更新日:2025/09/08
いつでも手に入りやすく、栄養補給にピッタリのバナナ。今回はバナナを使った離乳食(初期編)をご紹介します。バナナは消化がよく、離乳食初期から使えるのも嬉しいですね。
つけ根が太くしっかりとしていているもの、皮に傷がなく全体が黄色く色づいたもの、房で購入する場合は1本1本の大きさが揃い丸みを帯びているものを選びましょう。バナナは低温に弱いため常温で保存します。冷蔵庫に入れると低温障害を起こし、皮が真っ黒になってしまうので注意しましょう。保存するときは、バナナスタンドに吊り下げたり、重みで傷まないよう山型にふせて冷暗所に置きます。購入後数日経つと、茶色い斑点がみられるようになります。これは、「シュガースポット」と呼ばれるバナナの完熟のサイン。より甘味の強いバナナを食べたいときは、このシュガースポットが出るまで常温で置いておくとよいでしょう。また、未熟の青いバナナはりんごと一緒にビニール袋に入れておくとエチレンガスの作用で早く追熟します。
バナナの主成分はブドウ糖や果糖、ショ糖、でんぷんなどの糖質です。同じ糖質でも、吸収されてからすぐにエネルギーになるブドウ糖などと、時間をかけてゆっくりエネルギーに変わるでんぷんなど、吸収されるタイミングが異なります。バナナはこれらの糖質がバランスよく含まれ、即効性と持続力に優れているため、スポーツ選手や子どものエネルギー補給源としておすすめです。そのほか、エネルギーの代謝を助け、成長をサポートするビタミンB群や、体内の余分なナトリウムを排出するカリウム、腸内環境を整える食物繊維も含まれています。
離乳食初期(ゴックン期・5~6カ月)レシピ
<材料(作りやすい分量)>調理時間:15分バナナ・・1本水・・大さじ2
<作り方>1.バナナは皮をむき、5mm厚さの輪切りにする2.耐熱容器に(1)・水を入れ、ふんわりとラップをかけ、600Wの電子レンジで約30~40秒、バナナがやわらかくなるまで加熱する3.すり鉢に(2)を入れ、なめらかになるまですりつぶす
バナナを加熱することで殺菌されるので、抵抗力の弱い赤ちゃんでも安心して食べられます。すりつぶしたものは、粗熱を取ってから製氷皿などに入れて冷凍することも可能です。その場合は、1週間を目安に使い切りましょう。解凍するときは、1食分を耐熱皿に取り出し、ふんわりラップをかけて600Wの電子レンジで約20~30秒加熱します。粗熱をとってから赤ちゃんに食べさせるようにしましょう。
初期からステップアップ!応用編。
■離乳食中期(モグモグ期・7~8カ月)の場合指で軽く力を入れてバナナがつぶせるかたさであれば加熱しなくてもOK。刻んで粗くすりつぶします。
おすすめメニュー:「バナナきな粉ヨーグルト」
この時期からヨーグルトが使えるようになります。バナナを器に入れ、ヨーグルト・きな粉を和えてできあがり。
■離乳食後期(カミカミ期・9~11カ月)の場合中期同様加熱しなくてもOK、5~7㎜角に切ってから与えます。
おすすめメニュー:「バナナ豆腐のディップトースト」
豆腐はゆでて裏ごし、バナナは半分刻んで残りはフォークの背でつぶします。ボウルに豆腐・バナナを入れて和え、スティック状に切ったサンドイッチ用食パンのトーストの上にのせて完成。
■離乳食完了期(パクパク期・1才~1才6カ月)の場合1cm角くらいや、長いまま手づかみ食べさせてもOK。
おすすめメニュー:「バナナパンケーキ」
ボウルにバナナを入れてフォークでつぶします。小麦粉・牛乳・ベーキングパウダーを入れ、さっくり混ぜます。熱したフライパンにバターを少々溶かし、手づかみ食べしやすいサイズに生地を入れ、両面こんがり焼いて出来上がり。
上記はあくまで目安なので、赤ちゃんの食べる機能の発達に合わせ、かたさ・大きさを調整しましょう。
いかがでしたか?バナナは、栄養価が高く、離乳食でも使いやすいので、ぜひ活用してみてください♪
Text by くまこ/食育インストラクター
いつでも手に入りやすく、栄養補給にピッタリのバナナ。
