更新日:2023/08/18
子どもに限らず、大人にも好き嫌いはありますよね。でも、成長期の子どもには何でも食べて欲しいと思うのが親心。今回は、好き嫌いが分かれる「さやいんげん」を使ったレシピのご紹介です。
さやいんげんが苦手な方は
・キュッとなる食感・噛んだときに出てくる汁・独特の苦み・青臭さ
などが主な理由のようです。緑黄色野菜やマメ科の野菜は、どうしても青臭さが気になりやすいですね。噛んだときのキュッとなる食感も、ゆでたあとに出てくる汁も苦手だとより敏感に感じとってしまうのでしょう。
苦手を克服するポイントは、食感が苦手な場合は、繊維を断ち切るように小さく切ったり、ななめ薄切りにすることで食べやすくなります。キュッキュとした食感も小さくすることで軽減出来ます。いんげんは、冷凍も出回っていてとても便利ですが、解凍や調理のやり方次第で、水っぽくなったり、食感が悪くなる場合もあるので、出来れば生のものを使用してあげるとよいでしょう。また食感が苦手なだけであれば、ゆでずにそのまま炒めた方が、噛み切りやすい場合もあります。独特の苦味が苦手なら、油で炒める、揚げるといった調理法で軽減することが出来ます。生のまま天ぷらやフリッターなどにし、塩を振るとほのかな甘みも出るのでおすすめです。青臭さが苦手な場合は、しっかりと茹でて冷水にさらしたり、煮込む調理法にすると感じにくくなります。
それではレシピのご紹介です。
今回は、いんげんと相性のよいじゃが芋を合わせた一品です。
<材料(3~4人分)> 調理時間:20分
さやいんげん・・10本オリーブオイル・・少々塩・・少々じゃが芋・・2個ゆで卵・・1個ロースハム・・4枚Aマヨネーズ・・大さじ4A顆粒コンソメ・・小さじ1/2A砂糖・・ひとつまみ粗挽き黒こしょう・・お好みで
<作り方>
1.さやいんげんは筋があれば取り、たっぷりの湯に塩(分量外・湯の量の1%)を加えたところに入れ、1分ゆでて冷水にとり、しっかりと水気をふき取る。
2.(1)を1cm幅のななめ切りにし、オリーブオイルを熱したフライパンに入れて水分を飛ばすように炒め、塩を振る。
3.じゃが芋は1cm角に切る。たっぷりの湯に塩(分量外・湯の量の1%)を加えたところに入れ、竹串がスっと刺さるまででてザルに上げる。半量をボウルに入れて粗くつぶし、残りは鍋に戻して火にかけ、粉ふき芋にする。
4.ゆで卵は粗く刻み、ハムは1cm角に切る。
5.(3)のボウルにAを入れてよく混ぜ、(2)・粉ふき芋・(4)を加えて混ぜ合わせる。
6.器に盛り、お好みで黒こしょうをかけていただく。
大人は、黒こしょうのほか、粒マスタードなどを加えて作るとさっぱりとするのでおすすめです。
●さやいんげんさやいんげんはβ-カロテンが豊富な緑黄色野菜です。β-カロテンは抗酸化作用があるため、肌の調子を整えたり、風邪予防に効果的です。そのほか、骨の維持に欠かせないカルシウムや、便秘を予防する食物繊維、体の成長に欠かせない葉酸が含まれます。必須ミネラルのマンガンも含み、体内での酵素の働きを助け、体の代謝を円滑にします。
●じゃが芋じゃが芋は体のエネルギー源として必要な炭水化物が豊富な食材です。近年では、糖質制限が注目を集めていますが、適度な量をとることは体のためにもなるので、減らし過ぎに注意しましょう。じゃが芋に含まれるビタミンCは、でんぷんに守られているので熱にも強く、加熱調理しても効率よく吸収できるのも特徴です。
いかがでしたか。好き嫌いは誰にでもあるものです。特に子どもの場合、味以外の要素で苦手と感じてしまうこともあるので、何が苦手なのかを確認し、子どもと一緒にいろんなメニューを試していくと克服しやすいかもしれませんよ。
Text byさゆり/食育インストラクター
子どもに限らず、大人にも好き嫌いはありますよね。
