更新日:2025/12/15
今年も残りわずか。おうち時間が増える冬休みに親子で料理をしませんか?
今回は子どもと一緒に楽しく作れる「にんじんガレット」のレシピをご紹介します♪
フランス料理のひとつである「じゃが芋のガレット(ガレット・デ・ポムドゥ・テール)」は、じゃが芋を水にさらさず、でんぷん質を活用して焼きかためて作ります。今回はじゃが芋ではなく、にんじんに変え、片栗粉やチーズを加えて作るようにアレンジしました。
<材料> 調理時間:20分にんじん・・小1/2本(75g)A片栗粉・・大さじ1Aピザ用チーズ・・30gA粗挽き黒こしょう・・少々
サラダ油・・小さじ2バター・・小さじ1
パセリ(みじん切り)・・少々
<作り方>
1.にんじんは千切りにする。※できるだけ細くしましょう。※スライサーを使ってもOK!お子さんがスライサーを使う場合は、指を切らないようしっかり見守ってくださいね。2.(1)をポリ袋に入れ、Aを加えて振り混ぜる。3.フライパンにサラダ油を熱して(2)を平らに広げ、フライ返しで軽く押さえてしっかりまとめ、表面が焼きかたまるまで3分ほどじっくり焼く。4.チーズがこんがり焼けたら裏返し、バターを加えてさらに2分焼く。※一度お皿に移してから裏返してもOK。5.(4)を食べやすい大きさに切って器に盛り付け、パセリをふる。
にんじんはなんといってもβ-カロテンが豊富!β‐カロテンは、体内で必要な分だけビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を正常に保って免疫力を高めるため、口内炎や風邪・ウイルスなどの感染症の予防に効果が期待できます。また、β-カロテンは油脂と一緒に摂ると体内での吸収率が高まるので、今回のレシピのように、サラダ油やバターと一緒に摂ると効率的です。そのほか、にんじんには腸内環境を整えて便秘の予防に役立つ食物繊維や、むくみを予防するカリウムなども多く含まれています。にんじんにはたくさんの栄養が詰まっているので、成長期のお子さんにはしっかり食べてほしい野菜のひとつですね!
ガレットはフランス語で「円く薄いもの」という意味で、円く平らに焼いた料理やお菓子などを指します。一般的にガレットというと、フランス北西部ブルターニュ地方の郷土料理のそば粉で作ったクレープを呼びます。そば粉・塩・水を混ぜ合わせた生地を円く薄く焼き、卵やハム、ほうれん草などの具材をのせたあと、正方形に形を整えた料理で、日本にも専門店がたくさんあります。ちなみに本場ブルゴーニュ地方では、りんごの発泡酒である「シードル」と一緒に食べるのが定番の組み合わせです。ガレットの歴史は古く、紀元前7000年ころ、ある女性が太陽の熱で熱々だった小石の上にそば粉で作ったおかゆをこぼし、おかゆが焼けてしまって食べてみたらおいしかったというのが始まりなのだとか。ガレットの語源は諸説ありますが、フランス語で「小石」を意味する「ガレ(galaet)」で、石の上で焼いたことに由来する説が有力です。そば粉のクレープ以外にも、じゃが芋のガレット(ガレット・デ・ポムドゥ・テール)などガレットと呼ばれるものがあります。実はじゃが芋のガレットもブルターニュ地方で生まれた料理です。この地域は、そばやじゃが芋の栽培が盛んで地元の人たちが手軽に作れる料理として広まり、食文化として根づいたようです。ほかにも、「ガレット」という名前がつくお菓子があります。たっぷりのバターや小麦粉を使用し1cm厚さに伸ばし円形にかたどって焼いたサクサクのクッキーの「ガレット・ブルトンヌ」、フランスで1月6日の公現祭(エピファニー)で食べる伝統菓子「ガレット・デ・ロワ」などです。興味のある方はチェックしてみてください。
いかがでしたか?「にんじんのガレット」は、にんじん本来の甘さが感じられる一品なので、にんじんが苦手なお子さんも食べられるかもしれません。せっかくの冬休み。親子でいろいろな料理にチャレンジし、楽しい食卓を囲んでください♪
Text by くまこ/食育インストラクター
今年も残りわずか。
おうち時間が増える冬休みに親子で料理をしませんか?
