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たべて元気♪「食だより」

健康づくり

ストレス社会と折り合いをつける!疲れやすさと食事の繋がり(part1)

更新日:2026/02/23

忙しい1日が終わり、ようやく自宅に着いたと思ったらもうくたくた…何もする気が起きない…。
体の衰えを感じる年齢になってきたなら、ある程度疲労を感じるのは仕方がないと思うかもしれません。
しかし、現在は若年層の疲労も問題になってきていて、疲労は日本社会全体に蔓延しているといっても過言ではありません。
今回はそんな疲労と食事の関係についてのお話です。

【「疲労」とは何か?】

疲労・疲れた、といった言葉は私たちの社会ではあたり前につぶやかれるもので、多くの方が共感できるものです。
しかし、疲れ方にはさまざまな種類と原因があり、改善するためにはそれぞれ適切なアプローチが必要になります。
例えば、慢性的な睡眠不足による疲労感がある人が、疲労回復のためにたくさんの食べ物を食べたとしても、根本的な原因は改善されないままなので効果が薄いどころか、食べ過ぎによる肥満を招くリスクを抱えてしまう、といった悪循環に陥ることもあるのです。
疲労の大きな原因となるのが、栄養不足・睡眠不足・運動不足の三つの不足と、ストレスです。
複数該当することもあるので、どれかひとつに原因をしぼるのではなく、自分の生活を振り返りながら、深刻なものから改善に着手するとよいでしょう。

【栄養不足が原因となる疲労】

ここでは栄養不足による疲労についてお話します。
栄養バランスの整った食事を食べることは、必要な部分に速やかに栄養素を送り、体の疲労を回復させることに繋がります
しかし、疲れていると栄養バランスの整った食事を用意するのも一苦労。
すぐに食べられる手軽なものだけでいいや…といったことが常習化してしまうと、食事を食べているけれど、代謝に必要な栄養が足りないので疲れが取れない。病気というほどではないけれど、体のあちこちに不調を感じる…といった状態になります。

疲労感が抜けない方に不足しがちな栄養素が、ビタミンです。
ビタミンには水溶性と脂溶性の2種類があり、このうち水溶性ビタミンは体内に留めておくことができないので不足しやすく、食事できちんと補給する必要があります。
水溶性ビタミンのなかで特に注目したいのが、ビタミンB群です。
ビタミンB群は脂質や糖質・たんぱく質などのエネルギー源を代謝するために使われるビタミンです。
ビタミンB群が不足している状態では、エネルギー源となる栄養素を体の中にうまく取り込むことができず、無駄にしてしまいます。
ビタミンB群は数が多く、ひとつの食品を取れば全部が摂れる!というものは無いので、たくさんの食品をまんべんなく食べるようにするのがおすすめです。
例えば、糖質の代謝を助けるビタミンB1は穀類(胚芽)や豚肉・レバーなどに多いので、疲れているときは胚芽精米や玄米などを食べるようにしたり、主菜は豚肉にするなどがよいでしょう。
糖質・たんぱく質・脂質の代謝に関わるビタミンB2は卵や納豆・乳製品や葉物野菜に多く含まれるので、副菜などで上手に取り入れると効率的です。
たんぱく質の代謝に必要なビタミンB6は日常的に体をよく動かす人は多めに摂った方がよい栄養素です。
カツオ・マグロなどの魚類・肉類に多く含まれているほか、たくさんの食品に少しずつ含まれているので、通常の食事で不足することは少ない栄養素です。
バナナにも多く含まれるので、間食やデザートに選ぶと無駄がありません。

休んだけれどなかなか疲れが取れない、は多くの現代人が抱える悩みのひとつ。
改善へのアプローチは個人差がありますが、食事は疲労回復への重要な手段のひとつです。
欠食や暴食・偏食などは疲労回復を妨げる要素なので、一度食事の内容を見直してみてはいかがでしょう。

Text by はむこ/食育インストラクター