更新日:2023/03/01
SDGsで17個の目標が掲げられ、「こまめに電気を消す」、「水を止める」、「エコバックを持つ」…など、自分に出来ることを実践されている人も多いのではないでしょうか。今回は家庭で簡単に実行できる「食品ロス」を減らすキャベツの外葉と芯を使ったレシピをご紹介します。捨ててしまいがちな部分ですが、おいしく、栄養も多いので使わないのはもったいないですよ!
かたい外葉も細かく刻み、炒めることで食べやすくなります。
<材料> 調理時間:20分
キャベツの外葉・・2~3枚(100g)ちりめんじゃこ・・10gごま油・・小さじ2白いりごま・・小さじ1かつお節・・1パック(2~2.5g)A酒・・小さじ1Aしょうゆ・・小さじ1/2A塩・砂糖・・ひとつまみ
<作り方>
1.キャベツは粗みじん切りにし、耐熱皿に広げる。ラップをふんわりかけ、600Wの電子レンジで1~2分加熱し、軽く水気を拭き取る。
2.フライパンにごま油を入れて火にかけ、(1)・じゃこを入れて薄く色づくまで中火で炒める。
3.Aを入れて汁気を飛ばすように炒め、仕上げにごま・かつお節を入れて混ぜ合わせる。
キャベツの芯は甘みも味も強いのでじっくり煮出せば出汁を使わずおいしいみそ汁に!
<材料(2人分)> 調理時間:15分
キャベツの芯・・1/2個分(約50g)えのきたけ・・1/2パック油揚げ・・1/2枚水・・400mlみそ・・大さじ1~2七味唐辛子・・お好みで
1.キャベツの芯は薄切りにする。えのきたけは根元を落として3等分に、油揚げは3~4cm長さの細切りにする。
2.鍋に水・キャベツの芯・えのきたけを入れて火にかける。沸いたら弱火にし、10分程度煮る。
3.油揚げを入れてさらに1~2分煮、みそを溶き入れる。お好みで七味唐辛子をかけてお召し上がりください。
■皮大根やにんじん、ごぼう、しょうがなどの根菜類には、皮のすぐ下に栄養がたくさん含まれています。よく洗ってから皮ごと調理すると、無駄なく栄養を摂ることが出来ます。食感や見た目が気になるという場合には、薄くむく程度にしましょう。また、りんごなど果物の皮にはポリフェノールが含まれています。野菜同様、よく洗い、皮ごと食べるとゴミも少なく、栄養も摂ることが出来ますよ。
■葉・茎大根やかぶの葉は、太陽の光をたっぷり浴び、根にはない栄養素を持っています。特に、ビタミン類は根よりも豊富です。また、セロリの葉やねぎの青い部分、ブロッコリーやカリフラワーの茎などもおいしくて栄養たっぷり!刻んで一緒に調理するようにしましょう。
■ワタ・種皮や葉、茎は料理に使っている人も多いと思いますが、ピーマンやかぼちゃなどのワタや種も食べられるのは知っていますか?ピーマンのワタや種は苦味のもとでもありますが、実の部分より栄養が豊富です。肉詰めなどにすれば、苦味も気にならず、おいしく食べられますよ。かぼちゃの種はそのままでは食べられませんが、オーブンやレンジなどで乾燥させ、白い殻をむいて中の部分をいただきます。ただ、かぼちゃの種は栄養価が高い分、カロリーも高め。おいしいからといって食べ過ぎには気をつけましょう。
外葉や芯には、肌荒れや風邪予防をはじめ、ストレス緩和に役立つ「ビタミンC」が多く含まれています。ビタミンCは一度にたくさん摂取してもあまった分は体外に排出されるうえ、体内で合成されないので毎日摂るように心がけましょう。そのほか、芯には傷ついた粘膜を修復し胃潰瘍の予防・改善に働く「キャベジン」や、高血圧やむくみの予防・改善に働く「カリウム」などが多く含まれています。
食事は私たちの生活に欠かせないもの。料理を作るときにちょっと意識を向ければ、食品ロスも減らすことが出来ます。無理のない範囲でできることからはじめてみてはいかがですか?