今回はバナナを使った離乳食(初期編)をご紹介します。
バナナは消化がよく、離乳食初期から使えるのも嬉しいですね。
【バナナの選び方】
つけ根が太くしっかりとしていているもの、皮に傷がなく全体が黄色く色づいたもの、房で購入する場合は1本1本の大きさが揃い丸みを帯びているものを選びましょう。
バナナは低温に弱いため常温で保存します。
冷蔵庫に入れると低温障害を起こし、皮が真っ黒になってしまうので注意しましょう。
保存するときは、バナナスタンドに吊り下げたり、重みで傷まないよう山型にふせて冷暗所に置きます。
購入後数日経つと、茶色い斑点がみられるようになります。
これは、「シュガースポット」と呼ばれるバナナの完熟のサイン。
より甘味の強いバナナを食べたいときは、このシュガースポットが出るまで常温で置いておくとよいでしょう。
また、未熟の青いバナナはりんごと一緒にビニール袋に入れておくとエチレンガスの作用で早く追熟します。
【バナナの栄養は?】
バナナの主成分はブドウ糖や果糖、ショ糖、でんぷんなどの糖質です。
同じ糖質でも、吸収されてからすぐにエネルギーになるブドウ糖などと、時間をかけてゆっくりエネルギーに変わるでんぷんなど、吸収されるタイミングが異なります。
バナナはこれらの糖質がバランスよく含まれ、即効性と持続力に優れているため、スポーツ選手や子どものエネルギー補給源としておすすめです。
そのほか、エネルギーの代謝を助け、成長をサポートするビタミンB群や、体内の余分なナトリウムを排出するカリウム、腸内環境を整える食物繊維も含まれています。
離乳食初期(ゴックン期・5~6カ月)レシピ
【バナナのペースト】
<材料(作りやすい分量)>調理時間:15分
バナナ・・1本
水・・大さじ2
<作り方>
1.バナナは皮をむき、5mm厚さの輪切りにする
2.耐熱容器に(1)・水を入れ、ふんわりとラップをかけ、600Wの電子レンジで約30~40秒、バナナがやわらかくなるまで加熱する
3.すり鉢に(2)を入れ、なめらかになるまですりつぶす
バナナを加熱することで殺菌されるので、抵抗力の弱い赤ちゃんでも安心して食べられます。
すりつぶしたものは、粗熱を取ってから製氷皿などに入れて冷凍することも可能です。
その場合は、1週間を目安に使い切りましょう。
解凍するときは、1食分を耐熱皿に取り出し、ふんわりラップをかけて600Wの電子レンジで約20~30秒加熱します。
粗熱をとってから赤ちゃんに食べさせるようにしましょう。
初期からステップアップ!応用編。
■離乳食中期(モグモグ期・7~8カ月)の場合
指で軽く力を入れてバナナがつぶせるかたさであれば加熱しなくてもOK。
刻んで粗くすりつぶします。
おすすめメニュー:「バナナきな粉ヨーグルト」
この時期からヨーグルトが使えるようになります。
バナナを器に入れ、ヨーグルト・きな粉を和えてできあがり。
■離乳食後期(カミカミ期・9~11カ月)の場合
中期同様加熱しなくてもOK、5~7㎜角に切ってから与えます。
おすすめメニュー:「バナナ豆腐のディップトースト」
豆腐はゆでて裏ごし、バナナは半分刻んで残りはフォークの背でつぶします。
ボウルに豆腐・バナナを入れて和え、スティック状に切ったサンドイッチ用食パンのトーストの上にのせて完成。
■離乳食完了期(パクパク期・1才~1才6カ月)の場合
1cm角くらいや、長いまま手づかみ食べさせてもOK。
おすすめメニュー:「バナナパンケーキ」
ボウルにバナナを入れてフォークでつぶします。
小麦粉・牛乳・ベーキングパウダーを入れ、さっくり混ぜます。
熱したフライパンにバターを少々溶かし、手づかみ食べしやすいサイズに生地を入れ、両面こんがり焼いて出来上がり。
上記はあくまで目安なので、赤ちゃんの食べる機能の発達に合わせ、かたさ・大きさを調整しましょう。
いかがでしたか?
バナナは、栄養価が高く、離乳食でも使いやすいので、ぜひ活用してみてください♪
Text by くまこ/食育インストラクター