんなりしてしまいます
保存する際は葉と茎を分けましょう
どちらもよく洗い水気を切り、乾いたキッチンペーパーや新聞紙で包んでその上からラップで包むか袋に入れ、野菜室に立てて保存すると日持ちがよいですよ。
使い切れない場合は、適当な大きさに切り分けて、ラップで包み冷凍保存も可能です。
また、冷凍保存したセロリは、独特の香りが和らぎ食べやすくなります。
茎も葉も、凍ったまま加熱して調理できるので、セロリのにおいが苦手な方は、冷凍保存したもので挑戦してみましょう。

いかがでしたか?
セロリについて知っていただけたと思います。
独特な香りが苦手な方も多いですが、栄養価が高い野菜です。
炒め物やスープ、カレーなどの料理で肉や魚のにおいを和らげたり、風味づけに活躍します。
ぜひ挑戦してみて下さいね!

Text by あお/食育インストラクター