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たべて元気♪「食だより」

パパ・ママ

火を使わずに作るレシピ~炊飯器にお任せ!ケチャップライス~

更新日:2024/08/09

暑い季節は、出来るだけ火を使わずに涼しく料理したいですね。
今回は炊飯器ひとつで出来るケチャップライスレシピです。

早速レシピのご紹介です。

暑い季節なので、いつも以上に衛生面に気をつけて調理してください。

【炊飯器にお任せ!ケチャップライス】

材料を切って炊飯器に入れたら、スイッチを押すだけの簡単レシピです。
お子さんのお昼ごはんにぜひどうぞ。

<材料(3~4人分)> 調理時間:15分(米のザル上げ、炊飯時間は除く)

米・・2合
玉ねぎ・・1/2個
ピーマン・・2個
ウインナーソーセージ・・6~7本(120g)
Aトマトケチャップ・・50g
A塩・・小さじ1/3
A酒(あれば白ワイン)・・大さじ1
Aカレー粉・・小さじ1/4
Aこしょう・・少々
Aトマトジュース(食塩不使用)・・150g
水・・適量
バター・・5g
トマトケチャップ・・20g
バター・・10g

パセリ・粗挽き黒こしょうなど・・お好みで

<作り方>

1.米は洗ってザルに上げ、30分水気を切る。

2.玉ねぎ・ピーマンは7~8mm角に切り、ウインナーは7~8mm厚の輪切りにする。

3.炊飯器の内釜に(1)を入れ、Aを加えてよく混ぜる。

4.全体が混ざったら炊飯器の2合の目盛りまで水を注ぎ、(2)・バター(5g)をのせて普通に炊飯する。

5.炊き上がったら、トマトケチャップ・バター(10g)を入れてよく混ぜる。
お好みでパセリを振り、黒こしょうをかけていただく。

【ポイント】

カレー粉は、なければ入れなくても構いません。
ウインナーはベーコンやハムに置き換えてもOKです。
また鶏肉に置き換えれば、ボリュームのある一品になります。
鶏肉の場合は、下味の塩・こしょうをし、うま味の補いで顆粒や固形のコンソメを加えるとよいでしょう。
ピーマンをグリーンピースにしてもおいしいですよ。

【ひと手間かけるなら・・・】

ちょっと手間をかけて作りたいというときは、バター(このときは仕上げに入れた10gを使用)で玉ねぎ・ピーマンを炒め、米を加えてサッと炒め合わせます。
Aのトマトケチャップを加えて水分を飛ばすように炒め、炊飯器の内釜に入れましょう。
残りのAとトマトジュースを加えてひと混ぜし、2合のメモリまで水を注いで炊飯します。
炊いている間に、ウインナーをカリッとこうばしく焼きましょう。(ウインナーから脂が出るので、そのまま焼いてください。)
炊けたら、ウインナー・仕上げのトマトケチャップ・バター(5g)を加え、よく混ぜてください。
こうばしさなどがプラスされ、よりおいしくいただけます。

【トマトケチャップ】

トマトケチャップは、アメリカで商品化された調味料です。
最初のトマトケチャップは現在のような濃厚さはなく、防腐のために酢を加えたソース状のものだったそうです。
その後、砂糖の流通が拡大すると、砂糖を調味料として使うことが定着し、酸味と甘みのバランスが取れ、防腐効果も高くなった、現在のトマトケチャップの形に近づいたそうです。
日本へは明治時代に伝わり、日本のメーカーによって、白米に合う配合が開発され、私たちになじみ深い現在のトマトケチャップが誕生しました。
複雑な味のトマトケチャップは隠し味程度の量を料理に加えるだけでも味が調う優れものの調味料です。
洋食に限らず和食との相性も意外とよいので、味つけに少し物足りなさを感じたときは、トマトケチャップが入っていると分からない程度に使ってみるのもおすすめです。
また、「シトラール」という成分が含まれ、肉などの臭みを抑える働きがあるので、ハンバーグの肉だねに入れるのも効果的です。

【栄養】

トマトケチャップやトマトジュースにたっぷり使われているトマトは、強力な抗酸化作用を持つリコピンを含む食材です。
そのほかにも、リコピン同様抗酸化力のあるβ-カロテンやビタミンC・Eも含むため、紫外線から肌を守ったり、体を若々しく保つ効果が期待出来ます。
また、造血作用のある葉酸、疲労回復・食欲増進を助けるクエン酸も摂れるので、おすすめです。

【ケチャップはトマトだけにあらず!?】

ケチャップは、昔の中国の方言に由来する「ケ・ツィアプ」が起源とされる調味料です。
材料も、トマトではなく魚を使うなど、今のケチャップとはまったく異なる調味料でした。
その後、この調味料が世界中に広まると、野菜や果物・きのこといったさまざまな食材で作られるようになり、現在に至ります。
日本でケチャップといえばほとんどの場合「トマトケチャップ」のことをいいますが、世界にはバナナやマンゴーなどを使ったケチャップが主流の国もあります。
日本のスーパーなどでは手に入りにくいかもしれませんが、外国の調味料を扱うお店や、インターネット販売であれば日本にいても入手可能かもしれませんので、見つけたら試してみてください。

夏休みシーズンでもあるので、ぜひお子さんと一緒に作ってみてくださいね。

Text by さゆり/食育インストラクター