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たべて元気♪「食だより」

健康づくり

意外と疎かになりがち!?「まつ毛」、「眉毛」の健康によい栄養素ってなんだろう?

更新日:2023/10/18

『育毛剤』というと以前は「髪の毛」用のものが大半でしたが、最近では「まつ毛」、「眉毛」用のものも増えました。
今回は、「まつ毛」、「眉毛」の健康を食の観点から見ていきたいと思います。

【まつ毛・眉毛にも“毛周期”がある!】

髪の毛に比べて伸びたことを実感しづらい、まつ毛や眉毛。
ですが、髪の毛同様、まつげ・眉毛にも生え変わる周期“毛周期”があり、自然と抜けて生え変わっています。
毛周期は大きく3つのサイクルに分かれていて、これを繰り返しています。

【成長期】細胞分裂が活発に起こり、新しい毛が太くたくさん伸びる

【退行期】細胞の活動が弱く、成長が止まる

【休止期】髪の毛が抜け、新しい毛を作る準備を行う

毛周期は毛の種類によって異なる上に個人差もあり、さまざまな見解がありますが、まつ毛よりも眉毛の方が1サイクルにかかる期間が長いと考えられているようです。

【あなたのまつ毛は健康?】

日々メイクはしていても、毎日まつ毛をじっくり見ている方はあまりいないのではないでしょうか?
まつ毛が健康かどうかを知るために、まずは次の項目にいくつあてはまるかチェックしてみましょう!

<チェック項目>

・最近まつげにハリやコシがない
・ビューラーをあててもキレイにカールしなくなった
・まつ毛が揃っておらず、何本か抜けて隙間ができている
・マスカラを使って毎日メイクしている
・まつ毛パーマをあてている
・まつ毛エクステをしている
・マスカラを半年以上買い替えていない
・ビューラーのゴムを3カ月以上替えていない
・アイメイクも顔全体と同じクレンジング剤で落としている

上記の項目に2つ以上あてはまった方は、まつげの健康状態に黄色信号が灯っています。
そのままのメイクや習慣を続けていると、さらに弱いまつげになってしまうかもしれません。
3つ以上あてはまった方は、まつ毛の衰えがすでに進行している可能性があります。
特に、同じマスカラやビューラーのゴムを長期間使い続けている方は、まつ毛の根元に炎症が生じている場合もあるので、そのまま放置せずに早めにケアすることが大切です!

【丈夫でしっかりとしたまつ毛・眉毛のために、積極的に摂りたい栄養素って?】

●たんぱく質
糖質・脂質と並ぶ三大栄養素のひとつで、体重の約1/6~1/5を占めています。
まつ毛・眉毛は、主に「ケラチン」という『たんぱく質』で構成されており、健康なまつ毛・眉毛のためには『たんぱく質』は必要不可欠です。
良質なたんぱく質は、肉や魚、卵、大豆や大豆製品、牛乳や乳製品に多く含まれています。

 ●ビオチン
ビタミンB群の一種で、糖質や脂質、アミノ酸の代謝に働くほか、エネルギーを作り出す
役割を担っています。
不足すると、アミノ酸からたんぱく質をスムーズに作り出すことができなくなり、まつ毛や眉毛、髪の毛、肌にも影響を及ぼします。
ビオチンは、レバーや大豆などの豆類、卵黄などに多く含まれています。

●亜鉛
たんぱく質の合成を促進したり、肌や毛の新陳代謝を促進するなどの働き
があります。
そのため、亜鉛を補うことでまつ毛や眉毛が抜けるのを予防したり、成長を促す効果が期待できます。
亜鉛は、魚介類や肉類、海藻類に多く含まれています。

 ●ヨウ素
甲状腺ホルモンの働きを活性化し、新陳代謝を促すことで育毛効果
があると考えられています。
ヨウ素は、わかめや昆布などの海藻類のほか、納豆やごまなどに多く含まれています。

いかがでしたか?
健康なまつ毛・眉毛を生やすには、体の外側だけでなく内側へのアプローチも必要です。
しっかりとクレンジングをしてメイクを落としたり、美容液でケアすることも大切ですが、それとあわせて今回ご紹介した栄養素を日々の食事にとり入れながら、まつ毛・眉毛をケアできるとよいですね

Text by ろい/食育インストラクター