更新日:2025/09/12
苦手な食材といえば、ピーマンやにんじんが挙げられますが、きのこが苦手な子も多いのでは?そこで今回は苦手を克服する方法や苦手でも食べられる、きのこの肉みそを使った、「ジャージャー麺」レシピをご紹介します。
➀食感きのこは加熱するとヌルっとした特有の食感あり、これが苦手という子も多いようです。また、えのきたけやエリンギなどはかみ切りにくいことから嫌いになることもあるようです。
②においにおいが苦手というのも、きのこが嫌いな原因に挙げられます。特にしいたけのにおいが苦手という子が多く、しいたけ=きのことなり、ほかのきのこにも手を伸ばしにくくなるようです。
③見た目きのこの裏のヒダヒダの部分をみて、食べるのをやめてしまう子もいるようです。
●みじん切りにする食感や見た目が苦手な場合には、形を無くすことで食べられるようになることがあります。最初のうちは細かいみじん切りにし、ハンバーグなどに混ぜ込むのがおすすめです。慣れてきたら徐々にサイズを大きくしていくと、知らないうちに形が残っていても食べられるようになるかも!
●味つけを工夫する子どもは酸味や苦味が苦手です。なので、慣れるまでは酸味や苦味をおさえた味づけにするのがおすすめです。味噌やケチャップなどの甘味やうま味の強い調味料を使ったり、ハムやベーコン、ツナ、チーズなどを苦手な食材と組み合わせるとクセがやわらぎ、食べやすくなります。
今回はきのこを細かく刻み、しっかり炒めることで食感やにおいをおさえました。きのこはお好みのものでOKです。
<材料(2人分)> 調理時間:30分中華麺(生)・・ 2玉豚挽き肉・・100gしいたけ・・6枚エリンギ・・2本にんにく(みじん切り)・・小さじ1/2しょうが(みじん切り)・・小さじ1サラダ油・・小さじ2甜麺醤・・大さじ1・1/2豆板醤・・小さじ1/2
A酒・・大さじ2Aしょうゆ・・大さじ1A砂糖・・大さじ1・1/2A鶏がらスープの素・・小さじ1A水・・100ml長ねぎ(みじん切り)・・10cm水溶き片栗粉・・適量ごま油・・小さじ1
<作り方>1.しいたけとエリンギは粗めのみじん切りにする。2.フライパンにサラダ油を入れて熱し、(1)を入れて中火で焼き色をつけるように炒める。3.(2)に挽き肉・にんにく・しょうがを入れ、挽き肉をほぐしながら炒 める。肉に火が通ったら甜麺醤・豆板醤を加え、炒め合わせる。4.(3)にAを加え、ひと煮立ちしたら中火弱にし、水分が半量位になるまで煮詰める。長ねぎを入れて水溶き片栗粉でトロミをつけ、仕上げにごま油を加える。5.中華麺はたっぷりの熱湯で袋の表示通りにゆでる。 ゆで上がったら流水で洗い、ぬめりをとる。6.器に麺を盛り、(4)をたっぷりかける。小さなお子さんが食べる場合には、豆板醤の量を減らしてください。お好みで、きゅうりや長ねぎの千切り、トマトを添えてもおいしいです。
しいたけやエリンギなどのきのこ類は、食物繊維が豊富です。食物繊維は腸内環境を整え、便秘の予防や改善に期待できます。また、しいたけには、エルゴステロールという成分が多く含まれています。エルゴステロールは、紫外線にあたるとビタミンDに変わり、カルシウムの吸収を高めてくれます。この効果を期待したいのであれば、調理する前に1~2時間天日干しにしてから使うとよいでしょう。エリンギには、カリウムが比較的多く含まれています。カリウムは余分なナトリウムを体外に排出し、むくみの予防に効果が期待できます。
好き嫌いを克服するには、おいしい料理だけでなく、楽しく食べられる環境も大切です。一緒に買い物に行ったり、お手伝いをしてもらうほか、食事のときに食材や料理の話をすると、苦手な食材にも興味を持ち、苦手克服のきっかけになるかも知れません。ぜひ、楽しい食卓を囲み、苦手を減らしていきましょう。
Text by まち/食育インストラクター
苦手な食材といえば、ピーマンやにんじんが挙げられますが、きのこが苦手な子も多いのでは?
