更新日:2024/06/10
「歳を重ねるにつれて、顔の毛穴が気になるようになった」という方も多いのでは?特に顔の中央に位置する鼻や頬まわりは、目につきやすいので気になりますよね…。実はその悩み、食事からもアプローチすることができますよ☆今回は、赤ちゃんのようなツルツルの毛穴レスの肌に憧れる大人の方は必見!『毛穴の開き』を食の観点から見ていきたいと思います。
症状を改善するには、まず原因を知ることが大切です。毛穴が開く主な原因は、以下の要素が考えられます。
●皮脂の過剰分泌皮脂が過剰に分泌されると、毛穴が押し広げられて大きくなっていきます。過剰な皮脂は毛穴に炎症を起こし、角化異常(ターンオーバーの乱れで毛穴に角質が溜まる)が起こることで毛穴が詰まりやすく、目立つようになります。角質や汚れが溜まると白い塊(角栓)になり、それが空気や紫外線にさらされると酸化して黒い塊になり、『イチゴ鼻』と呼ばれる黒ずみになります。
●加齢による皮膚の弾力低下年を重ねるとともに皮膚の弾力が低下することで、毛穴が開きやすくなる傾向があります。これは、加齢によって肌のハリや弾力に欠かせないコラーゲン・エラスチンの生成が低下して毛穴を支えきれなくなり、毛穴周りの皮膚が落ち込むからです。さらにハリや弾力が低下してしまうと、毛穴同士が帯状に連なって見えてしまう場合もあります。いわゆる『たるみ毛穴』という状態です。たるみ毛穴による毛穴の開きは、しずく型のように縦長に広がっている状態で、頬を持ち上げると毛穴が目立たなくなるという特徴があります。
●乾燥肌が乾燥すると、肌のハリや弾力が低下し、毛穴まわりに影ができることで毛穴が開いて見えます。また、乾燥していると肌の保護機能が働き、乾燥を補おうとして皮脂を分泌させます。毛穴詰まりが気になる方は、皮脂を抑えようと保湿を避ける傾向がありますが、実はこれは逆効果!余計に皮脂の分泌を促すことになります。毛穴トラブルを避けるためには、日々の保湿が重要です。
このほか、ストレスや不規則な生活、日焼けなども毛穴の開きを助長する要因として挙げられます。
今回は、おすすめの栄養素を3つご紹介します!
●ビタミンB2脂質の代謝に関わる補酵素として働きます。皮膚の粘膜や細胞の再生、酸化された脂質である過酸化脂質を還元する働きから、皮脂が原因の毛穴の対策には重要なビタミンです。
<おすすめの食品>豚レバー、ウナギ・ブリなどの魚、モロヘイヤなどです。
●ビタミンB6たんぱく質の代謝に関わる補酵素として働きます。免疫機能の正常な働きを保つほか、赤血球のヘモグロビンの合成にも欠かせません。ビタミンB6は皮脂分泌をコントロールする働きがあります。不足すると脂性肌になり、皮脂によって毛穴が詰まる場合もあるので、毛穴の開きが気になる方にはおすすめの栄養素です。
<おすすめの食品>マグロやカツオなどの赤身の魚や、ヒレ肉やササミなどの脂が少ない肉類などです。植物性の食品では、バナナやパプリカ、さつまいも、玄米にも含まれています。
●ビタミンC皮膚や細胞のコラーゲン生成を促進する働きがあります。そのほか、免疫力を高めたり、皮脂分泌をコントロールする効果が期待できます。
<おすすめの食品>果物(特に柑橘類やイチゴ)、野菜、芋類などです。
今回は、おすすめの栄養素がたっぷりのスープをご紹介します!
<材料(2人分> 調理時間:20分
モロヘイヤ・・1/2袋(50g)じゃが芋・・1個ささみ・・2本塩・・少々酒・・小さじ2にんにく(みじん切り)・・小さじ1/2カレー粉・・小さじ1/4A顆粒コンソメ・・小さじ1A水・・300mlこしょう・・少々サラダ油・・小さじ2
<作り方>
1.モロヘイヤは葉を摘み、ざく切りにする。じゃが芋は1cm厚のいちょう切りにし、600Wの電子レンジで2分30秒~3分加熱する。(竹串が刺さるくらいが目安です。)
2.ささみは耐熱容器に並べ、フォークで数か所穴を開ける。塩・酒を振って全体に絡め、ふんわりとラップをかけて600Wの電子レンジで1分30秒加熱する。一度取り出し、ささみの表裏をひっくり返して再度ラップをかけて1分加熱する。粗熱が取れたら手で食べやすい大きさにほぐし、筋を取り除く。(容器に残った水分も使うので、捨てないようにしてください。)
3.鍋にサラダ油・にんにくを入れて弱火で熱し、香りがしてきたら(1)を入れてサッと炒め、カレー粉を加えて混ぜ合わせる。
4.(3)にAを加え、ひと煮立ちしたらフタをして弱火で2~3分煮る。
じゃが芋が十分にやわらかくなったら(2)のささみ・残った水分を加えて弱火で1~2分煮、塩・こしょうで味を調える。
じゃが芋やささみも入っているので食べ応えがあり、満足感がある1品です☆このスープには、先ほどご紹介したビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンCが入っています。これらの栄養素はいずれも水溶性なので、スープや煮物にして煮汁ごといただくと栄養をあますことなく摂ることができます☆
いかがでしたか?皆さんも日々のスキンケアだけでなく、食事で内側からも毛穴ケアをしてみてくださいね。
Text by ろい/食育インストラクター
「歳を重ねるにつれて、顔の毛穴が気になるようになった」という方も多いのでは?
