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たべて元気♪「食だより」

食材・料理

キウイの日に栄養たっぷりなキウイを食べよう

更新日:2024/08/31

爽やかな酸っぱさが特徴のキウイ。
みなさんは9月1日が何の日かご存知ですか?
そう!「キウイの日」です。
今回はそんなキウイのお話です。

【なんでキウイの日なの?】

「キュー(9)イ(1)」と読む語呂合わせからキウイ消費拡大を目的のために、9月1日をキウイの日と制定した記念日です。
スーパーなどで見かけるキウイはグリーンキウイかゴールドキウイで、その名の通り果肉の色が緑色か黄色のどちらかです。
それぞれにまつわる記念日もあるので、ぜひ調べてみて下さいね。

【気になるキウイの栄養】

●美肌効果と疲労回復のビタミンC
キウイにはビタミンCが豊富です。
ビタミンCは紫外線やストレスなどで受けたお肌のダメージを回復させる効果や疲労回復、免疫機能の維持に欠かせません。

 ●塩分を調節してくれるカリウム
カリウムは体内の余分な塩分や水分を排出してくれる働きがあります。
高血圧の予防やむくみの解消に役立ちます。

●腸内環境を整える食物繊維
食物繊維は2種類があり、水に溶ける水溶性と水に溶けない不溶性です。
キウイには2つの食物繊維が含まれているのが特徴です。
水溶性食物繊維は便をやわらかくする働きや、腸内細菌のエサとなり腸内環境を整える善玉菌を増やす働きがあります。
また、不溶性食物繊維には便のカサを増やし排便を促す働きがあり、便秘や大腸がんの予防に効果があります。

【舌がピリピリするのはなぜ?】

キウイを食べて舌が痛くなった経験がある方も多いと思います。
ピリピリする原因は、アクチニジンと呼ばれるたんぱく質分解酵素によるものです。
舌は刺激が触れるのを保護するために、唾液に含まれているたんぱく質におおわれています。
ところが、このアクチニジンは唾液のたんぱく質を分解してしまいます。
そのため、保護を失った舌がむき出しになるので、刺激に敏感になるのです。
ただし、この現象には個人差があります。
唾液の量やたんぱく質の量によって、ピリピリとしない方もいます。
もし、ピリピリと痛くなってしまったら、牛乳やヨーグルトをとると、痛みが和らぐのでおすすめです。
ちなみに舌がピリピリする以外に、唇やのどの痛み、かゆみなどの症状が出た場合はアレルギーの可能性もあります。
心配な方は、医療機関に相談しましょう。

【輪切りよりもおすすめな切り方】

キウイには上下があるのをご存じですか?
枝になっているところを見る機会はほとんどないと思います。
キウイはひとつずつぶら下がるようになり、下の方から熟していきます。
よって、枝がついている上の方はかたく酸味があり、下の方がよりやわらかく甘みがあります。(スーパーでなど売っているキウイを見てみると、ガクのようなものがついている方が上です。)
上下で甘みややわらかさに差があることから、一般的な輪切りだと食べる部分で、甘いものと酸っぱいものに分かれてしまいます。
そこで、縦に切る方がひと切れごとの甘みややわらかさのばらつきが無いのでおすすめです。

【おいしいキウイの選び方】

せっかくキウイを買ったのに酸っぱくておいしくないという経験をされたことはありませんか?
そこで、おいしいキウイの選び方をご紹介します。
グリーンキウイの場合は、果皮の色が濃すぎないもので産毛が全体に均一についていて、表面にシワのないものを選びましょう。
また、軽く握って弾力とやわらかさを感じたら食べごろのサインです。
一方、ゴールドキウイは産毛があまりない品種なので、果皮に傷が無くなめらかなものを選びましょう。

いかがでしたか?
9月はまだまだ暑く、体力が落ちている時期です。
そんなときは、キウイを食べて水分と栄養を補給しましょう。

Text by あお/食育インストラクター