そこで今回は苦手を克服する方法や苦手でも食べられる、きのこの肉みそを使った、「ジャージャー麺」レシピをご紹介します。
【きのこが苦手な原因】
➀食感
きのこは加熱するとヌルっとした特有の食感あり、これが苦手という子も多いようです。また、えのきたけやエリンギなどはかみ切りにくいことから嫌いになることもあるようです。
②におい
においが苦手というのも、きのこが嫌いな原因に挙げられます。
特にしいたけのにおいが苦手という子が多く、しいたけ=きのことなり、ほかのきのこにも手を伸ばしにくくなるようです。
③見た目
きのこの裏のヒダヒダの部分をみて、食べるのをやめてしまう子もいるようです。
【きのこ嫌いを克服するには?】
●みじん切りにする
食感や見た目が苦手な場合には、形を無くすことで食べられるようになることがあります。最初のうちは細かいみじん切りにし、ハンバーグなどに混ぜ込むのがおすすめです。慣れてきたら徐々にサイズを大きくしていくと、知らないうちに形が残っていても食べられるようになるかも!
●味つけを工夫する
子どもは酸味や苦味が苦手です。なので、慣れるまでは酸味や苦味をおさえた味づけにするのがおすすめです。味噌やケチャップなどの甘味やうま味の強い調味料を使ったり、ハムやベーコン、ツナ、チーズなどを苦手な食材と組み合わせるとクセがやわらぎ、食べやすくなります。
【きのこも気にならない!?ジャージャー麺】
今回はきのこを細かく刻み、しっかり炒めることで食感やにおいをおさえました。きのこはお好みのものでOKです。
<材料(2人分)> 調理時間:30分
中華麺(生)・・ 2玉
豚挽き肉・・100g
しいたけ・・6枚
エリンギ・・2本
にんにく(みじん切り)・・小さじ1/2
しょうが(みじん切り)・・小さじ1
サラダ油・・小さじ2
甜麺醤・・大さじ1・1/2
豆板醤・・小さじ1/2
A酒・・大さじ2
Aしょうゆ・・大さじ1
A砂糖・・大さじ1・1/2
A鶏がらスープの素・・小さじ1
A水・・100ml
長ねぎ(みじん切り)・・10cm
水溶き片栗粉・・適量
ごま油・・小さじ1
<作り方>
1.しいたけとエリンギは粗めのみじん切りにする。
2.フライパンにサラダ油を入れて熱し、(1)を入れて中火で焼き色をつけるように炒める。
3.(2)に挽き肉・にんにく・しょうがを入れ、挽き肉をほぐしながら炒 める。肉に火が通ったら甜麺醤・豆板醤を加え、炒め合わせる。
4.(3)にAを加え、ひと煮立ちしたら中火弱にし、水分が半量位になるまで煮詰める。長ねぎを入れて水溶き片栗粉でトロミをつけ、仕上げにごま油を加える。
5.中華麺はたっぷりの熱湯で袋の表示通りにゆでる。
ゆで上がったら流水で洗い、ぬめりをとる。
6.器に麺を盛り、(4)をたっぷりかける。
小さなお子さんが食べる場合には、豆板醤の量を減らしてください。
お好みで、きゅうりや長ねぎの千切り、トマトを添えてもおいしいです。
【きのこの栄養】
しいたけやエリンギなどのきのこ類は、食物繊維が豊富です。
食物繊維は腸内環境を整え、便秘の予防や改善に期待できます。
また、しいたけには、エルゴステロールという成分が多く含まれています。
エルゴステロールは、紫外線にあたるとビタミンDに変わり、カルシウムの吸収を高めてくれます。
この効果を期待したいのであれば、調理する前に1~2時間天日干しにしてから使うとよいでしょう。
エリンギには、カリウムが比較的多く含まれています。
カリウムは余分なナトリウムを体外に排出し、むくみの予防に効果が期待できます。
好き嫌いを克服するには、おいしい料理だけでなく、楽しく食べられる環境も大切です。
一緒に買い物に行ったり、お手伝いをしてもらうほか、食事のときに食材や料理の話をすると、苦手な食材にも興味を持ち、苦手克服のきっかけになるかも知れません。
ぜひ、楽しい食卓を囲み、苦手を減らしていきましょう。
Text by まち/食育インストラクター