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たべて元気♪「食だより」

SDGs

ノウフクJASって知ってる?

更新日:2026/03/04

皆さんは「ノウフクJAS」という言葉を聞いたことがありますか?
スーパーなどでJASマークを見たことがある方も多いと思います。
今回はノウフクJASについてお話します。

【そもそもJASってどんな制度?】

JASとは、「日本農林規格(Japanese Agricultural Standards)」の頭文字を取った通称です。
これは、農林水産品やその加工品の品質や製品の内容、生産方法などの基準を定める国家規格です。
国から認証を受けると、その証としてJASマークを表示することができます。
JASに関する法律は、1950年にJAS法として制定されました。
当時は戦後の混乱もあり、物資が不足していて粗悪品も出回っていました。
そんな状況を解消するために、市場に出回る食品の品質・仕様などを一定の基準に揃えるこの法律が作られました。
その後、1970年に品質表示基準制度を加えて、現在のJAS制度の基盤が出来上がりました。なお、品質表示基準制度は現在、JAS法から2013年に制定された食品表示法に変わっています

【ノウフクJASとは?】

そもそもノウフクという名前は「農福連携」に由来しています。
農福連携とは、農業と福祉の連携によりそれぞれの課題の解決を目指す仕組みです。
障害を持った方や高齢の方などが農業分野で活躍することを通じて、社会参加や生きがいを持ってもらうことや、新たな農業の担い手の確保として期待されています。
「ノウフクJAS」は、2019年に新たなJAS制度として制定された日本農林規格で、正式名称は「障害者が生産行程に携わった食品及び鑑賞用の植物の農林規格」です。
これは、みんなが地域の一員となり、一緒になって地域を作っていく取り組みを評価するものです。
ノウフクJASの認証のためには生産者の管理体制が基準を満たし、農林水産物が規格に基づいて生産されているかなどを、認証機関から認めてもらう必要があります。
これには、書類審査→実地検査などが必要です。
ノウフクJAS認証を受けた商品には、JASマークをつけることができます。

【日常でJASマークを見つけてみよう】

JASマークには大きく分けて4種類があります。どんなJASマークがあるのか見てみましょう。

●JASマーク
品位、成分、性能などについてのJAS規格(一般JAS規格)を満たした食品や農林水産物などにつくマークです。
例えば、しょうゆやジャム、カップ麺などです。

●有機JASマーク
化学肥料や農薬を使わずに栽培された農産物や有機加工食品につくマーク
です。
このマークがついている商品は環境に配慮した方法で生産されたことが保証されています。
具体的には、有機野菜や有機果物などが含まれます。
また、有機JASマークがついていない農産物と農産物加工食品には、「有機〇〇」などと表示することができません。

●特色JASマーク
特色JASマークは日本の伝統的な方法で生産された製品や付加価値のある製品などに表示され、ほかの製品との差別化を行うことが出来るマークです。
富士山と太陽を組み合わせてデザインされています。
先ほどご紹介したノウフクJASもこの特色JASマークです。
また、これまで使用されていた特定JASマークと生産情報公表JASマークは、この特色JASマークに統合されました。

●試験方法JASマーク
国際的な評価基準に基づいた特定の試験方法を行った結果の信頼性を証明するマーク
です。
このマークは私たち消費者が目にすることはほとんどありませんが、特定の成分などが含まれていることを示すことにより、事業者の生産技術など強みをアピールすることができます。

いかがでしたか?
スーパーなどで買い物をする際は、パッケージの裏をよく見てみてください。さまざまなところにJASマークがあるかもしれません。

Text by あお/食育インストラクター