更新日:2022/05/06
このシリーズは、親子で一緒に作って楽しい時間を共有できるようなレシピをご紹介します。今回は母の日におすすめのてまり寿司をご紹介します。
①調理前後や食べる時は、手洗いを忘れずに。②調理前に子どもが出来ること、お手伝いが必要なことを確認しましょう。③「ながら作業」は危険なので、テレビなどは消してから作りましょう。
お子さんの年齢などによって一人で出来ることが違いますので、子どもに合ったサポートをお願いします。事前に材料や作る手順の確認をすると、考えながら作業をする練習にもなりますので、大人が誘導してあげながらお子さんに確認作業をしてもらってください。そして・・・一番大切なのは、お子さんが切り方や手順を間違えても怒ったりせず、修正する方法を一緒に考えてあげる事です。料理は同時にやらなければいけない事や、不測の事態がつきもの。大人であれば経験上対応出来る事がほとんどですが、子ども達は今まさにその事を学んでいる最中ですので、おおらかな気持ちで対応してあげて下さい。(でも、危険なことをしてしまった場合は、しっかり注意してくださいね!!)それではレシピのご紹介です。
<材料(4~5人分)> 調理時間:30分(ザル上げ・炊飯時間は除く)米・・1.5合A 米酢・・50gA 砂糖・・10gA 塩・・4g卵・・1個B 塩・・少々B 砂糖・・小さじ1/2B 牛乳・・大さじ1きゅうり・・1/2本茹でえび(すし用)・・4~5尾白身魚(刺身用)・・4~5切れまぐろ(刺身用)・・4~5切れ
<作り方>1.米を洗ってザルに上げ、30分位おいて水気を切る炊飯器の内釜に米を入れ、1.5合目の目盛りの少し下まで水を入れ、普通に炊飯する(すし飯用の目盛りがある場合はそちらで炊いて下さい)2.(1)が炊き上がったら混ぜ合わせたAを回し入れ、米を切るように混ぜ、うちわで扇ぎながら冷まし、1個20g位に分ける(人数に合わせて16~20個作る)3.卵をボウルに割り入れ、Bを加えてよく混ぜる鍋に入れて火にかけ、菜箸を4本くらい持って絶えず混ぜながら炒り卵を作り、冷ます4.きゅうりは薄く切って、2%位の塩水(分量外)にしばらくつけて、少ししんなりとさせるえびは尻尾を取る5.えび・魚類はラップにのせ、(2)の酢飯をのせてラップを閉じてひねり、まりの様な形に整える6.きゅうりの水気を取り、軍艦巻きの海苔のように酢めしに巻き、(3)をのせる7.全て出来上がったら器に盛る
<ポイント>今回はうま味の強い米酢を使用しましたが、一般的に使われる穀物酢もすっきりとした酢めしが出来ますので、お好みで変えてください。
今回は酢めしに使った酢についてご紹介します。酢は今から約7000年前のメソポタミア南部の文献に初めて登場した調味料で、古代は食用としてだけでなく、皮膚や耳の治療に使っていたそうです。日本に酢の製造技術が伝来したのは今から約1700年位前、中国からとされています。また今から1300年位前の奈良時代の頃は、作った酢を税金として朝廷に収めていたというから驚きですね。現在日本でよく使われている酢は、米・とうもろこし・小麦が原料ですっきりとした酸味が特徴的な「穀物酢」、穀物酢の中でも米を原料とし、米の甘みと旨味が効いた「米酢」や玄米または大麦などを使用し、長期熟成させて作るまろやかな酸味と旨味の「黒酢」、そしてぶどうを原料としたワインビネガーやりんごを原料としたりんご酢などが代表的な「果実酢」などです。酢はその酸っぱさのもとにもなっている酢酸やクエン酸などの有機酸が豊富です。酢酸やクエン酸は疲労回復効果が期待でき、食欲増進にも一役買ってくれます。また酢は殺菌作用もあるので、食品を腐りにくくし、れんこんなどの変色を防ぐ漂白効果もあります。味付けとしては酸味でサッパリとさせるだけでなく、炒め物などに少量加えるだけでも塩味がはっきりとするので、減塩にも役立ちますよ。
いかがでしたか。てまり寿司はすしを握る技術がなくても簡単に出来、華やかさもあるので、ぜひ家族のお祝いにお子さんと作ってみてはいかがでしょうか。
このシリーズは、親子で一緒に作って楽しい時間を共有できるようなレシピをご紹介します。
今回は母の日におすすめのてまり寿司をご紹介します。
【親子クッキングのお約束】
①調理前後や食べる時は、手洗いを忘れずに。
②調理前に子どもが出来ること、お手伝いが必要なことを確認しましょう。
③「ながら作業」は危険なので、テレビなどは消してから作りましょう。
【一緒に作る大人の方へ】
お子さんの年齢などによって一人で出来ることが違いますので、子どもに合ったサポートをお願いします。
事前に材料や作る手順の確認をすると、考えながら作業をする練習にもなりますので、大人が誘導してあげながらお子さんに確認作業をしてもらってください。
そして・・・一番大切なのは、お子さんが切り方や手順を間違えても怒ったりせず、修正する方法を一緒に考えてあげる事です。
料理は同時にやらなければいけない事や、不測の事態がつきもの。
大人であれば経験上対応出来る事がほとんどですが、子ども達は今まさにその事を学んでいる最中ですので、おおらかな気持ちで対応してあげて下さい。
(でも、危険なことをしてしまった場合は、しっかり注意してくださいね!!)
