更新日:2023/12/18
12月になり、冷え込みが増してきた今日このごろ。季節問わず「体の冷え」を感じる方は、よりつらい季節ですね…。今回は、寒い冬こそ積極的に行いたい、『温活』についてのお話です。
『温活』とは、体を温めて基礎体温を上げ、体調不良などを改善することです。体温が低いことでさまざまな不調をきたすケースもあるため、年々温活への注目が高まっています。
冷えは男性にも起こりうる症状ですが、圧倒的に女性に多いとされています。その理由としては、下記の内容が挙げられます。
●筋肉量の少なさ男性に比べて、女性は筋肉が少ないため、熱をつくりにくい体質と言えます。また、心臓のポンプの働きや血を末梢まで運ぶ筋肉の働きが弱いことも冷え性の原因になります。
●血管の細さ一般的に女性の方が男性よりも血管が細く、それにより末端の血行が悪くなりやすいのです。これがいわゆる「血行不良」で、このため冷えに繋がりやすいと考えられています。
●服装の傾向女性は、男性に比べてスカートやワンピースなど服装的に冷えやすいものが多い傾向にあります。さらに、昔は冷えといえば冬の寒さが原因でしたが、今は夏場でも冷房によって冷えることが多く、年中冷え性に悩まされる方も少なくありません。
体の冷えは「万病のもと」とも考えられ、さまざまな体調不良が起こりやすくなります。症状は個人差がありますが、今回はその一部をご紹介します。
・生理不順・アトピー性皮膚炎・腰痛・肩こり・頻尿・慢性的な疲労・不眠
上記以外にも、抜け毛や白髪、歯周病、ドライアイ、疲れ目、肌荒れなどが挙げられます。
“体を温める作用がある野菜”と言えば…そう、「しょうが」です!しょうがの辛味成分であるジンゲロンとショウガオールには、発汗作用・血行促進・食欲増進などの効果があります。実は、しょうが以外にも体を温めるのに効果的な栄養素や食材が数多くあります。それがこちら!
●ビタミンC血液の主要材料となる鉄の吸収を促し、血行促進に役立ちます。(多く含まれている食材:ピーマン類、ブロッコリー、カリフラワー、柿など)
●ビタミンE血管を広げて血液の循環、ホルモン分泌を調整する働きがあります。(多く含まれている食材:うなぎ、アーモンド、ピーナッツ、モロヘイヤなど)
●ポリフェノール活性酸素を取り除き、血液の循環を改善します。なかでも、ヘスペリジンという成分は末端血管を強化させる働きがあるので、末端冷え性の改善に効果的です。(多く含まれている食材:みかんやレモンなどの柑橘類、さくらんぼなど)
皆さんはいくつご存知でしたか?これらを組み合わせることで、より強い効果が期待できますよ☆日々の食事の中で、少し意識してみてくださいね。
『温活』では、“冷たい飲食物は避け、できるだけ温かい食べ物や飲み物を摂取する”、“シャワー浴だけでなく、湯船に浸かる”、“日常生活にウォーキングなどの適度な運動を取り入れる”なども効果的です。
皆さんもこの冬は、食事・運動といった生活習慣を見直し、『温活』してみてはいかがでしょうか?
Text by ろい/食育インストラクター
12月になり、冷え込みが増してきた今日このごろ。
季節問わず「体の冷え」を感じる方は、よりつらい季節ですね…。
今回は、寒い冬こそ積極的に行いたい、『温活』についてのお話です。
【そもそも『温活』ってなに?】
『温活』とは、体を温めて基礎体温を上げ、体調不良などを改善することです。
体温が低いことでさまざまな不調をきたすケースもあるため、年々温活への注目が高まっています。
【女性は男性よりも冷えやすい?】
冷えは男性にも起こりうる症状ですが、圧倒的に女性に多いとされています。
その理由としては、下記の内容が挙げられます。
●筋肉量の少なさ
男性に比べて、女性は筋肉が少ないため、熱をつくりにくい体質と言えます。
また、心臓のポンプの働きや血を末梢まで運ぶ筋肉の働きが弱いことも冷え性の原因になります。
●血管の細さ
一般的に女性の方が男性よりも血管が細く、それにより末端の血行が悪くなりやすいのです。
これがいわゆる「血行不良」で、このため冷えに繋がりやすいと考えられています。
●服装の傾向
女性は、男性に比べてスカートやワンピースなど服装的に冷えやすいものが多い傾向にあります。
さらに、昔は冷えといえば冬の寒さが原因でしたが、今は夏場でも冷房によって冷えることが多く、年中冷え性に悩まされる方も少なくありません。
【冷えが体にもたらす影響】
体の冷えは「万病のもと」とも考えられ、さまざまな体調不良が起こりやすくなります。
症状は個人差がありますが、今回はその一部をご紹介します。
・生理不順
・アトピー性皮膚炎
・腰痛
・肩こり
・頻尿
・慢性的な疲労
・不眠
上記以外にも、抜け毛や白髪、歯周病、ドライアイ、疲れ目、肌荒れなどが挙げられます。
【体を温めるのに効果的な栄養素】
“体を温める作用がある野菜”と言えば…そう、「しょうが」です!
しょうがの辛味成分であるジンゲロンとショウガオールには、発汗作用・血行促進・食欲増進などの効果があります。
実は、しょうが以外にも体を温めるのに効果的な栄養素や食材が数多くあります。
それがこちら!
●ビタミンC
血液の主要材料となる鉄の吸収を促し、血行促進に役立ちます。
(多く含まれている食材:ピーマン類、ブロッコリー、カリフラワー、柿など)
●ビタミンE
血管を広げて血液の循環、ホルモン分泌を調整する働きがあります。
(多く含まれている食材:うなぎ、アーモンド、ピーナッツ、モロヘイヤなど)
●ポリフェノール
活性酸素を取り除き、血液の循環を改善します。
なかでも、ヘスペリジンという成分は末端血管を強化させる働きがあるので、末端冷え性の改善に効果的です。
(多く含まれている食材:みかんやレモンなどの柑橘類、さくらんぼなど)
皆さんはいくつご存知でしたか?
これらを組み合わせることで、より強い効果が期待できますよ☆日々の食事の中で、少し意識してみてくださいね。
『温活』では、“冷たい飲食物は避け、できるだけ温かい食べ物や飲み物を摂取する”、“シャワー浴だけでなく、湯船に浸かる”、“日常生活にウォーキングなどの適度な運動を取り入れる”なども効果的です。
皆さんもこの冬は、食事・運動といった生活習慣を見直し、『温活』してみてはいかがでしょうか?
Text by ろい/食育インストラクター