更新日:2025/01/03
寒い季節に温かい部屋でゆっくり過ごすと、気持ちもほっこりしますね。今回は、そんなひとときにおすすめのレシピをご紹介します。お子さん主体で作れるような簡単な内容なので、親子で挑戦してみてください。
お子さんの年齢などによって出来る作業が変わります。事前に材料や手順を確認し、どんな作業なら出来そうか相談することは、考えながら作業をする練習にもなります。そして・・・一番大切なのは、切り方や手順を間違えても怒らないことです。どうしたら軌道修正出来るのか、出来ない場合は、どんなレシピになら変化させられるのかを一緒に考えてみてください。料理は同時にやらなければいけないことや、不測の事態がつきものです。大人は経験上、対応出来ることがほとんどですが、子どもたちは対応の仕方を学んでいる最中ですので、おおらかな気持ちで解決に導きましょう。でも、危険なことをしてしまった場合は、しっかり注意してくださいね!!
市販のロールケーキを使って作るドームケーキです。マスカルポーネチーズを使って、コクのある味に仕上げています。
<材料(直径15cmのボウル1個分)> 調理時間:30分(冷やしかためる時間は除く)
ロールケーキ・・1本 ※直径6~7cm・長さ15cmくらいのものを使用A マスカルポーネチーズ・・200gA グラニュー糖・・20g生クリーム(35%くらいのもの)・・100gリキュール(お好みのもの)・・小さじ1 ※今回はオレンジ系のリキュールを使用板チョコレート・・1枚(約50g)ビスケット・・30gC マスカルポーネチーズ・・50gC グラニュー糖・・30gC リキュール(お好みのもの)・・小さじ1生クリーム(40%台のもの)・・200g
ピュアココアパウダー・・適量ミント・・お好みで
<作り方>
1.ロールケーキは5~6mm厚に切る。
2.ボウルにラップを敷き、(1)のロールケーキをまんべんなく敷き詰める。※後ほど使用するので一部は取っておく
3.ボウルにAの材料を入れ、泡立て器で空気を入れるようによく混ぜる。
4.(3)に生クリーム(35%)・リキュールを合わせ、泡立て器でツノが立つまで器でよく混ぜる。※リキュールは香り付け程度ですが、アルコールが気になる場合は入れなくて構いません。
5.板チョコ・ナッツを包丁で粗く刻み、(4)に加え混ぜ、(2)に入れる。
6.(5)の上に(1)の残りをのせてフタをし、ラップで密閉して冷蔵庫で冷やしかためる。
7.別のボウルにCを入れてなめらかになるまでよく混ぜ、生クリーム(40%台)を加えてハンドミキサーか泡立て器で泡立てる。
8.(6)が冷えかたまったらボウルから取り出してラップを外す。
9.(8)に(7)をしぼり、上からココアパウダーをかける。切り分けて器に盛り、お好みでミントを添える。
工程6で上からしっかり押すことで密着し、切り分け作業がしやすくなります。中に入れるものはフルーツと生クリームや、アイスクリームにしてもおいしいです。冷凍してアイスケーキのようにしてもおいしいですよ。リキュールを使用しない場合、コーヒーシロップなどをロールケーキの内側に塗ると、ティラミスのような味わいになります。(カフェインレスのインスタントコーヒーなどもあるので、それを活用するとカフェインも気になりません。)周りにクリームをデコレーションしない場合は、ロールケーキの渦がそのまま見えます。ホイップしたクリームを切り分けたケーキに添えて召し上がってください。
今回使用したマスカルポーネチーズは、イタリアを代表するフレッシュチーズのひとつです。フレッシュチーズには、クリームチーズやフロマージュブランといった酸味の強いチーズもありますが、マスカルポーネは酸味が控えめです。マスカルポーネはチーズのなかでも乳脂肪分が高いので、ミルク感が強く、コクのある味わいです。砂糖は添加されていませんが、その脂肪分の高さから甘いと感じる人も多いのではないでしょうか。マスカルポーネを使った有名なデザートにティラミスがありますが、デザートだけでなく料理に合わせて楽しむことも出来ます。
乳製品は骨などを丈夫にするカルシウムや、体を維持する上で欠かせないたんぱく質を豊富に含む食材です。カルシウムは体内での吸収率があまりよくない栄養素のひとつですが、牛乳をはじめとする乳製品の消化吸収率は40~70%と比較的高いのが特徴です。吸収されたカルシウムは、体の中のさまざまな場所で使われているので、継続して摂ることが大切です。カルシウムの吸収をよくするには、一緒にビタミンDを摂ると効率が上がります。ビタミンDは野菜や果物にはあまり含まれず、きのこや魚などに含まれます。今回のようなデザートに食材として使用するのは難しいので、デザート前の食事の中に摂り入れるとよいでしょう。また、ビタミンDは紫外線を浴びることで体内でも生成することが出来ます。15~30分程度日光を浴びれば生成が可能なので、雨の日を除く週3~4回を目安に日中歩いたり、遊んだりすればOKです。ビタミンDは脂溶性ビタミンです。摂り過ぎると体内に蓄積し、過剰症を起こす場合があるので、サプリメントではなく、まずは食事などから摂ることを心掛けてください。
いかがでしたか。冬休みは、夏休みよりも期間が短いですが、ぜひ家族やお友達と楽しいひと時を過ごしてください。
Text by さゆり/食育インストラクター
寒い季節に温かい部屋でゆっくり過ごすと、気持ちもほっこりしますね。
今回は、そんなひとときにおすすめのレシピをご紹介します。
お子さん主体で作れるような簡単な内容なので、親子で挑戦してみてください。
【一緒に作る大人の方へ】
お子さんの年齢などによって出来る作業が変わります。
事前に材料や手順を確認し、どんな作業なら出来そうか相談することは、考えながら作業をする練習にもなります。
そして・・・一番大切なのは、切り方や手順を間違えても怒らないことです。
どうしたら軌道修正出来るのか、出来ない場合は、どんなレシピになら変化させられるのかを一緒に考えてみてください。
料理は同時にやらなければいけないことや、不測の事態がつきものです。
大人は経験上、対応出来ることがほとんどですが、子どもたちは対応の仕方を学んでいる最中ですので、おおらかな気持ちで解決に導きましょう。
でも、危険なことをしてしまった場合は、しっかり注意してくださいね!!