特に顔の中央に位置する鼻や頬まわりは、目につきやすいので気になりますよね…。
実はその悩み、食事からもアプローチすることができますよ☆
今回は、赤ちゃんのようなツルツルの毛穴レスの肌に憧れる大人の方は必見!
『毛穴の開き』を食の観点から見ていきたいと思います。
【毛穴が開いてしまう原因ってなんだろう?】
症状を改善するには、まず原因を知ることが大切です。
毛穴が開く主な原因は、以下の要素が考えられます。
●皮脂の過剰分泌
皮脂が過剰に分泌されると、毛穴が押し広げられて大きくなっていきます。
過剰な皮脂は毛穴に炎症を起こし、角化異常(ターンオーバーの乱れで毛穴に角質が溜まる)が起こることで毛穴が詰まりやすく、目立つようになります。
角質や汚れが溜まると白い塊(角栓)になり、それが空気や紫外線にさらされると酸化して黒い塊になり、『イチゴ鼻』と呼ばれる黒ずみになります。
●加齢による皮膚の弾力低下
年を重ねるとともに皮膚の弾力が低下することで、毛穴が開きやすくなる傾向があります。
これは、加齢によって肌のハリや弾力に欠かせないコラーゲン・エラスチンの生成が低下して毛穴を支えきれなくなり、毛穴周りの皮膚が落ち込むからです。
さらにハリや弾力が低下してしまうと、毛穴同士が帯状に連なって見えてしまう場合もあります。
いわゆる『たるみ毛穴』という状態です。
たるみ毛穴による毛穴の開きは、しずく型のように縦長に広がっている状態で、頬を持ち上げると毛穴が目立たなくなるという特徴があります。
●乾燥
肌が乾燥すると、肌のハリや弾力が低下し、毛穴まわりに影ができることで毛穴が開いて見えます。
また、乾燥していると肌の保護機能が働き、乾燥を補おうとして皮脂を分泌させます。
毛穴詰まりが気になる方は、皮脂を抑えようと保湿を避ける傾向がありますが、実はこれは逆効果!
余計に皮脂の分泌を促すことになります。
毛穴トラブルを避けるためには、日々の保湿が重要です。
このほか、ストレスや不規則な生活、日焼けなども毛穴の開きを助長する要因として挙げられます。
【毛穴の開きを防いでくれるのに効果的な栄養素は?】
今回は、おすすめの栄養素を3つご紹介します!
●ビタミンB2
脂質の代謝に関わる補酵素として働きます。
皮膚の粘膜や細胞の再生、酸化された脂質である過酸化脂質を還元する働きから、皮脂が原因の毛穴の対策には重要なビタミンです。
<おすすめの食品>
豚レバー、ウナギ・ブリなどの魚、モロヘイヤなどです。
●ビタミンB6
たんぱく質の代謝に関わる補酵素として働きます。
免疫機能の正常な働きを保つほか、赤血球のヘモグロビンの合成にも欠かせません。
ビタミンB6は皮脂分泌をコントロールする働きがあります。
不足すると脂性肌になり、皮脂によって毛穴が詰まる場合もあるので、毛穴の開きが気になる方にはおすすめの栄養素です。
<おすすめの食品>
マグロやカツオなどの赤身の魚や、ヒレ肉やササミなどの脂が少ない肉類などです。
植物性の食品では、バナナやパプリカ、さつまいも、玄米にも含まれています。
●ビタミンC
皮膚や細胞のコラーゲン生成を促進する働きがあります。
そのほか、免疫力を高めたり、皮脂分泌をコントロールする効果が期待できます。
<おすすめの食品>
果物(特に柑橘類やイチゴ)、野菜、芋類などです。
【毛穴の開きが気になる方におすすめのレシピをご紹介!】
今回は、おすすめの栄養素がたっぷりのスープをご紹介します!
【モロヘイヤのカレースープ】
<材料(2人分> 調理時間:20分
モロヘイヤ・・1/2袋(50g)
じゃが芋・・1個
ささみ・・2本
塩・・少々
酒・・小さじ2
にんにく(みじん切り)・・小さじ1/2
カレー粉・・小さじ1/4
A顆粒コンソメ・・小さじ1
A水・・300ml
こしょう・・少々
サラダ油・・小さじ2
<作り方>
1.モロヘイヤは葉を摘み、ざく切りにする。
じゃが芋は1cm厚のいちょう切りにし、600Wの電子レンジで2分30秒~3分加熱する。(竹串が刺さるくらいが目安です。)
2.ささみは耐熱容器に並べ、フォークで数か所穴を開ける。
塩・酒を振って全体に絡め、ふんわりとラップをかけて600Wの電子レンジで1分30秒加熱する。
一度取り出し、ささみの表裏をひっくり返して再度ラップをかけて1分加熱する。
粗熱が取れたら手で食べやすい大きさにほぐし、筋を取り除く。(容器に残った水分も使うので、捨てないようにしてください。)
3.鍋にサラダ油・にんにくを入れて弱火で熱し、香りがしてきたら(1)を入れてサッと炒め、カレー粉を加えて混ぜ合わせる。
4.(3)にAを加え、ひと煮立ちしたらフタをして弱火で2~3分煮る。
じゃが芋が十分にやわらかくなったら(2)のささみ・残った水分を加えて弱火で1~2分煮、塩・こしょうで味を調える。
じゃが芋やささみも入っているので食べ応えがあり、満足感がある1品です☆
このスープには、先ほどご紹介したビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンCが入っています。
これらの栄養素はいずれも水溶性なので、スープや煮物にして煮汁ごといただくと栄養をあますことなく摂ることができます☆
いかがでしたか?
皆さんも日々のスキンケアだけでなく、食事で内側からも毛穴ケアをしてみてくださいね。
Text by ろい/食育インストラクター