でも、成長期の子どもには何でも食べて欲しいと思うのが親心。
今回は、好き嫌いが分かれる「さやいんげん」を使ったレシピのご紹介です。
【さやいんげんが苦手な理由】
さやいんげんが苦手な方は
・キュッとなる食感
・噛んだときに出てくる汁
・独特の苦み
・青臭さ
などが主な理由のようです。
緑黄色野菜やマメ科の野菜は、どうしても青臭さが気になりやすいですね。
噛んだときのキュッとなる食感も、ゆでたあとに出てくる汁も苦手だとより敏感に感じとってしまうのでしょう。
【苦手克服ポイント】
苦手を克服するポイントは、食感が苦手な場合は、繊維を断ち切るように小さく切ったり、ななめ薄切りにすることで食べやすくなります。
キュッキュとした食感も小さくすることで軽減出来ます。
いんげんは、冷凍も出回っていてとても便利ですが、解凍や調理のやり方次第で、水っぽくなったり、食感が悪くなる場合もあるので、出来れば生のものを使用してあげるとよいでしょう。
また食感が苦手なだけであれば、ゆでずにそのまま炒めた方が、噛み切りやすい場合もあります。
独特の苦味が苦手なら、油で炒める、揚げるといった調理法で軽減することが出来ます。
生のまま天ぷらやフリッターなどにし、塩を振るとほのかな甘みも出るのでおすすめです。
青臭さが苦手な場合は、しっかりと茹でて冷水にさらしたり、煮込む調理法にすると感じにくくなります。
それではレシピのご紹介です。
【さやいんげんとじゃが芋のポテサラ】
今回は、いんげんと相性のよいじゃが芋を合わせた一品です。
<材料(3~4人分)> 調理時間:20分
さやいんげん・・10本
オリーブオイル・・少々
塩・・少々
じゃが芋・・2個
ゆで卵・・1個
ロースハム・・4枚
Aマヨネーズ・・大さじ4
A顆粒コンソメ・・小さじ1/2
A砂糖・・ひとつまみ
粗挽き黒こしょう・・お好みで
<作り方>
1.さやいんげんは筋があれば取り、たっぷりの湯に塩(分量外・湯の量の1%)を加えたところに入れ、1分ゆでて冷水にとり、しっかりと水気をふき取る。
2.(1)を1cm幅のななめ切りにし、オリーブオイルを熱したフライパンに入れて水分を飛ばすように炒め、塩を振る。
3.じゃが芋は1cm角に切る。
たっぷりの湯に塩(分量外・湯の量の1%)を加えたところに入れ、竹串がスっと刺さるまででてザルに上げる。
半量をボウルに入れて粗くつぶし、残りは鍋に戻して火にかけ、粉ふき芋にする。
4.ゆで卵は粗く刻み、ハムは1cm角に切る。
5.(3)のボウルにAを入れてよく混ぜ、(2)・粉ふき芋・(4)を加えて混ぜ合わせる。
6.器に盛り、お好みで黒こしょうをかけていただく。
大人は、黒こしょうのほか、粒マスタードなどを加えて作るとさっぱりとするのでおすすめです。
【栄養】
●さやいんげん
さやいんげんはβ-カロテンが豊富な緑黄色野菜です。
β-カロテンは抗酸化作用があるため、肌の調子を整えたり、風邪予防に効果的です。
そのほか、骨の維持に欠かせないカルシウムや、便秘を予防する食物繊維、体の成長に欠かせない葉酸が含まれます。
必須ミネラルのマンガンも含み、体内での酵素の働きを助け、体の代謝を円滑にします。
●じゃが芋
じゃが芋は体のエネルギー源として必要な炭水化物が豊富な食材です。
近年では、糖質制限が注目を集めていますが、適度な量をとることは体のためにもなるので、減らし過ぎに注意しましょう。
じゃが芋に含まれるビタミンCは、でんぷんに守られているので熱にも強く、加熱調理しても効率よく吸収できるのも特徴です。
いかがでしたか。
好き嫌いは誰にでもあるものです。
特に子どもの場合、味以外の要素で苦手と感じてしまうこともあるので、何が苦手なのかを確認し、子どもと一緒にいろんなメニューを試していくと克服しやすいかもしれませんよ。
Text byさゆり/食育インストラクター