更新日:2023/10/06
子どもに限らず、大人にも好き嫌いはありますよね。でも、成長期の子どもには何でも食べて欲しいと思うのが親心。今回は、好き嫌いが分かれるごぼうを使ったレシピのご紹介です。
ごぼうが苦手な方は
・独特な香り・土臭い・えぐみを感じる・食感
などが主な理由のようです。確かに、ごぼうはほかの野菜と比べても土臭さや独特の香りがありますね。でも、逆にそれがごぼうらしさでもあるのかなと感じます。
ごぼうはアクの強い食材なので、香りやえぐみといったものを解消するにはしっかりと水にさらすことが大切です。土臭さはよく洗い、包丁の背で少し多めに表面をこそげ取ることで軽減出来ます。土つきの方が保存性はよいですが、洗いごぼうの方が土臭さが少ないので、購入時は洗いごぼうを選ぶのもよいでしょう。食感はしっかり火を通すことでやわらかくなるので、炊き込みご飯のようなじっくり加熱をする調理がおすすめです。ごく薄く切ったり、ささがきにしたりすると、より食べやすくなります。揚げ物にするとカリッとして食感がよくなり、香りなども飛ぶので、苦手な方は挑戦してみるとごぼうを好きになれるかもしれません。
ではレシピのご紹介です。
ごぼうにチーズやベーコンなどを合わせ、食べやすくしました。
<材料(作りやすい分量)> 調理時間: 30分
ごぼう・・1/2本小麦粉・・大さじ1ピザ用チーズ・・50gベーコン・・2枚 ※ハーフサイズのものを使用する場合は4枚オリーブオイル・・大さじ2~3粗挽き黒こしょう・・お好みで
<作り方>
1.ごぼうは出来るだけ薄めのささがきにし、水に入れて10分ほどおく。(途中で一度水をかえてください。)熱湯で20秒くらいゆでてザルに上げる。
2.ベーコンは千切りにする。
3.(1)の水気をしっかりと拭き取り、ボウルに入れる。
4.(3)に小麦粉・ピザ用チーズ・(2)を入れてよく混ぜる。
5.フライパンにオリーブオイルを熱し、(4)を入れてカリッとこうばしく両面を焼く。
6.食べやすい大きさに切り、盛り付ける。お好みで上から黒こしょうをかけてどうぞ。
<ポイント>
ごぼうは出来るだけ薄いささがきにすることで、ごぼう臭さが抑えられます。また、ゆでることでごぼうのえぐみやアクを軽減します。
●ごぼうごぼうは食物繊維が豊富な食材です。ごぼうはセルロースやリグニンといった不溶性食物繊維と水溶食物繊維のイヌリンの両方を含みます。不溶性の食物繊維は腸の運動を助け、便のかさを増加させるので、スムーズな排便を促すとともに、腸内環境を整えてくれます。水溶性の食物繊維は、胃腸で水分を吸収して膨らみ、食べ過ぎを抑制します。また糖の吸収を穏やかにする作用もあるので、血糖値の急な上昇も抑えてくれます。ごぼうはアクの強い野菜ですが、そのアクの正体はポリフェノールです。ポリフェノールは強い抗酸化作用が期待出来ますが、液体に溶けやすいため、今回のようにしっかりと水にさらしてしまうと効果が減ってしまいます。でも独特な香りやえぐみを取ることが出来るので、苦手克服の第一歩になります。ごぼうがお好きな場合や慣れてきたら、4~5分さらす程度にすることで、ポリフェノールも摂取することが出来ます。
●チーズ牛乳の加工品であるチーズは、良質なたんぱく質と、カルシウムが豊富です。たんぱく質の体内への吸収は牛乳よりもよいので、成長期のお子さんにはぴったり!ただし、塩分が多い商品もあるので、一度にたくさん食べないように気をつけてください。適量を継続して食べるとよい食材です。
いかがでしたか。好き嫌いは誰にでもあるものです。特に子どもの場合は、味以外の要素で苦手と感じている場合もあるので、何が嫌なのかを確認し、子どもと一緒にいろいろなメニューを試していくと克服しやすいかもしれませんよ。
Text by さゆり/食育インストラクター
子どもに限らず、大人にも好き嫌いはありますよね。
