更新日:2024/03/13
ねっとりとした食感と濃厚な味が特徴のピーナッツバター。食べたいけど、市販品だと食べきれないという方は、お子さんと一緒に手作りしてみてはいかがでしょうか。
調理をするときは以下のことに気をつけて作業しましょう。
・調理前後や食べるときは、手洗いを忘れずに!・調理の流れをしっかり確認!!・「ながら作業」は危険!テレビなどは見ないで調理に集中!!!
上記をベースにご家庭で追加のお約束を作っても構いません。定期的に行う場合は、お約束ボードなどを作成してもよいですね。
子どもによって出来ることはさまざまなので、その子に合わせたサポートをお願いします。作る前に材料や手順を一緒に確認することで、自身で考えながら作業をする練習になります。子どもだけで行うのは難しいので、何を作るのか大人が誘導しながら確認していくとスムーズです。慣れたら、少しずつ子どもが中心になって確認するようにしましょう。そして・・・一番大切なことは、お子さんが間違えても怒ったりせず、どうしたらよいのかを一緒に考えることです。今回の間違えが軌道修正出来ることなのか、出来ないことなのかを説明し、どこをどうしたらよいのか伝えてください。子どもからの提案もあるかもしれないので、そのときはどのような料理に変えていったらよいのかを一緒に考えてあげましょう。料理は同時にやらなければいけないことや、不測の事態がつきもの。大人であれば、経験上対応出来ることがほとんどですが、子どもたちは今まさにそのことを学んでいる最中ですので、おおらかな気持ちで対応しつつ、危険なことをしてしまった場合は、しっかり注意してくださいね!!
それではレシピのご紹介です。
塩をひとつまみ入れただけのアレンジしやすいプレーンなレシピ。
<材料(作りやすい分量)> 調理時間:15分
ピーナッツ(薄皮つき・素焼き)・・200g塩・・ひとつまみ
<作り方>
1.ピーナッツをフライパンに入れ、中火でこうばしい香りがするまで乾煎りする。冷めたら薄皮をむく。
2.ミキサーやフードプロセッサーに(1)・塩を入れ、なめらかになるまでまわす。※使いきれない場合は煮沸殺菌した保存容器に入れて冷蔵庫で保管し、早めに食べきりましょう。
砂糖を加えた甘めのレシピ。そのままパンに塗ってもおいしいです。
<材料作りやすい分量> 調理時間:15分
ピーナッツ(薄皮つき・素焼き)・・200g塩・・ひとつまみ砂糖・・20~30g
2.ミキサーやフードプロセッサーに(1)・塩・砂糖を入れ、なめらかになるまでまわす。※使いきれない場合は煮沸殺菌した保存容器に入れて冷蔵庫で保管し、早めに食べきりましょう。
・一度乾煎りしてから使うことで、香りのよいピーナッツバターになります。・ミキサーなどを回し始めてすぐはまだピーナッツから油が出てきていないので、回りにくいですが、ゴムベラなどでこまめに周りについたピーナッツを中に入れながら回すと、段々油が出てきて、液体状になってきます。それでもうまく回らない場合は、少量の植物油を入れると回しやすくなります。・ミキサーなどがない場合は、あたり鉢(すり鉢)を使って作ることも出来ます。・お好みで刻んだピーナッツを加えたクランチタイプにしたり、薄皮を加えてちょっと大人なピーナッツバターにしてもおいしいです。
ピーナッツは油脂の多い食品です。清潔な保存瓶などに入れて保存も可能ですが、ミキサーにかけて空気を含ませることで、ピーナッツに含まれる油分が酸化しやすくなっています。家庭の場合は一度に大量に作るよりも使い切りやすい量を作っていただいた方がおいしさを保ったまま使い切ることが出来ます。
アレンジレシピをひとつご紹介します。
水切りした豆腐にピーナッツバターベースのタレをかけた一品。子どもだけでも出来ちゃう簡単レシピです。
<材料(2人分)> 調理時間:10分
