更新日:2023/02/20
子どもに限らず、大人にも好き嫌いはありますよね。でも、成長期の子どもには何でも食べて欲しいと思うのが親心。今回は、嫌いな子どもが多い「セロリ」を使ったレシピのご紹介です。
セロリは嫌いな野菜の上位に入る事が多い食材です。
苦手な方は
・独特の香り・青臭さ・かたい筋が口に残る
などが主な理由のようです。
私はセロリが好きなので、清涼感のある爽やかな野菜だなと感じますが、嫌いな方からすると、そういう部分が苦手だなぁと感じてしまうのでしょうね。
上記にあげた嫌いな理由を完全に取り除くことは難しいかもしれませんが、香りや青臭さは、葉の方が強い傾向にあります。これらは炒めるなど加熱することで軽減出来ますので、生のまま食べるのではなく、じっくり火を通してみましょう。また茎の部分は包丁などで太い筋を取り除くとよいですよ。ピーラーなどで皮をむくのもいいでしょう。見た目が苦手な場合は、小さく切る・じっくり煮て裏ごししたものを調理するといったこともおすすめです。揚げるのも香りなどが抑えられるので、かき揚げなどにしてみるものひとつの手です。
それではレシピのご紹介です。
今回は事前にスープで煮てから使うことで、香りやかたさの問題を軽減しています。また、春巻きにセロリを入れることはあまりないので、その意外性も気がつかずに食べてくれるポイントとなるかもしれません。
<材料(小さめ20本分)> 調理時間:40分セロリ・・正味50gサラダ油・・少々A中華スープ・・200mlA塩・・少々A砂糖・・ひとつまみAしょうゆ・・小さじ1/4むきえび・・100g豚挽き肉・・100gしょうが(みじん切り)・・小さじ1B塩・・小さじ1/4B砂糖・・小さじ1/2Bオイスターソース・・小さじ1Bしょうゆ・・小さじ1/2ごま油・・小さじ1春巻きの皮(普通サイズ)・・10枚C小麦粉・・大さじ1C水・・大さじ1揚げ油・・適量からし・・お好みで
<作り方>
1.セロリは太い筋があれば取り除き、粗めのみじん切りにする。フライパンにサラダ油を熱してセロリを炒め、火が通ってきたらAを入れて水分がほとんどなくなるまで煮る。
2.ボウルにえびを入れて手で潰し、豚挽き肉・(1)・しょうがを入れてよく混ぜ合わせる。Bを入れてよく混ぜ、最後にごま油を加え、20等分にする。
3.春巻きの皮をななめ半分に切り、具をのせて包み、巻き終わりを合わせたCで止める。
4.180℃の揚げ油に(3)を入れ、色よく中まで火が通るように揚げる。お好みでからしをつけてどうぞ。
●セロリセロリの独特の香りは複数の香り成分からなり、これらは、苦手な方にとっては嫌な香りとなってしまいますが、実は食欲増進や精神安定に効果があるとされています。ヨーロッパでは古くから肉の臭み消しなどにも使われています。セロリは、カリウムや食物繊維が豊富な食材です。カリウムは摂り過ぎたナトリウムを体外に排出し、血圧を正常に保つ働きがあるので、塩分の高い食事をしてしまったなと感じたときにおすすめの栄養素です。食物繊維はお通じの調子を整え、便秘改善に効果的です。葉にはβ-カロテンが多いので、風邪予防などに役立ちます。そのままでは食べにくいという方は、ベーコンなどと一緒に炒めたり、スープにするとカサが減って食べやすいです。
●えび・豚肉えびや豚肉は良質なたんぱく質が豊富な食材で、育ち盛りのお子さんには欠かせない食材のひとつです。そのほか、えびは疲労回復や血中コレステロールの低下に効果的なタウリン・抗酸化作用のあるビタミンEが多く、豚肉は、疲労回復に効果的なビタミンB1や皮膚を健康に保つビタミンB2などを含みます。
いかがでしたか。好き嫌いは誰にでもあるものです。特に子どもの場合は、味以外の要素で苦手と感じている場合もあるので、何が嫌なのかを確認し、子どもと一緒にいろんなメニューを試していくと克服しやすいかもしれませんよ。
Text byさゆり/食育インストラクター
子どもに限らず、大人にも好き嫌いはありますよね。