Text byまち/食育インストラクター
SDGsで17個の目標が掲げられ、「こまめに電気を消す」、「水を止める」、「エコバックを持つ」…など、自分に出来ることを実践されている人も多いのではないでしょうか。
今回は家庭で簡単に実行できる「食品ロス」を減らすキャベツの外葉と芯を使ったレシピをご紹介します。
捨ててしまいがちな部分ですが、おいしく、栄養も多いので使わないのはもったいないですよ!
【キャベツの外葉を使った「ふりかけ」】
かたい外葉も細かく刻み、炒めることで食べやすくなります。
<材料> 調理時間:20分
キャベツの外葉・・2~3枚(100g)
ちりめんじゃこ・・10g
ごま油・・小さじ2
白いりごま・・小さじ1
かつお節・・1パック(2~2.5g)
A酒・・小さじ1
Aしょうゆ・・小さじ1/2
A塩・砂糖・・ひとつまみ
<作り方>
1.キャベツは粗みじん切りにし、耐熱皿に広げる。
ラップをふんわりかけ、600Wの電子レンジで1~2分加熱し、軽く水気を拭き取る。
2.フライパンにごま油を入れて火にかけ、(1)・じゃこを入れて薄く色づくまで中火で炒める。
3.Aを入れて汁気を飛ばすように炒め、仕上げにごま・かつお節を入れて混ぜ合わせる。
【出汁いらず!?キャベツの芯のみそ汁】
キャベツの芯は甘みも味も強いのでじっくり煮出せば出汁を使わずおいしいみそ汁に!
<材料(2人分)> 調理時間:15分
キャベツの芯・・1/2個分(約50g)
えのきたけ・・1/2パック
油揚げ・・1/2枚
水・・400ml
みそ・・大さじ1~2
七味唐辛子・・お好みで
<作り方>
1.キャベツの芯は薄切りにする。
えのきたけは根元を落として3等分に、油揚げは3~4cm長さの細切りにする。
2.鍋に水・キャベツの芯・えのきたけを入れて火にかける。
沸いたら弱火にし、10分程度煮る。
3.油揚げを入れてさらに1~2分煮、みそを溶き入れる。
お好みで七味唐辛子をかけてお召し上がりください。
【捨てていた!?かもしれない、野菜の○○に含まれる栄養】
■皮
大根やにんじん、ごぼう、しょうがなどの根菜類には、皮のすぐ下に栄養がたくさん含まれています。
よく洗ってから皮ごと調理すると、無駄なく栄養を摂ることが出来ます。
食感や見た目が気になるという場合には、薄くむく程度にしましょう。
また、りんごなど果物の皮にはポリフェノールが含まれています。
野菜同様、よく洗い、皮ごと食べるとゴミも少なく、栄養も摂ることが出来ますよ。
■葉・茎
大根やかぶの葉は、太陽の光をたっぷり浴び、根にはない栄養素を持っています。
特に、ビタミン類は根よりも豊富です。
また、セロリの葉やねぎの青い部分、ブロッコリーやカリフラワーの茎などもおいしくて栄養たっぷり!
刻んで一緒に調理するようにしましょう。
■ワタ・種
皮や葉、茎は料理に使っている人も多いと思いますが、ピーマンやかぼちゃなどのワタや種も食べられるのは知っていますか?
ピーマンのワタや種は苦味のもとでもありますが、実の部分より栄養が豊富です。
肉詰めなどにすれば、苦味も気にならず、おいしく食べられますよ。
かぼちゃの種はそのままでは食べられませんが、オーブンやレンジなどで乾燥させ、白い殻をむいて中の部分をいただきます。
ただ、かぼちゃの種は栄養価が高い分、カロリーも高め。
おいしいからといって食べ過ぎには気をつけましょう。
【外葉や芯って栄養があるの?】
外葉や芯には、肌荒れや風邪予防をはじめ、ストレス緩和に役立つ「ビタミンC」が多く含まれています。
ビタミンCは一度にたくさん摂取してもあまった分は体外に排出されるうえ、体内で合成されないので毎日摂るように心がけましょう。
そのほか、芯には傷ついた粘膜を修復し胃潰瘍の予防・改善に働く「キャベジン」や、高血圧やむくみの予防・改善に働く「カリウム」などが多く含まれています。
食事は私たちの生活に欠かせないもの。
料理を作るときにちょっと意識を向ければ、食品ロスも減らすことが出来ます。
無理のない範囲でできることからはじめてみてはいかがですか?
Text byまち/食育インストラクター