木綿豆腐・・小1丁(150g)きゅうり・・1/2本Aピーナッツバター(無糖)・・大さじ2Aしょうゆ・・小さじ1A砂糖・・小さじ1A酢・・小さじ1/2A水・・大さじ1ごま油・・小さじ1/2ピーナッツ(乾煎りしたもの)・・2~3粒ラー油・・お好みで
1.豆腐はペーパータオルなどで包み、軽く水気を切って4~5等分に切る。
2.きゅうりは4cm長さの千切りにする。
3.ボウルにAを合わせ、味を見て塩を加え、仕上げにごま油を入れてよく混ぜる。
4.ピーナッツは粗く砕く。
5.器に豆腐を盛り、きゅうりをのせて上から(3)をかけ、(4)を散らす。お好みでラー油をかければピリッと大人用のおつまみになります。
ピーナッツは「落花生」とも呼ばれる食材です。木になる木の実ではなく、花が咲いたあとに地中に向かって子房柄を伸ばして実をつけるため、落花生といわれるようになったそうです。ピーナッツは、良質な植物性たんぱく質と脂質が豊富な食材です。脂質といっても、動物性脂肪と比べ、血中の悪玉コレステロールを減らす効果が期待出来るオレイン酸やリノール酸、血管を丈夫にするαリノレン酸のような体にうれしい効能のある油分が多いのが特徴です。また、血糖値の上昇を表すGI値が低いので、体内での糖の吸収も比較的穏やかな食材といえます。体にうれしい成分が多いピーナッツですが、脂質が多いので、一度に多量に摂るのではなく、少量を継続して食べるのが望ましいです。※ピーナッツ(落花生)はアレルギーを発症することもある食材で、表示義務のある特定原材料食品のひとつです。もともとピーナッツにアレルギーをお持ちの方以外がむやみに避ける必要はありませんが、過度な食べ過ぎにはご注意ください。またアレルギーかなと思う症状が出た場合は自己判断せずに、医師にご相談ください。
いかがでしたか。そのまま食べるのはちょっと苦手というお子さんでも、ペーストにしてあげると食べやすくなることもあります。ピーナッツは体によい栄養が豊富ですので、ぜひ作ってみてください。
Text by さゆり/食育インストラクター
ねっとりとした食感と濃厚な味が特徴のピーナッツバター。
食べたいけど、市販品だと食べきれないという方は、お子さんと一緒に手作りしてみてはいかがでしょうか。
【調理をする時のお約束】
調理をするときは以下のことに気をつけて作業しましょう。
・調理前後や食べるときは、手洗いを忘れずに!
・調理の流れをしっかり確認!!
・「ながら作業」は危険!テレビなどは見ないで調理に集中!!!
上記をベースにご家庭で追加のお約束を作っても構いません。
定期的に行う場合は、お約束ボードなどを作成してもよいですね。
【一緒に作る大人の方へ】
子どもによって出来ることはさまざまなので、その子に合わせたサポートをお願いします。
作る前に材料や手順を一緒に確認することで、自身で考えながら作業をする練習になります。
子どもだけで行うのは難しいので、何を作るのか大人が誘導しながら確認していくとスムーズです。
慣れたら、少しずつ子どもが中心になって確認するようにしましょう。
そして・・・一番大切なことは、お子さんが間違えても怒ったりせず、どうしたらよいのかを一緒に考えることです。
今回の間違えが軌道修正出来ることなのか、出来ないことなのかを説明し、どこをどうしたらよいのか伝えてください。
子どもからの提案もあるかもしれないので、そのときはどのような料理に変えていったらよいのかを一緒に考えてあげましょう。
料理は同時にやらなければいけないことや、不測の事態がつきもの。
大人であれば、経験上対応出来ることがほとんどですが、子どもたちは今まさにそのことを学んでいる最中ですので、おおらかな気持ちで対応しつつ、危険なことをしてしまった場合は、しっかり注意してくださいね!!
