更新日:2026/02/02
コロコロと可愛らしい見た目の野菜、芽キャベツ。「名前の通りキャベツの芽の部分かな?」と思いがちですが実は…?今回は芽キャベツについてのお話です。
子どもの手のひらに収まるミニサイズの芽キャベツ。半分に切ってみると、よく見知ったキャベツをそのまま小さくしたような形をしているので、そのまま育てると普通のキャベツになるのでは?…と思うことがあるかもしれません。しかし、芽キャベツはキャベツの「芽」ではなく、違う品種なのです。そのため、そのまま育てても私たちのイメージするキャベツにはなりません。芽キャベツは収穫時期になると、ひとつの株にたくさんの芽をつけます。鈴なりの芽キャベツの様子はまるでぶどうの粒のようで、一見するとキャベツとは違う植物のように見えます。そんな芽キャベツの生まれはベルギー。16~17世紀ころにはブリュッセル近郊でよく栽培されたことから、ベルギーのお隣フランスでは「choux de Bruxelles(ブリュッセルのキャベツ)」・英語でも「Brussels sprouts(ブリュッセルの新芽)」と呼ばれるほどで、欧州では芽キャベツ=ブリュッセルのイメージが根強いのだそうです。
芽キャベツはキャベツの仲間なので、淡白な味で食べやすいのではないか?と思われることもあります。しかし、芽キャベツはほろ苦く、かたい食感が特徴の野菜なので、初めて食べるとキャベツとの味の違いに驚かれると思います。実際、日本よりも芽キャベツをよく食べる習慣のある(特にイギリスのクリスマスディナーでは定番だそうです)欧州では、子どもの嫌いな野菜の代表格として名前が挙がることもあるほどだとか。日本で言うところのピーマンやなすのような存在なのかもしれません。そんなほろ苦さが特徴の芽キャベツですが、食べ慣れていない場合は、じっくり加熱してやわらかくしたものを食べるようにしましょう。しっかりゆでる・オーブンやグリルでしっかり焼くなどした芽キャベツは、ドレッシングやマヨネーズ・マスタードやバター・ベーコンなどの濃厚な味のものとあわせて食べると苦みが抑えられ、おいしく召し上がれるのでおすすめです。芽キャベツはアクがあることや非常にかたいことから生食には適さず、調理しながら食べやすくアレンジしていく必要がある野菜です。少し手間はかかりますが、食べ慣れてくるとほかにはない味わいに病みつきになりますよ!
芽キャベツの苦みは独特です。この苦味成分は何らかの栄養素が由来なのでしょうか?芽キャベツの苦み成分はいくつかありますが、代表的なものがイソチオシアネートです。この成分そのものに苦みはありませんが、同じく芽キャベツに含まれているミロシナーゼという酵素や酸素と混ざると苦みや辛みなどが生まれます。食べるとそれらが合わさって、苦く感じるのです。これは動物や昆虫から食べられないようにするために芽キャベツが持つ防衛機能だとされています。そんなイソチオシアネートは抗酸化作用が強く、血栓の予防に役立ちます。揮発性が高く、加熱などで失われやすいので、芽キャベツを食べ慣れてきたら加熱時間を減らしてみてください。また、芽キャベツは骨の形成を促すビタミンKや、ストレス緩和や免疫力の維持に関わるビタミンCなどの栄養素も多く含むので、寒さが厳しく体調を崩しやすい冬には嬉しい野菜のひとつなのです。
芽キャベツの可愛らしい見た目にそぐわぬ苦さとかたさというギャップは、ほかにはない個性です。普段の料理に使って、味と食感を楽しんでみて下さい!
Text by はむこ/食育インストラクター
コロコロと可愛らしい見た目の野菜、芽キャベツ。
「名前の通りキャベツの芽の部分かな?」と思いがちですが実は…?
今回は芽キャベツについてのお話です。
【キャベツの芽だけどあのキャベツじゃない?】
子どもの手のひらに収まるミニサイズの芽キャベツ。
半分に切ってみると、よく見知ったキャベツをそのまま小さくしたような形をしているので、そのまま育てると普通のキャベツになるのでは?…と思うことがあるかもしれません。
しかし、芽キャベツはキャベツの「芽」ではなく、違う品種なのです。
そのため、そのまま育てても私たちのイメージするキャベツにはなりません。
芽キャベツは収穫時期になると、ひとつの株にたくさんの芽をつけます。
鈴なりの芽キャベツの様子はまるでぶどうの粒のようで、一見するとキャベツとは違う植物のように見えます。
そんな芽キャベツの生まれはベルギー。
16~17世紀ころにはブリュッセル近郊でよく栽培されたことから、ベルギーのお隣フランスでは「choux de Bruxelles(ブリュッセルのキャベツ)」・英語でも「Brussels sprouts(ブリュッセルの新芽)」と呼ばれるほどで、欧州では芽キャベツ=ブリュッセルのイメージが根強いのだそうです。
【可愛い見た目でほろ苦い】
芽キャベツはキャベツの仲間なので、淡白な味で食べやすいのではないか?と思われることもあります。
しかし、芽キャベツはほろ苦く、かたい食感が特徴の野菜なので、初めて食べるとキャベツとの味の違いに驚かれると思います。
実際、日本よりも芽キャベツをよく食べる習慣のある(特にイギリスのクリスマスディナーでは定番だそうです)欧州では、子どもの嫌いな野菜の代表格として名前が挙がることもあるほどだとか。
日本で言うところのピーマンやなすのような存在なのかもしれません。
そんなほろ苦さが特徴の芽キャベツですが、食べ慣れていない場合は、じっくり加熱してやわらかくしたものを食べるようにしましょう。
しっかりゆでる・オーブンやグリルでしっかり焼くなどした芽キャベツは、ドレッシングやマヨネーズ・マスタードやバター・ベーコンなどの濃厚な味のものとあわせて食べると苦みが抑えられ、おいしく召し上がれるのでおすすめです。
芽キャベツはアクがあることや非常にかたいことから生食には適さず、調理しながら食べやすくアレンジしていく必要がある野菜です。
少し手間はかかりますが、食べ慣れてくるとほかにはない味わいに病みつきになりますよ!
【苦いものには栄養がある?】
芽キャベツの苦みは独特です。
この苦味成分は何らかの栄養素が由来なのでしょうか?
芽キャベツの苦み成分はいくつかありますが、代表的なものがイソチオシアネートです。
この成分そのものに苦みはありませんが、同じく芽キャベツに含まれているミロシナーゼという酵素や酸素と混ざると苦みや辛みなどが生まれます。
食べるとそれらが合わさって、苦く感じるのです。
これは動物や昆虫から食べられないようにするために芽キャベツが持つ防衛機能だとされています。
そんなイソチオシアネートは抗酸化作用が強く、血栓の予防に役立ちます。
揮発性が高く、加熱などで失われやすいので、芽キャベツを食べ慣れてきたら加熱時間を減らしてみてください。
また、芽キャベツは骨の形成を促すビタミンKや、ストレス緩和や免疫力の維持に関わるビタミンCなどの栄養素も多く含むので、寒さが厳しく体調を崩しやすい冬には嬉しい野菜のひとつなのです。
芽キャベツの可愛らしい見た目にそぐわぬ苦さとかたさというギャップは、ほかにはない個性です。
普段の料理に使って、味と食感を楽しんでみて下さい!
Text by はむこ/食育インストラクター