更新日:2024/07/05
赤や黄色など鮮やかな色で食卓を彩ってくれるパプリカ。青臭くなく食べやすいという方も多いのではありませんか?今回はそんなパプリカについてのお話です。
パプリカは韓国やオランダ、ニュージーランドから輸入されることが多いのですが、近年では国産も増えており、国内だと宮城県や茨城県、大分県などでも多く生産されています。季節を問わず一年を通して手に入りますが、本来パプリカの旬は6月~9月です。
パプリカとピーマンは見た目がとても似ていますが、別の種類の野菜なのでしょうか?結論からいうと、パプリカはピーマンの一種でナス科トウガラシ属の野菜です。しかし、パプリカとピーマンは収穫時期に大きな違いがあります。一般的なピーマンは成熟前に収穫するので緑色をしていますが、そこで収穫せず完熟させると、赤色になります。この色がついたピーマンをカラーピーマンと呼んでいます。カラーピーマンは大きく分けると5つに分類され、その中でも100gを超える大型で肉厚な品種がパプリカです。
パプリカは赤・オレンジ・黄色が一般的ですよね。色が違うだけと思われがちですが、実は少しずつ違いがあるんです。もちろんピーマンと同じで熟度によって色が変わりますが、栄養素にも違いがあります。赤のパプリカにはカプサイシンという赤い色素が含まれています。カプサイシンには強い抗酸化作用があり、動脈硬化やがん予防の効果が期待できます。また、黄色のパプリカにはルテインという黄色い色素が含まれています。ルテインには目の老化を抑制する効果があります。
肉厚で張りがあり、色が鮮やかなものがよいものです。しわがあるものやヘタが乾いているものは鮮度が落ちているので気をつけましょう。日にちが経つとヘタから傷みやすいので、注意してください。また、使い切れず保存する場合は水分に弱い野菜のため、表面に水分を残さないよう、乾いたキッチンペーパーなどで優しく拭き取ってから冷蔵庫で保存して下さい。
基本的にパプリカは皮をむかずに食べることが多いと思いますが、皮の食感が好きではない方もいると思います。また、ムースやマリネのような料理の場合には皮をむくことで舌触りのよい仕上がりになるので、おすすめです。そこで、パプリカの皮のむき方を紹介します。
●電子レンジ
1.パプリカを半分に切り、種とヘタを取る。2.切ったパプリカを1つずつラップで包む。3.500Wで1分30秒から2分加熱する。(しんなりするまで)4.電子レンジから出して冷水に入れながら皮をむく。
●ゆでる
1.鍋にたっぷりの水を入れて沸騰させる。2.パプリカを1個丸ごと入れ、2~3分ゆでる。3.氷水に入れる。4.粗熱が取れたら皮をむく。
●トースター
1.パプリカを半分に切り、種とヘタを取る。2.アルミホイルの上に乗せ、トースターで15分焼く。3.アルミホイルに包んで5分蒸らし、皮をむく。
甘味が増していっそうおいしくなるので、ぜひ試してみて下さい!
パプリカについて知っていただけたかと思います。サラダやソテーなど調理法のジャンルを問わず活用できます。パプリカを使って、いつもより少しだけ食卓を華やかにしてみるのは、いかがでしょうか?
Text by あお/食育インストラクター
赤や黄色など鮮やかな色で食卓を彩ってくれるパプリカ。
青臭くなく食べやすいという方も多いのではありませんか?
今回はそんなパプリカについてのお話です。
【産地と旬】
パプリカは韓国やオランダ、ニュージーランドから輸入されることが多いのですが、近年では国産も増えており、国内だと宮城県や茨城県、大分県などでも多く生産されています。
季節を問わず一年を通して手に入りますが、本来パプリカの旬は6月~9月です。
【パプリカとピーマンの違いは?】
パプリカとピーマンは見た目がとても似ていますが、別の種類の野菜なのでしょうか?
結論からいうと、パプリカはピーマンの一種でナス科トウガラシ属の野菜です。
しかし、パプリカとピーマンは収穫時期に大きな違いがあります。
一般的なピーマンは成熟前に収穫するので緑色をしていますが、そこで収穫せず完熟させると、赤色になります。
この色がついたピーマンをカラーピーマンと呼んでいます。
カラーピーマンは大きく分けると5つに分類され、その中でも100gを超える大型で肉厚な品種がパプリカです。
【パプリカの色の秘密】
パプリカは赤・オレンジ・黄色が一般的ですよね。
色が違うだけと思われがちですが、実は少しずつ違いがあるんです。
もちろんピーマンと同じで熟度によって色が変わりますが、栄養素にも違いがあります。
赤のパプリカにはカプサイシンという赤い色素が含まれています。
カプサイシンには強い抗酸化作用があり、動脈硬化やがん予防の効果が期待できます。
また、黄色のパプリカにはルテインという黄色い色素が含まれています。
ルテインには目の老化を抑制する効果があります。
【おいしいパプリカの見分け方】
肉厚で張りがあり、色が鮮やかなものがよいものです。
しわがあるものやヘタが乾いているものは鮮度が落ちているので気をつけましょう。
日にちが経つとヘタから傷みやすいので、注意してください。
また、使い切れず保存する場合は水分に弱い野菜のため、表面に水分を残さないよう、乾いたキッチンペーパーなどで優しく拭き取ってから冷蔵庫で保存して下さい。
【ひと手間プラスでよりおいしく】
基本的にパプリカは皮をむかずに食べることが多いと思いますが、皮の食感が好きではない方もいると思います。
また、ムースやマリネのような料理の場合には皮をむくことで舌触りのよい仕上がりになるので、おすすめです。
そこで、パプリカの皮のむき方を紹介します。
●電子レンジ
1.パプリカを半分に切り、種とヘタを取る。
2.切ったパプリカを1つずつラップで包む。
3.500Wで1分30秒から2分加熱する。(しんなりするまで)
4.電子レンジから出して冷水に入れながら皮をむく。
●ゆでる
1.鍋にたっぷりの水を入れて沸騰させる。
2.パプリカを1個丸ごと入れ、2~3分ゆでる。
3.氷水に入れる。
4.粗熱が取れたら皮をむく。
●トースター
1.パプリカを半分に切り、種とヘタを取る。
2.アルミホイルの上に乗せ、トースターで15分焼く。
3.アルミホイルに包んで5分蒸らし、皮をむく。
甘味が増していっそうおいしくなるので、ぜひ試してみて下さい!
パプリカについて知っていただけたかと思います。
サラダやソテーなど調理法のジャンルを問わず活用できます。
パプリカを使って、いつもより少しだけ食卓を華やかにしてみるのは、いかがでしょうか?
Text by あお/食育インストラクター