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たべて元気♪「食だより」

食材・料理

世界三大美果!マンゴーってどんなフルーツ?

更新日:2025/07/25

夏になると食べたくなる濃厚な甘みが魅力的なマンゴーは、世界三大美果のひとつに数えられています。
今回はそんなトロピカルフルーツ、マンゴーについてお話します。

【世界三大美果とは】

世界三大美果は、チェリモヤ・マンゴスチン・マンゴーです。
チェリモヤやマンゴスチンは初めて聞く方が多いのでは?
それぞれ紹介していきます。

●チェリモヤ
チェリモヤは南アメリカのペルーやエクアドル原産で、大きさは直径10~15㎝ほどです。
果肉は白いクリーム状で糖度が20度以上と高いので、「森のアイスクリーム」とも呼ばれています。

●マンゴスチン
マンゴスチンは別名「果物の女王」と呼ばれています。
紫の分厚い皮に包まれた白色半透明の果肉は4〜6つに分かれており、皮をむいたみかんにそっくりです。
果物の女王と呼ばれるのに相応しく、上品な甘さと程よい酸味があります。

●マンゴー
上記の二つよりも、身近に感じるマンゴー。
インド、マレー半島が原産で、濃厚な甘みとねっとりとした食感が特徴です。
日本ではメキシコやフィリピン産のマンゴーが有名ですが、近年では沖縄県や、宮崎県、鹿児島県などの国産マンゴーも多く見かけるようにました。

【日本で見かけるマンゴー】

マンゴーと聞いて一番初めに思い浮かぶのはアップルマンゴ―と呼ばれるタイプだと思います。
熟すと皮がりんごのように赤くなり、濃厚な甘みを持つのが特徴で、国内で栽培されているマンゴーのほとんどがこのアップルマンゴ―です。
次に代表的な品種は、ペリカンマンゴーです。
細長い見た目は、まるでペリカンのくちばしのようです。
主にフィリピンで栽培されています。
淡い黄色の果皮が特徴で、甘みだけでなく酸味も強く、さっぱりとした味わいが特徴です。
3つ目は、最近注目されてきた品種、キーツマンゴーです。
主に沖縄県で栽培されています。
沖縄県以外ではあまり流通していない、非常に珍しい品種です。
果皮が緑色で、果肉はオレンジ色です。果肉はとても甘く、その甘さはメロンに匹敵するといわれています。

【マンゴーの美容効果】

マンゴーにはさまざまな栄養が含まれていますが、なかでも多く含まれている栄養成分と効能についてご紹介します。

 ●美肌作りをサポート
ビタミンC
はコラーゲンの生成を行い、シミの原因であるメラニン色素の抑制、日焼け防止などの効果があります。
β-カロテンは体内でビタミンAに変わります。ビタミンAは細胞の老化を抑える抗酸化作用があり、美肌効果・皮膚粘膜の保護・がん予防が期待できます。

●むくみ予防
マンゴーには食物繊維も豊富に含まれています。
食物繊維は腸内環境を整え、便通をサポートします。
また、カリウムも多く含まれ、体内の余分な水分と塩分を排出し、高血圧・むくみ予防に効果的です。

【世界のマンゴー料理】

日本ではそのまま食べたり、ケーキや飲み物などに入れて使われていますよね。
世界では、それ以外にもさまざまな料理に利用されています。

●インド
インドでは、マンゴーラッシーや、マンゴーチャツネ、マンゴーカレーなどが有名です。
マンゴーチャツネとは、マンゴーにスパイスや砂糖などの味を効かせた調味料です。
カレーの隠し味に使われたり、パンやクラッカーにつけて食べられています。

●タイ
タイではカオニャオ・マムアンや青マンゴーのサラダなどが人気です。
カオニャオ・マムアンはもち米を塩とココナッツミルクで炊いたものに、完熟マンゴー添えたタイの伝統的なデザートです。
甘くてモチモチとした食感が特徴的です。

いかがでしたか?
甘くて美容効果のあるマンゴー。
フレッシュで食べたり、ドライフルーツや冷凍フルーツなどさまざまな楽しみ方があります。
ぜひこの夏、食べてみて下さいね。

Text by あお/食育インストラクター