それではレシピのご紹介です。
【てまり寿司】
<材料(4~5人分)> 調理時間:30分(ザル上げ・炊飯時間は除く)
米・・1.5合
A 米酢・・50g
A 砂糖・・10g
A 塩・・4g
卵・・1個
B 塩・・少々
B 砂糖・・小さじ1/2
B 牛乳・・大さじ1
きゅうり・・1/2本
茹でえび(すし用)・・4~5尾
白身魚(刺身用)・・4~5切れ
まぐろ(刺身用)・・4~5切れ
<作り方>
1.米を洗ってザルに上げ、30分位おいて水気を切る
炊飯器の内釜に米を入れ、1.5合目の目盛りの少し下まで水を入れ、普通に炊飯する(すし飯用の目盛りがある場合はそちらで炊いて下さい)
2.(1)が炊き上がったら混ぜ合わせたAを回し入れ、米を切るように混ぜ、うちわで扇ぎながら冷まし、1個20g位に分ける(人数に合わせて16~20個作る)
3.卵をボウルに割り入れ、Bを加えてよく混ぜる
鍋に入れて火にかけ、菜箸を4本くらい持って絶えず混ぜながら炒り卵を作り、冷ます
4.きゅうりは薄く切って、2%位の塩水(分量外)にしばらくつけて、少ししんなりとさせる
えびは尻尾を取る
5.えび・魚類はラップにのせ、(2)の酢飯をのせてラップを閉じてひねり、まりの様な形に整える
6.きゅうりの水気を取り、軍艦巻きの海苔のように酢めしに巻き、(3)をのせる
7.全て出来上がったら器に盛る
<ポイント>
今回はうま味の強い米酢を使用しましたが、一般的に使われる穀物酢もすっきりとした酢めしが出来ますので、お好みで変えてください。
【酢の話】
今回は酢めしに使った酢についてご紹介します。
酢は今から約7000年前のメソポタミア南部の文献に初めて登場した調味料で、古代は食用としてだけでなく、皮膚や耳の治療に使っていたそうです。日本に酢の製造技術が伝来したのは今から約1700年位前、中国からとされています。また今から1300年位前の奈良時代の頃は、作った酢を税金として朝廷に収めていたというから驚きですね。
現在日本でよく使われている酢は、米・とうもろこし・小麦が原料ですっきりとした酸味が特徴的な「穀物酢」、穀物酢の中でも米を原料とし、米の甘みと旨味が効いた「米酢」や玄米または大麦などを使用し、長期熟成させて作るまろやかな酸味と旨味の「黒酢」、そしてぶどうを原料としたワインビネガーやりんごを原料としたりんご酢などが代表的な「果実酢」などです。
酢はその酸っぱさのもとにもなっている酢酸やクエン酸などの有機酸が豊富です。酢酸やクエン酸は疲労回復効果が期待でき、食欲増進にも一役買ってくれます。
また酢は殺菌作用もあるので、食品を腐りにくくし、れんこんなどの変色を防ぐ漂白効果もあります。
味付けとしては酸味でサッパリとさせるだけでなく、炒め物などに少量加えるだけでも塩味がはっきりとするので、減塩にも役立ちますよ。
いかがでしたか。
てまり寿司はすしを握る技術がなくても簡単に出来、華やかさもあるので、ぜひ家族のお祝いにお子さんと作ってみてはいかがでしょうか。