更新日:2023/10/25
離乳食を開始して2カ月くらい経つと次のステップに進む段階となりますが、赤ちゃんだけでなく、ママやパパも離乳食生活に慣れてきたでしょうか。このシリーズは、離乳食初期~完了期までの簡単レシピをご紹介します。今回は、離乳食中期対象のレシピです♪
生まれてきた赤ちゃんは、母乳や育児用ミルクなどを飲んで育ちます。だんだん大きくなるにつれて、ミルクだけではエネルギーや栄養素が不足します。そのため、ミルクから幼児食に移行する過程が必要で、その時期に与えられる食事を離乳食と言います。赤ちゃんはいきなり固形物を食べることはできません。食べ物を噛みつぶしたり、飲み込んだりすることは繰り返しトレーニングが必要です。そして食べる食品の量や種類を徐々に増やし、成長に合わせて献立や調理の形態も変化させていきます。離乳食は、赤ちゃんにとって栄養を摂ることだけでなく、食べることの学びにもなる大切な時期なのです。
一般的に離乳食を開始する生後5~6カ月を離乳食初期といい、母乳や育児用ミルク以外の食べ物にふれ、慣れていく時期でもあります。1日1回から始め、さまざまな初めて食材を体験します。離乳食中期は生後7~8カ月ころをいい、1日2回の食事を習慣化するための時期です。まだまだ母乳や育児用ミルクが栄養源の中心ですが、離乳食を与える時間を毎回同じにし、この先の3回食に向けて生活リズムを整えていくという目的があります。
中期に入った最初の1カ月は午前中の1回目に加え、午後2時または午後6時前後のどちらかに2回目をあげてみましょう。与える量は、1回目は初期の後半と同量くらいを目安にし、2回目は1回目の1/3~1/2量から始め、慣れてきたら1回目と同じくらいの量にしていきます。その後、1回目の量も徐々に増やしていきますが、いきなり量を増やしてしまうと、赤ちゃんの消化能力が追いつかず、スムーズに進まなくなることがありますので、慌てずに赤ちゃんの様子を見ながら進めてください。またアレルギーの恐れもあるため、初めての食材は初期同様午前中に与え、与える量はスプーン1杯程度にしてください。与えるときは、かかりつけの病院がやっている日にし、気になることがあった場合、すぐに医師に相談出来る状況を作っておくと安心ですよ。
すりつぶしたり、ペーストにしたものが主だった離乳初期に比べ、中期は舌でつぶせる程度のかたさの食材を粗くつぶしたり、小さなサイコロ状にして食材の食感に慣れさせていきます。かたさの目安は、豆腐くらいです。中期の最初のころは、人参のようなかたいものは2mm角くらいに、豆腐のようなやわらかい食材は4~5mm角くらいから始めましょう。コロコロとした食材だけでは食べない場合、一部をペーストにして混ぜると食べやすいです。食べにくそうなときは、無理に与えずにトロミをつけるなどして様子を見てあげてくださいね。食感に慣れてきたら、中期の終わりごろは中期の初めよりも少しだけかためにします。大きさは、もともとかたい食材は3~4mm角くらい、やわらかい食材は6~7mm角程度にしてみましょう。白身魚などは、最初は細かくほぐし、終わりのころは大きめにほぐします。ご飯は7倍粥程度から始め、少しずつ5倍粥に移行します。
それではレシピのご紹介です。
白身魚に彩りのよい食材をあわせた見た目も楽しい一品。
<材料(1人分)> 調理時間:15~20分
白身魚・・10~15g人参・・5g青菜(葉のみ)・・5g ※ほうれん草や小松菜など出汁・・50ml水溶き片栗粉・・必要に応じて
<作り方>
1.白身魚はゆでて骨や皮がある場合は取り除き、食べられる大きさにほぐす。
2.人参は2~6mm厚の輪切りにして食べられるかたさまでやわらかくゆで、サイコロ状に切る。※厚さはお子さんに合わせて調整して下さい。
3.青菜はやわらかくゆで、水気を取って細かく刻む。
4.鍋に出汁・(1)・(2)・(3)を入れてひと煮立ちさせ、必要に応じて水溶き片栗粉でトロミをつける。
<ポイント>
白身魚は刺身用を少量で買い求めると、新鮮な食材を使用出来、骨もないので扱いやすいです。パパやママの夕飯が魚の場合はそこから一部取り分けて使ってもいいですね。その場合、脂分の多い白身魚や、甘塩鱈のような塩分の高いものは避けてください。
赤ちゃんは消化機能や腎機能が未発達なので、油脂や砂糖、塩分、食品添加物を多く含む食品は避けてください。新鮮な食材を使用し、素材の味をいかして調理しましょう。生卵や刺身は食中毒を起こす可能性があるため、離乳食では与えません。また乳児ボツリヌス症予防のため、はちみつや黒糖、それらを使用した食品などは1歳まで与えないでください。
いかがでしたか?離乳食づくりは手間がかかりますが、赤ちゃんにとってはとても大切な食事の時間。離乳食を一度にまとめて作って冷凍する、離乳食作りを簡単にしてくれる便利な調理グッズをうまく活用するなど、調理の負担を減らして、赤ちゃんと楽しい食事の時間を作ってくださいね。
離乳食を開始して2カ月くらい経つと次のステップに進む段階となりますが、赤ちゃんだけでなく、ママやパパも離乳食生活に慣れてきたでしょうか。