【型不要!焼く手間なしのドームケーキ】
市販のロールケーキを使って作るドームケーキです。
マスカルポーネチーズを使って、コクのある味に仕上げています。
<材料(直径15cmのボウル1個分)> 調理時間:30分(冷やしかためる時間は除く)
ロールケーキ・・1本 ※直径6~7cm・長さ15cmくらいのものを使用
A マスカルポーネチーズ・・200g
A グラニュー糖・・20g
生クリーム(35%くらいのもの)・・100g
リキュール(お好みのもの)・・小さじ1 ※今回はオレンジ系のリキュールを使用
板チョコレート・・1枚(約50g)
ビスケット・・30g
C マスカルポーネチーズ・・50g
C グラニュー糖・・30g
C リキュール(お好みのもの)・・小さじ1
生クリーム(40%台のもの)・・200g
ピュアココアパウダー・・適量
ミント・・お好みで
<作り方>
1.ロールケーキは5~6mm厚に切る。
2.ボウルにラップを敷き、(1)のロールケーキをまんべんなく敷き詰める。
※後ほど使用するので一部は取っておく
3.ボウルにAの材料を入れ、泡立て器で空気を入れるようによく混ぜる。
4.(3)に生クリーム(35%)・リキュールを合わせ、泡立て器でツノが立つまで器でよく混ぜる。
※リキュールは香り付け程度ですが、アルコールが気になる場合は入れなくて構いません。
5.板チョコ・ナッツを包丁で粗く刻み、(4)に加え混ぜ、(2)に入れる。
6.(5)の上に(1)の残りをのせてフタをし、ラップで密閉して冷蔵庫で冷やしかためる。
7.別のボウルにCを入れてなめらかになるまでよく混ぜ、生クリーム(40%台)を加えてハンドミキサーか泡立て器で泡立てる。
8.(6)が冷えかたまったらボウルから取り出してラップを外す。
9.(8)に(7)をしぼり、上からココアパウダーをかける。
切り分けて器に盛り、お好みでミントを添える。
【ポイント】
工程6で上からしっかり押すことで密着し、切り分け作業がしやすくなります。
中に入れるものはフルーツと生クリームや、アイスクリームにしてもおいしいです。
冷凍してアイスケーキのようにしてもおいしいですよ。
リキュールを使用しない場合、コーヒーシロップなどをロールケーキの内側に塗ると、ティラミスのような味わいになります。(カフェインレスのインスタントコーヒーなどもあるので、それを活用するとカフェインも気になりません。)
周りにクリームをデコレーションしない場合は、ロールケーキの渦がそのまま見えます。
ホイップしたクリームを切り分けたケーキに添えて召し上がってください。
【マスカルポーネチーズとは】
今回使用したマスカルポーネチーズは、イタリアを代表するフレッシュチーズのひとつです。
フレッシュチーズには、クリームチーズやフロマージュブランといった酸味の強いチーズもありますが、マスカルポーネは酸味が控えめです。
マスカルポーネはチーズのなかでも乳脂肪分が高いので、ミルク感が強く、コクのある味わいです。
砂糖は添加されていませんが、その脂肪分の高さから甘いと感じる人も多いのではないでしょうか。
マスカルポーネを使った有名なデザートにティラミスがありますが、デザートだけでなく料理に合わせて楽しむことも出来ます。
【乳製品の栄養】
乳製品は骨などを丈夫にするカルシウムや、体を維持する上で欠かせないたんぱく質を豊富に含む食材です。
カルシウムは体内での吸収率があまりよくない栄養素のひとつですが、牛乳をはじめとする乳製品の消化吸収率は40~70%と比較的高いのが特徴です。
吸収されたカルシウムは、体の中のさまざまな場所で使われているので、継続して摂ることが大切です。
カルシウムの吸収をよくするには、一緒にビタミンDを摂ると効率が上がります。
ビタミンDは野菜や果物にはあまり含まれず、きのこや魚などに含まれます。
今回のようなデザートに食材として使用するのは難しいので、デザート前の食事の中に摂り入れるとよいでしょう。
また、ビタミンDは紫外線を浴びることで体内でも生成することが出来ます。
15~30分程度日光を浴びれば生成が可能なので、雨の日を除く週3~4回を目安に日中歩いたり、遊んだりすればOKです。
ビタミンDは脂溶性ビタミンです。
摂り過ぎると体内に蓄積し、過剰症を起こす場合があるので、サプリメントではなく、まずは食事などから摂ることを心掛けてください。
いかがでしたか。
冬休みは、夏休みよりも期間が短いですが、ぜひ家族やお友達と楽しいひと時を過ごしてください。
Text by さゆり/食育インストラクター