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たべて元気♪「食だより」

食育レシピ

郷土料理から地域の食文化を知ろう!~兵庫県 とふめし~

更新日:2024/07/15

皆さんは『兵庫県の郷土料理』と言うと、何をイメージされますか?
今回は、意外と知られていない?兵庫県の郷土料理のひとつ「とふめし」をご紹介します。

【「とふめし」ってどんな料理?】

「とふめし」は「豆腐めし」が転じたもので、ゆでた豆腐や人参、ごぼう、サバの水煮などを炒めて炊きたてのごはんに混ぜた料理です。
兵庫県丹波篠山市の大山地区に約120年前から伝わる「とふめし」
生まれたきっかけは、長老のある一言でした。
地域の寄り合いの際、大勢の料理を用意するのに苦労し、その様子を見た長老が“おかずとごはんを混ぜて作ればいい”と提案したことから、この料理が生まれたと言われています。
山里にも関わらずサバがあるのは、若狭湾から京都にサバなどの魚類を運ぶルート「サバ街道」のひとつがこの地域まで繋がっていて、塩漬けのサバが手に入ったからという説があります。
現在は生のサバではなく、保存がきいて手軽に使えるサバの水煮缶を使うことが多くなっています。

【実際に「とふめし」を作ってみよう!】

<材料(4人分)> 調理時間:25分(米の浸水、炊飯時間は除く)

米・・2合
水・・360ml
サバ水煮缶・・1/2缶
木綿豆腐・・・1丁(300g)
ごぼう・・1/2本
人参・・1/2本
油揚げ・・1枚
塩・・小さじ1/4
Aしょうゆ・・大さじ2
Aみりん・・大さじ2
A酒・・大さじ1
サラダ油・・小さじ2

<作り方>

1.米は洗って30分ほど浸水してザルに上げる。
炊飯器に米・水を入れて普通に炊飯する。

2.サバは軽く汁気を切り、食べやすい大きさにほぐす。

3.豆腐はキッチンペーパーを2枚重ねてしっかり包み、耐熱皿にのせて600Wの電子レンジでラップをせずに2分30秒加熱する。
キッチンペーパーを変えて包み直してしばらくおき、粗熱がとれたら手で適当な大きさにちぎる。

4.ごぼうは皮をこそげてささがきにし、水に浸してアクを抜いてザルに上げる。
人参は3cm長さの細切りにする。油揚げは油抜きをして、人参と同様に切る。

5.鍋にサラダ油を熱し、(4)のごぼう・人参を入れて中火で炒める。

6.全体に油が回ったら塩を振ってさらに炒め、野菜がしんなりしてきたら(2)・(3)・(4)の油揚げを加えて炒め合わせる。

7.(6)に合わせたAを入れて、汁気が無くなるまで炒り煮にする。

8.炊き上がった(1)のごはんに(7)を混ぜ合わせる。

今回は炊き込みごはんではなく、あとから具材を混ぜ込む形なので、ごはんは少しかために炊き上がるよう、水の量を少し減らしました。
炒めたことによるこうばしさや、具材の食感を楽しむことができるのは、混ぜ込みごはんのよさでもあります☆
具だくさんで食べ応えがあり、これ1品でさまざまな栄養素をバランスよく摂ることができますよ。

【「とふめし」にはどんな栄養があるの?】

今回は、とふめしに欠かせない『豆腐』と『サバの水煮』に注目してみました!

 ●豆腐
『畑の肉』と呼ばれる大豆から作られているため、たんぱく質やビタミンB1などの栄養素が豊富です。
そのほか、女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンや、血液のもととなるも含まれているので、女性や貧血気味の方におすすめです。
また、大豆よりも消化がよく、体調の優れないときの栄養補給にも役立ちます。

 ●サバの水煮
サバの水煮は骨までやわらかく、日本人が不足しがちなカルシウム補給にぴったりです。
また、造血のビタミンと呼ばれるビタミンB12や、強い抗酸化作用を持つビタミンEも含んでいます。
サバの脂には、血液をサラサラにして血栓症を防ぐDHAやIPA(EPA)が豊富です。

いかがでしたか?
「とふめし」は、食事を作る人の負担を軽くしようという思いやりから生まれた料理です。
栄養たっぷりの「とふめし」。
皆さんもぜひお試しあれ!

Text by ろい/食育インストラクター