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たべて元気♪「食だより」

パパ・ママ

夏休み!チャレンジレシピ~子どもと作ろう~フルーツポンチ~

更新日:2025/07/23

長い夏休みがやってきました!
このシリーズでは、子どもと一緒に楽しく作れるレシピをご紹介します♪
今回は暑いこの季節にピッタリ!「フルーツポンチ」を作ります。

【フルーツポンチとは?】

フルーツポンチとは、シロップや炭酸水を混ぜ合わせ、カットしたフルーツを浮かべたデザートです。
「フルーツポンチ」の由来は諸説ありますが、もともとは「フルーツパンチ」という名称だったようです。
英語圏では「ポンチ」は一般的に「パンチ(punch)」と呼ばれ、「パンチ」とは、インド発祥で、ヒンディー語で5を意味し、アラック(蒸留酒)、水、レモン、砂糖、紅茶などの5種類の材料を用いた飲み物を指しました。
その後、欧米に伝わり、材料も5種類にこだわらなくなったようです。
パンチをボウルに作り、食卓でパンチカップに小分けするスタイルで、赤ワインを使ったクラレットパンチをはじめ、紅茶を使ったティーパンチフルーツを使ったフルーツパンチなどがありました。
そしてこのフルーツパンチのカクテルを1923年銀座千疋屋二代目社長が、当時流行していた風刺絵のポンチ絵を掛け合わせて「フルーツポンチ」と名付けたという説が有力です。
今では、当時のアルコール入りフルーツポンチがノンアルコールフルーツポンチに変化し、子どもも楽しめるデザートになりました。

【噴水フルーツポンチ】

<材料> 調理時間:20分
みかん缶詰(固形)・・1缶分
キウイフルーツ・・1個
お好みのカットフルーツ・・適量
冷凍ベリー・・適量
A白玉粉・・50g
A水・・45g~
みかん缶詰(シロップ)・・100ml
炭酸水(加糖・ペットボトル)・・500ml
ラムネ菓子・・6粒

<下準備>
・炭酸水の入ったペットボトルはラベルをはがし、きれいに洗って、常温においておく
・みかん缶詰は果肉とシロップに分けておく
<作り方>
1.キウイフルーツは食べやすい大きさに切り、カットフルーツは大きければ食べやすい大きさに切る
2.白玉団子を作る
ボウルにAを入れ混ぜ、耳たぶくらいのかたさになるまで手でこねる
※ボロボロと生地がまとまらない場合は水を少しずつ加えてください
16等分にし、丸めて中央を指で押さえて平らにする
3.鍋にたっぷりの湯を沸かして(2)を入れ、中火で2~3分ゆで、白玉団子が浮いてきて1分ほどたったら冷水に取る
4.大きめの器の中央に炭酸水のペットボトルをおき、みかん・キウイフルーツ・お好みのカットフルー ツ・冷凍ベリー・水気をきった(3)・みかんのシロップを入れる
5.炭酸水のふたを開け、ペットボトルの中にラムネ菓子を一気に入れる

    白玉団子はポンチ液の中に長時間つけるとかたくなってしまうので注意してください。
    炭酸水は常温のものを使うため、フルーツはできるだけ冷蔵庫で冷やしておくとよいでしょう。
    冷凍ベリーは凍ったまま入れてOK!

    【なぜラムネ菓子を入れると噴水が起きるの?】

    炭酸水は、圧力をかけて二酸化炭素を溶かし込んだ飲み物です。
    ふたを開ける前の缶やペットボトルの中は、高い圧力をかけてたくさん溶かし込んだ二酸化炭素でぎゅうぎゅうの状態。
    そのため、二酸化炭素は何かきっかけがあれば水から逃げ出して泡となり出ていこうとします。
    缶やペットボトルを振ったりしていないのに「プシュッ」と音が鳴るのは、缶やペットボトル内の圧力が下がり、二酸化炭素が逃げ出しているからです。
    では、炭酸水にラムネ菓子を入れると噴水が起きるのはなぜでしょう。
    この理由には2あり、1つはラムネを入れる衝撃をきっかけに二酸化炭素が逃げ出すから。
    もう1つは、ラムネ菓子の成分が反応して二酸化炭素を発生させるからです。
    これらの理由により、炭酸水にラムネを入れると、多量の二酸化炭素を発生させるだけでなく、もともと炭酸水に溶け込んでいる二酸化炭素も一緒に噴き出すので、噴水が起きるのです!

    いかがでしたか?
    たくさんのフルーツを入れた噴水フルーツポンチは簡単に作れて場が盛り上がるので、パーティーなどにおすすめです。
    また、子どもの自由研究のテーマとしても使えると思います。
    ぜひ作ってみてください♪

    Text by くまこ/食育インストラクター