それではレシピのご紹介です。
【ピーナッツバター(無糖)】
塩をひとつまみ入れただけのアレンジしやすいプレーンなレシピ。
<材料(作りやすい分量)> 調理時間:15分
ピーナッツ(薄皮つき・素焼き)・・200g
塩・・ひとつまみ
<作り方>
1.ピーナッツをフライパンに入れ、中火でこうばしい香りがするまで乾煎りする。
冷めたら薄皮をむく。
2.ミキサーやフードプロセッサーに(1)・塩を入れ、なめらかになるまでまわす。
※使いきれない場合は煮沸殺菌した保存容器に入れて冷蔵庫で保管し、早めに食べきりましょう。
【ピーナッツバター(有糖)】
砂糖を加えた甘めのレシピ。
そのままパンに塗ってもおいしいです。
<材料作りやすい分量> 調理時間:15分
ピーナッツ(薄皮つき・素焼き)・・200g
塩・・ひとつまみ
砂糖・・20~30g
<作り方>
1.ピーナッツをフライパンに入れ、中火でこうばしい香りがするまで乾煎りする。
冷めたら薄皮をむく。
2.ミキサーやフードプロセッサーに(1)・塩・砂糖を入れ、なめらかになるまでまわす。
※使いきれない場合は煮沸殺菌した保存容器に入れて冷蔵庫で保管し、早めに食べきりましょう。
【ポイント】
・一度乾煎りしてから使うことで、香りのよいピーナッツバターになります。
・ミキサーなどを回し始めてすぐはまだピーナッツから油が出てきていないので、回りにくいですが、ゴムベラなどでこまめに周りについたピーナッツを中に入れながら回すと、段々油が出てきて、液体状になってきます。それでもうまく回らない場合は、少量の植物油を入れると回しやすくなります。
・ミキサーなどがない場合は、あたり鉢(すり鉢)を使って作ることも出来ます。
・お好みで刻んだピーナッツを加えたクランチタイプにしたり、薄皮を加えてちょっと大人なピーナッツバターにしてもおいしいです。
ピーナッツは油脂の多い食品です。清潔な保存瓶などに入れて保存も可能ですが、ミキサーにかけて空気を含ませることで、ピーナッツに含まれる油分が酸化しやすくなっています。家庭の場合は一度に大量に作るよりも使い切りやすい量を作っていただいた方がおいしさを保ったまま使い切ることが出来ます。
アレンジレシピをひとつご紹介します。
【豆腐のピーナッツバターダレ】
水切りした豆腐にピーナッツバターベースのタレをかけた一品。
子どもだけでも出来ちゃう簡単レシピです。
<材料(2人分)> 調理時間:10分
木綿豆腐・・小1丁(150g)
きゅうり・・1/2本
Aピーナッツバター(無糖)・・大さじ2
Aしょうゆ・・小さじ1
A砂糖・・小さじ1
A酢・・小さじ1/2
A水・・大さじ1
ごま油・・小さじ1/2
ピーナッツ(乾煎りしたもの)・・2~3粒
ラー油・・お好みで
<作り方>
1.豆腐はペーパータオルなどで包み、軽く水気を切って4~5等分に切る。
2.きゅうりは4cm長さの千切りにする。
3.ボウルにAを合わせ、味を見て塩を加え、仕上げにごま油を入れてよく混ぜる。
4.ピーナッツは粗く砕く。
5.器に豆腐を盛り、きゅうりをのせて上から(3)をかけ、(4)を散らす。
お好みでラー油をかければピリッと大人用のおつまみになります。
【栄養】
ピーナッツは「落花生」とも呼ばれる食材です。
木になる木の実ではなく、花が咲いたあとに地中に向かって子房柄を伸ばして実をつけるため、落花生といわれるようになったそうです。
ピーナッツは、良質な植物性たんぱく質と脂質が豊富な食材です。
脂質といっても、動物性脂肪と比べ、血中の悪玉コレステロールを減らす効果が期待出来るオレイン酸やリノール酸、血管を丈夫にするαリノレン酸のような体にうれしい効能のある油分が多いのが特徴です。
また、血糖値の上昇を表すGI値が低いので、体内での糖の吸収も比較的穏やかな食材といえます。
体にうれしい成分が多いピーナッツですが、脂質が多いので、一度に多量に摂るのではなく、少量を継続して食べるのが望ましいです。
※ピーナッツ(落花生)はアレルギーを発症することもある食材で、表示義務のある特定原材料食品のひとつです。
もともとピーナッツにアレルギーをお持ちの方以外がむやみに避ける必要はありませんが、過度な食べ過ぎにはご注意ください。
またアレルギーかなと思う症状が出た場合は自己判断せずに、医師にご相談ください。
いかがでしたか。
そのまま食べるのはちょっと苦手というお子さんでも、ペーストにしてあげると食べやすくなることもあります。
ピーナッツは体によい栄養が豊富ですので、ぜひ作ってみてください。
Text by さゆり/食育インストラクター