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たべて元気♪「食だより」

食材・料理

縁起がよい「エビ」!9月第3月曜日はエビの記念日です☆

更新日:2023/09/15

今年は9月18日が敬老の日ですが、実は「エビの日」でもあるんです!!
今回は大人から子どもまで、人気のエビにスポットをあてていきたいと思います。

【敬老の日が海老の日になった理由】

長いひげ(※触角)を持ち、腰の曲がった海老の姿が、お年寄りの見た目に似ていることから、長寿の象徴とされています。
そのエビを「敬老の日」に食べて、高齢の方々に感謝と敬意を表し、末永い健康と長寿をお祝いする日にしたいとのことから同じ日になりました。

【どうして縁起がいいの?】

おせち料理やお祝い事で必ずと言ってもいいほど登場するエビですが、冒頭でもお話ししたように、長寿の意味だけではなくほかの意味もあります。

●出世の証
エビは大きくなるために脱皮を繰り返します。
その脱皮を繰り返して成長する様子が出世など新しく生まれ変わることをイメージさせるという説があります。

●めでたさの象徴
エビは目玉が飛び出していることから「めでたち(目出たし」」とされ、さらにゆでると赤くなることから、縁起がよいとされています。

【なぜ色が変わるの?】

エビが赤くなる理由は殻に含まれる色素に関係があります。
エビの殻には青いクラスタシアニンというたんぱく質と、赤いアスタキサンチンという色素が含まれています。
この2つの色素は体内で結合しているため、生きているうちは赤い色素の影響は見た目には出ていませんが、この結合は加熱によって分解されます。
すると、隠れていた赤い色素が表に現れるため本来の色である赤色になるのです。

【エビの殻は食べるべき?】

プリプリとしておいしいエビですが、殻を外して食べていませんか?
もちろんエビの殻にも栄養があります。
エビの殻には丈夫な骨や歯をつくるカルシウムが含まれていて、骨粗しょう症予防が期待できます。
また水に溶けない不溶性食物繊維のキチンが含まれていて、食事中のコレステロールの吸収を抑える効果があります。
ガーリックシュリンプにして殻ごと食べたり、殻を加熱して水分を飛ばして砕き、塩・かつお節・いりごま・青のりなどと炒めてふりかけにするとおいしくいただけるのでおすすめです。

【エビの寿命】

長寿の象徴のエビですが、エビ自体も寿命が長いのでしょうか?
エビの寿命は種類によって違います。
短めのクルマエビは1年~3年程度です。
逆に長生きするエビはイセエビで平均寿命10年前後ですが、長生きすると30年近く生きると言われています。

【エビの選び方】

大きさや色味など、種類により見た目が異なるエビですが、選び方の共通ポイントは色と殻のかたさです。
模様が鮮明で殻にかたさがあるものがよいでしょう。
頭や殻などが黒ずんでいるものは鮮度が落ちているので注意が必要です。

【魚のお世話をしているエビがいる!?】

エビの中には「クリーナーシュリンプ」と呼ばれるものもいます。
魚の体表の寄生虫を取り除いてくれたり、口の中に入って食べ残しを食べてくれます。
ウツボや魚の口の中にエビがいるのに食べられない理由はお掃除をしていたからなんです。
魚にとってはお医者さんのようですね。

【水の中じゃなくて大丈夫?】

皆さんは水の中ではなく「おがくず」に入れられたクルマエビを見たことがありませんか?
クルマエビは生きたまま販売されることが多く、おがくずに入っている場合があります。
その理由は、クルマエビはエラ呼吸をしていて、エラに触れる水から酸素を取り込み、二酸化炭素を出しています。
つまり、エラの周辺に水分があれば水中でなくても呼吸ができ、エラが乾くと命の危機に陥ります。
おがくずは保湿性がとても高いため、クルマエビのエラの周辺に水分を保持することが出来ます。
そのため、おがくずに詰める前にエラのあたりを十分に水で湿らせておけば、水槽がなくてもクルマエビは生きられるので、鮮度を保つ手段として使われているのです。

末長い健康と長寿をお祝いする日に、縁起物のエビを食べてはいかがでしょうか?

Text by あお/食育インストラクター