このシリーズは、離乳食初期~完了期までの簡単レシピをご紹介します。
今回は、離乳食中期対象のレシピです♪
【離乳食とは?】
生まれてきた赤ちゃんは、母乳や育児用ミルクなどを飲んで育ちます。
だんだん大きくなるにつれて、ミルクだけではエネルギーや栄養素が不足します。
そのため、ミルクから幼児食に移行する過程が必要で、その時期に与えられる食事を離乳食と言います。
赤ちゃんはいきなり固形物を食べることはできません。
食べ物を噛みつぶしたり、飲み込んだりすることは繰り返しトレーニングが必要です。
そして食べる食品の量や種類を徐々に増やし、成長に合わせて献立や調理の形態も変化させていきます。
離乳食は、赤ちゃんにとって栄養を摂ることだけでなく、食べることの学びにもなる大切な時期なのです。
【離乳食中期とは】
一般的に離乳食を開始する生後5~6カ月を離乳食初期といい、母乳や育児用ミルク以外の食べ物にふれ、慣れていく時期でもあります。
1日1回から始め、さまざまな初めて食材を体験します。
離乳食中期は生後7~8カ月ころをいい、1日2回の食事を習慣化するための時期です。
まだまだ母乳や育児用ミルクが栄養源の中心ですが、離乳食を与える時間を毎回同じにし、この先の3回食に向けて生活リズムを整えていくという目的があります。
【中期離乳食の進め方】
中期に入った最初の1カ月は午前中の1回目に加え、午後2時または午後6時前後のどちらかに2回目をあげてみましょう。
与える量は、1回目は初期の後半と同量くらいを目安にし、2回目は1回目の1/3~1/2量から始め、慣れてきたら1回目と同じくらいの量にしていきます。
その後、1回目の量も徐々に増やしていきますが、いきなり量を増やしてしまうと、赤ちゃんの消化能力が追いつかず、スムーズに進まなくなることがありますので、慌てずに赤ちゃんの様子を見ながら進めてください。
またアレルギーの恐れもあるため、初めての食材は初期同様午前中に与え、与える量はスプーン1杯程度にしてください。
与えるときは、かかりつけの病院がやっている日にし、気になることがあった場合、すぐに医師に相談出来る状況を作っておくと安心ですよ。
【中期食材の大きさ】
すりつぶしたり、ペーストにしたものが主だった離乳初期に比べ、中期は舌でつぶせる程度のかたさの食材を粗くつぶしたり、小さなサイコロ状にして食材の食感に慣れさせていきます。
かたさの目安は、豆腐くらいです。
中期の最初のころは、人参のようなかたいものは2mm角くらいに、豆腐のようなやわらかい食材は4~5mm角くらいから始めましょう。
コロコロとした食材だけでは食べない場合、一部をペーストにして混ぜると食べやすいです。
食べにくそうなときは、無理に与えずにトロミをつけるなどして様子を見てあげてくださいね。
食感に慣れてきたら、中期の終わりごろは中期の初めよりも少しだけかためにします。
大きさは、もともとかたい食材は3~4mm角くらい、やわらかい食材は6~7mm角程度にしてみましょう。
白身魚などは、最初は細かくほぐし、終わりのころは大きめにほぐします。
ご飯は7倍粥程度から始め、少しずつ5倍粥に移行します。
それではレシピのご紹介です。
【離乳食中期 白身魚と野菜の出汁煮】
白身魚に彩りのよい食材をあわせた見た目も楽しい一品。
<材料(1人分)> 調理時間:15~20分
白身魚・・10~15g
人参・・5g
青菜(葉のみ)・・5g ※ほうれん草や小松菜など
出汁・・50ml
水溶き片栗粉・・必要に応じて
<作り方>
1.白身魚はゆでて骨や皮がある場合は取り除き、食べられる大きさにほぐす。
2.人参は2~6mm厚の輪切りにして食べられるかたさまでやわらかくゆで、サイコロ状に切る。
※厚さはお子さんに合わせて調整して下さい。
3.青菜はやわらかくゆで、水気を取って細かく刻む。
4.鍋に出汁・(1)・(2)・(3)を入れてひと煮立ちさせ、必要に応じて水溶き片栗粉でトロミをつける。
<ポイント>
白身魚は刺身用を少量で買い求めると、新鮮な食材を使用出来、骨もないので扱いやすいです。
パパやママの夕飯が魚の場合はそこから一部取り分けて使ってもいいですね。
その場合、脂分の多い白身魚や、甘塩鱈のような塩分の高いものは避けてください。
赤ちゃんは消化機能や腎機能が未発達なので、油脂や砂糖、塩分、食品添加物を多く含む食品は避けてください。
新鮮な食材を使用し、素材の味をいかして調理しましょう。
生卵や刺身は食中毒を起こす可能性があるため、離乳食では与えません。
また乳児ボツリヌス症予防のため、はちみつや黒糖、それらを使用した食品などは1歳まで与えないでください。
いかがでしたか?
離乳食づくりは手間がかかりますが、赤ちゃんにとってはとても大切な食事の時間。離乳食を一度にまとめて作って冷凍する、離乳食作りを簡単にしてくれる便利な調理グッズをうまく活用するなど、調理の負担を減らして、赤ちゃんと楽しい食事の時間を作ってくださいね。