今回は子どもと一緒に楽しく作れる「にんじんガレット」のレシピをご紹介します♪
フランス料理のひとつである「じゃが芋のガレット(ガレット・デ・ポムドゥ・テール)」は、じゃが芋を水にさらさず、でんぷん質を活用して焼きかためて作ります。
今回はじゃが芋ではなく、にんじんに変え、片栗粉やチーズを加えて作るようにアレンジしました。
【にんじんガレット】
<材料> 調理時間:20分
にんじん・・小1/2本(75g)
A片栗粉・・大さじ1
Aピザ用チーズ・・30g
A粗挽き黒こしょう・・少々
サラダ油・・小さじ2
バター・・小さじ1
パセリ(みじん切り)・・少々
<作り方>
1.にんじんは千切りにする。
※できるだけ細くしましょう。
※スライサーを使ってもOK!お子さんがスライサーを使う場合は、指を切らないようしっかり見守ってくださいね。
2.(1)をポリ袋に入れ、Aを加えて振り混ぜる。
3.フライパンにサラダ油を熱して(2)を平らに広げ、フライ返しで軽く押さえてしっかりまとめ、表面が焼きかたまるまで3分ほどじっくり焼く。
4.チーズがこんがり焼けたら裏返し、バターを加えてさらに2分焼く。
※一度お皿に移してから裏返してもOK。
5.(4)を食べやすい大きさに切って器に盛り付け、パセリをふる。
【にんじんの栄養】
にんじんはなんといってもβ-カロテンが豊富!
β‐カロテンは、体内で必要な分だけビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を正常に保って免疫力を高めるため、口内炎や風邪・ウイルスなどの感染症の予防に効果が期待できます。
また、β-カロテンは油脂と一緒に摂ると体内での吸収率が高まるので、今回のレシピのように、サラダ油やバターと一緒に摂ると効率的です。
そのほか、にんじんには腸内環境を整えて便秘の予防に役立つ食物繊維や、むくみを予防するカリウムなども多く含まれています。
にんじんにはたくさんの栄養が詰まっているので、成長期のお子さんにはしっかり食べてほしい野菜のひとつですね!
【ガレットとは?】
ガレットはフランス語で「円く薄いもの」という意味で、円く平らに焼いた料理やお菓子などを指します。
一般的にガレットというと、フランス北西部ブルターニュ地方の郷土料理のそば粉で作ったクレープを呼びます。
そば粉・塩・水を混ぜ合わせた生地を円く薄く焼き、卵やハム、ほうれん草などの具材をのせたあと、正方形に形を整えた料理で、日本にも専門店がたくさんあります。
ちなみに本場ブルゴーニュ地方では、りんごの発泡酒である「シードル」と一緒に食べるのが定番の組み合わせです。
ガレットの歴史は古く、紀元前7000年ころ、ある女性が太陽の熱で熱々だった小石の上にそば粉で作ったおかゆをこぼし、おかゆが焼けてしまって食べてみたらおいしかったというのが始まりなのだとか。
ガレットの語源は諸説ありますが、フランス語で「小石」を意味する「ガレ(galaet)」で、石の上で焼いたことに由来する説が有力です。
そば粉のクレープ以外にも、じゃが芋のガレット(ガレット・デ・ポムドゥ・テール)などガレットと呼ばれるものがあります。実はじゃが芋のガレットもブルターニュ地方で生まれた料理です。
この地域は、そばやじゃが芋の栽培が盛んで地元の人たちが手軽に作れる料理として広まり、食文化として根づいたようです。
ほかにも、「ガレット」という名前がつくお菓子があります。
たっぷりのバターや小麦粉を使用し1cm厚さに伸ばし円形にかたどって焼いたサクサクのクッキーの「ガレット・ブルトンヌ」、フランスで1月6日の公現祭(エピファニー)で食べる伝統菓子「ガレット・デ・ロワ」などです。
興味のある方はチェックしてみてください。
いかがでしたか?
「にんじんのガレット」は、にんじん本来の甘さが感じられる一品なので、にんじんが苦手なお子さんも食べられるかもしれません。
せっかくの冬休み。
親子でいろいろな料理にチャレンジし、楽しい食卓を囲んでください♪
Text by くまこ/食育インストラクター