更新日:2023/06/02
食品の高騰が続く近年の状況下では、一つひとつの食品を無駄にせず食べることがより大切になってきました。今回は捨ててしまいがちなピーマンのヘタと種を使ったレシピをご紹介します☆
ピーマンはヘタがかたく、種やわたは苦いので捨ててしまうことが多いですよね?しかし、実はこれらの部位はちゃんと食べられる部分です。普段は捨ててしまうこれらの部位は、重さにするとだいたい全体の15%となっていますが、種が多いものだと、それ以上になっていることもしばしばです。ピーマンをたくさん使って調理しているときに、生ごみの量が多いと感じたことのある方もいらっしゃるでしょう。とはいえ、ピーマンの果肉の部分とワタや種は食感や形が大きく違っているので、なかなか一緒に調理しづらいこともありますよね。除いた種とワタ、そしてヘタは、別の料理にアレンジしてみましょう!
<材料(作りやすい分量)> 調理時間:35分ピーマンの種・わた・へた・・5個分(20g~25g程度)ごま油・・小さじ1ちりめんじゃこ・・50gAしょうゆ・・大さじ2A酒・・大さじ1Aみりん・・大さじ1A砂糖・・大さじ1粉山椒・・お好みで
<作り方>
1.ピーマンのわた・ヘタはみじん切りにする。種はわたから外し、ほぐしておく。
2.鍋にごま油を熱し、(1)を入れてしんなりするまで炒め、取り出す。
3.同じ鍋にAを入れて火にかけ、沸いたらちりめんじゃこを入れて煮る。液量が半分くらいになったら(2)・お好みで粉山椒を入れ、焦げないように混ぜながら汁気がほとんどなくなるまで煮る。
<ポイント>
・粉山椒は実山椒にするとより風味が増します。・粗熱が取れたら清潔な密閉容器に入れて冷蔵すると、5日程度保存可能です。
普段は捨ててしまうピーマンのへたや種を別の料理にするのは、少し手間に感じられるかもしれません。でも、捨ててしまうこれらの部位に、体によい栄養素がたっぷり詰まっていたとしたら…?ピーマンにはピラジンという苦み(香り)のもとになる成分が含まれています。この成分は血行をよくする効果が期待でき、生活習慣病の予防・改善に役立ちます。苦みのもとなので、ピーマンの果肉よりも種やわたの部分に多く含まれているのですね。ほかにも、ピーマンの苦み成分のひとつであるクエルシトリンには利尿作用があり、むくみを予防するなど、栄養を気にする方なら食べないともったいない部位ですよ☆
これから旬を迎え、どんどん大きく育っていくピーマン。捨ててしまう部位もおいしく食べて、無駄なく消費したいですね!今回ご紹介したレシピ以外でも、煮込み料理などで長めに加熱するときは、丸ごと調理してみるのもおすすめです。ぜひ召し上がって下さいませ☆
Text byはむこ/食育インストラクター
食品の高騰が続く近年の状況下では、一つひとつの食品を無駄にせず食べることがより大切になってきました。
今回は捨ててしまいがちなピーマンのヘタと種を使ったレシピをご紹介します☆
【意外と多い、廃棄率】
ピーマンはヘタがかたく、種やわたは苦いので捨ててしまうことが多いですよね?
しかし、実はこれらの部位はちゃんと食べられる部分です。
普段は捨ててしまうこれらの部位は、重さにするとだいたい全体の15%となっていますが、種が多いものだと、それ以上になっていることもしばしばです。
ピーマンをたくさん使って調理しているときに、生ごみの量が多いと感じたことのある方もいらっしゃるでしょう。
とはいえ、ピーマンの果肉の部分とワタや種は食感や形が大きく違っているので、なかなか一緒に調理しづらいこともありますよね。
除いた種とワタ、そしてヘタは、別の料理にアレンジしてみましょう!
【ピーマンとじゃこの佃煮】
<材料(作りやすい分量)> 調理時間:35分
ピーマンの種・わた・へた・・5個分(20g~25g程度)
ごま油・・小さじ1
ちりめんじゃこ・・50g
Aしょうゆ・・大さじ2
A酒・・大さじ1
Aみりん・・大さじ1
A砂糖・・大さじ1
粉山椒・・お好みで
<作り方>
1.ピーマンのわた・ヘタはみじん切りにする。
種はわたから外し、ほぐしておく。
2.鍋にごま油を熱し、(1)を入れてしんなりするまで炒め、取り出す。
3.同じ鍋にAを入れて火にかけ、沸いたらちりめんじゃこを入れて煮る。
液量が半分くらいになったら(2)・お好みで粉山椒を入れ、焦げないように混ぜながら汁気がほとんどなくなるまで煮る。
<ポイント>
・粉山椒は実山椒にするとより風味が増します。
・粗熱が取れたら清潔な密閉容器に入れて冷蔵すると、5日程度保存可能です。
【手間をかける価値は栄養にもあり!】
普段は捨ててしまうピーマンのへたや種を別の料理にするのは、少し手間に感じられるかもしれません。
でも、捨ててしまうこれらの部位に、体によい栄養素がたっぷり詰まっていたとしたら…?
ピーマンにはピラジンという苦み(香り)のもとになる成分が含まれています。
この成分は血行をよくする効果が期待でき、生活習慣病の予防・改善に役立ちます。
苦みのもとなので、ピーマンの果肉よりも種やわたの部分に多く含まれているのですね。
ほかにも、ピーマンの苦み成分のひとつであるクエルシトリンには利尿作用があり、むくみを予防するなど、栄養を気にする方なら食べないともったいない部位ですよ☆
これから旬を迎え、どんどん大きく育っていくピーマン。
捨ててしまう部位もおいしく食べて、無駄なく消費したいですね!
今回ご紹介したレシピ以外でも、煮込み料理などで長めに加熱するときは、丸ごと調理してみるのもおすすめです。
ぜひ召し上がって下さいませ☆
Text byはむこ/食育インストラクター