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たべて元気♪「食だより」

健康づくり

スーパーフードってどんな食品?その③ チアシード編

更新日:2024/09/13

健康や美容のトレンドに敏感な方なら、一度は聞いたことがあるスーパーフード。
今回はスーパーフードのひとつ、チアシードについてお話します!

【まるで黒ごまのようだけれど…?プチプチ食感の秘密】

チアシードはスーパーフードの代表格といわれることもあるほどメジャーな存在。
中南米が原産で、シソ科に属しているチアという植物の種です。
一般的には種を食用とするために栽培されますが、発芽させ、スプラウトとしてサラダなどで食べることもあります
チアシードは一見するとごまによく似ていていますが、吸水するとゼリー状の食感になるのが最大の特徴です。
このゼリー質のもとになっているのが、グルコマンナンという水溶性食物繊維
お腹の中をゆっくりと移動して、老廃物や余分なコレステロールの排出を手助けしてくれる効果があります。
腹持ちもよくなるので、食べ過ぎの予防効果も期待できます。
また、鉄や亜鉛・カルシウムなどのミネラルも含んでいます。
鉄やカルシウムは日本人に不足しがちな栄養素のひとつなので、意識して摂りたい栄養素です。
チアシードだけで1日分を補えるほどではありませんが、おかずやデザートに少量ずつ取り入れてみるとバランスの改善に繋がります。
ちなみに、チアシードには発芽毒と呼ばれる有毒物質(アブシジン酸)が含まれていて危険だとする説があります。
アブシジン酸はチアシードだけではなく、玄米や野菜類に広く含まれる植物ホルモンの一種です。
さらに、日本の食品安全委員会はアブシジン酸の安全性についてのデータを公表しているので、チアシードをごく一般的な量(1日10g程度)を召し上がる分には、大きな心配をする必要は無いと言えるでしょう。

【どうやって食べたらいい?】

体によい栄養素をたくさん含むチアシード。
しかし、日本ではまだそれほどなじみがない食品なので、いざ購入したものの使い方がわかりにくいことも…?
まだ食べ慣れないときは、デザートにして食べることがおすすめです。
チアシードは味や香りが少なく、ゼリーのような甘い味つけをしても違和感がありません。
慣れてきたら、サラダや酢の物など料理に合わせると、食感をいかしておいしく召し上がれます。

今回はチアシードと香りのよいココナッツを合わせた濃厚なプリンのレシピをご紹介します。
ゼラチンや寒天などを使わなくても作れるので、火を使わずに調理できるのも嬉しいポイントですね☆

【チアシードのココナッツミルクプリン

<材料> 調理時間:25分(冷蔵時間は除く)

チアシード・・大さじ3
Aココナッツミルク・・75ml
A牛乳・・150ml
Aはちみつ・・大さじ2

ブルーベリー・・適量
ラズベリー・・適量
スペアミント・・お好みで

<作り方>

1.ボウルにチアシード・Aを入れてよく混ぜ、10~15分おく。

2.もう一度よく混ぜ、容器に入れて冷蔵庫で2時間以上冷やす。

3.ブルーベリー・ラズベリーをのせ、お好みでスペアミントをのせる。

<ポイント>

・はちみつはお好みで砂糖・メープルシロップなどに変更してもおいしく召し上がれます。
・一食分ずつ小分けにして冷凍も可能です。

腹持ちのよいチアシードをたっぷりの旬の果物と一緒に食べると、ビタミン・ミネラルもしっかり補給できるので、朝食として召し上がるのもおすすめです。
前日の夜に冷蔵しておけば、朝には取り出して食べるだけなので忙しいときにも役に立ちますよ。

慣れれば簡単に調理できるうえに、栄養素も補給できるチアシード。
食物繊維が不足しがちな現代の食生活に取り入れてみてはいかがでしょう。

Text by はむこ/食育インストラクター