でも、成長期の子どもには何でも食べて欲しいと思うのが親心。
今回は、嫌いな子どもが多い「セロリ」を使ったレシピのご紹介です。
【セロリが嫌いな理由】
セロリは嫌いな野菜の上位に入る事が多い食材です。
苦手な方は
・独特の香り
・青臭さ
・かたい筋が口に残る
などが主な理由のようです。
私はセロリが好きなので、清涼感のある爽やかな野菜だなと感じますが、嫌いな方からすると、そういう部分が苦手だなぁと感じてしまうのでしょうね。
【苦手克服ポイント】
上記にあげた嫌いな理由を完全に取り除くことは難しいかもしれませんが、香りや青臭さは、葉の方が強い傾向にあります。
これらは炒めるなど加熱することで軽減出来ますので、生のまま食べるのではなく、じっくり火を通してみましょう。
また茎の部分は包丁などで太い筋を取り除くとよいですよ。
ピーラーなどで皮をむくのもいいでしょう。
見た目が苦手な場合は、小さく切る・じっくり煮て裏ごししたものを調理するといったこともおすすめです。
揚げるのも香りなどが抑えられるので、かき揚げなどにしてみるものひとつの手です。
それではレシピのご紹介です。
【セロリ入り春巻き】
今回は事前にスープで煮てから使うことで、香りやかたさの問題を軽減しています。
また、春巻きにセロリを入れることはあまりないので、その意外性も気がつかずに食べてくれるポイントとなるかもしれません。
<材料(小さめ20本分)> 調理時間:40分
セロリ・・正味50g
サラダ油・・少々
A中華スープ・・200ml
A塩・・少々
A砂糖・・ひとつまみ
Aしょうゆ・・小さじ1/4
むきえび・・100g
豚挽き肉・・100g
しょうが(みじん切り)・・小さじ1
B塩・・小さじ1/4
B砂糖・・小さじ1/2
Bオイスターソース・・小さじ1
Bしょうゆ・・小さじ1/2
ごま油・・小さじ1
春巻きの皮(普通サイズ)・・10枚
C小麦粉・・大さじ1
C水・・大さじ1
揚げ油・・適量
からし・・お好みで
<作り方>
1.セロリは太い筋があれば取り除き、粗めのみじん切りにする。
フライパンにサラダ油を熱してセロリを炒め、火が通ってきたらAを入れて水分がほとんどなくなるまで煮る。
2.ボウルにえびを入れて手で潰し、豚挽き肉・(1)・しょうがを入れてよく混ぜ合わせる。
Bを入れてよく混ぜ、最後にごま油を加え、20等分にする。
3.春巻きの皮をななめ半分に切り、具をのせて包み、巻き終わりを合わせたCで止める。
4.180℃の揚げ油に(3)を入れ、色よく中まで火が通るように揚げる。
お好みでからしをつけてどうぞ。
【栄養】
●セロリ
セロリの独特の香りは複数の香り成分からなり、これらは、苦手な方にとっては嫌な香りとなってしまいますが、実は食欲増進や精神安定に効果があるとされています。
ヨーロッパでは古くから肉の臭み消しなどにも使われています。
セロリは、カリウムや食物繊維が豊富な食材です。
カリウムは摂り過ぎたナトリウムを体外に排出し、血圧を正常に保つ働きがあるので、塩分の高い食事をしてしまったなと感じたときにおすすめの栄養素です。
食物繊維はお通じの調子を整え、便秘改善に効果的です。
葉にはβ-カロテンが多いので、風邪予防などに役立ちます。
そのままでは食べにくいという方は、ベーコンなどと一緒に炒めたり、スープにするとカサが減って食べやすいです。
●えび・豚肉
えびや豚肉は良質なたんぱく質が豊富な食材で、育ち盛りのお子さんには欠かせない食材のひとつです。
そのほか、えびは疲労回復や血中コレステロールの低下に効果的なタウリン・抗酸化作用のあるビタミンEが多く、豚肉は、疲労回復に効果的なビタミンB1や皮膚を健康に保つビタミンB2などを含みます。
いかがでしたか。
好き嫌いは誰にでもあるものです。
特に子どもの場合は、味以外の要素で苦手と感じている場合もあるので、何が嫌なのかを確認し、子どもと一緒にいろんなメニューを試していくと克服しやすいかもしれませんよ。
Text byさゆり/食育インストラクター