でも、成長期の子どもには何でも食べて欲しいと思うのが親心。
今回は、好き嫌いが分かれるごぼうを使ったレシピのご紹介です。
【ごぼうが嫌いな理由】
ごぼうが苦手な方は
・独特な香り
・土臭い
・えぐみを感じる
・食感
などが主な理由のようです。
確かに、ごぼうはほかの野菜と比べても土臭さや独特の香りがありますね。
でも、逆にそれがごぼうらしさでもあるのかなと感じます。
【嫌い克服ポイント】
ごぼうはアクの強い食材なので、香りやえぐみといったものを解消するにはしっかりと水にさらすことが大切です。
土臭さはよく洗い、包丁の背で少し多めに表面をこそげ取ることで軽減出来ます。
土つきの方が保存性はよいですが、洗いごぼうの方が土臭さが少ないので、購入時は洗いごぼうを選ぶのもよいでしょう。
食感はしっかり火を通すことでやわらかくなるので、炊き込みご飯のようなじっくり加熱をする調理がおすすめです。
ごく薄く切ったり、ささがきにしたりすると、より食べやすくなります。
揚げ物にするとカリッとして食感がよくなり、香りなども飛ぶので、苦手な方は挑戦してみるとごぼうを好きになれるかもしれません。
ではレシピのご紹介です。
【ごぼうのカリカリ洋風焼き】
ごぼうにチーズやベーコンなどを合わせ、食べやすくしました。
<材料(作りやすい分量)> 調理時間: 30分
ごぼう・・1/2本
小麦粉・・大さじ1
ピザ用チーズ・・50g
ベーコン・・2枚 ※ハーフサイズのものを使用する場合は4枚
オリーブオイル・・大さじ2~3
粗挽き黒こしょう・・お好みで
<作り方>
1.ごぼうは出来るだけ薄めのささがきにし、水に入れて10分ほどおく。(途中で一度水をかえてください。)
熱湯で20秒くらいゆでてザルに上げる。
2.ベーコンは千切りにする。
3.(1)の水気をしっかりと拭き取り、ボウルに入れる。
4.(3)に小麦粉・ピザ用チーズ・(2)を入れてよく混ぜる。
5.フライパンにオリーブオイルを熱し、(4)を入れてカリッとこうばしく両面を焼く。
6.食べやすい大きさに切り、盛り付ける。
お好みで上から黒こしょうをかけてどうぞ。
<ポイント>
ごぼうは出来るだけ薄いささがきにすることで、ごぼう臭さが抑えられます。
また、ゆでることでごぼうのえぐみやアクを軽減します。
【栄養】
●ごぼう
ごぼうは食物繊維が豊富な食材です。
ごぼうはセルロースやリグニンといった不溶性食物繊維と水溶食物繊維のイヌリンの両方を含みます。
不溶性の食物繊維は腸の運動を助け、便のかさを増加させるので、スムーズな排便を促すとともに、腸内環境を整えてくれます。
水溶性の食物繊維は、胃腸で水分を吸収して膨らみ、食べ過ぎを抑制します。
また糖の吸収を穏やかにする作用もあるので、血糖値の急な上昇も抑えてくれます。
ごぼうはアクの強い野菜ですが、そのアクの正体はポリフェノールです。
ポリフェノールは強い抗酸化作用が期待出来ますが、液体に溶けやすいため、今回のようにしっかりと水にさらしてしまうと効果が減ってしまいます。
でも独特な香りやえぐみを取ることが出来るので、苦手克服の第一歩になります。
ごぼうがお好きな場合や慣れてきたら、4~5分さらす程度にすることで、ポリフェノールも摂取することが出来ます。
●チーズ
牛乳の加工品であるチーズは、良質なたんぱく質と、カルシウムが豊富です。
たんぱく質の体内への吸収は牛乳よりもよいので、成長期のお子さんにはぴったり!
ただし、塩分が多い商品もあるので、一度にたくさん食べないように気をつけてください。
適量を継続して食べるとよい食材です。
いかがでしたか。
好き嫌いは誰にでもあるものです。
特に子どもの場合は、味以外の要素で苦手と感じている場合もあるので、何が嫌なのかを確認し、子どもと一緒にいろいろなメニューを試していくと克服しやすいかもしれませんよ。
Text by さゆり/食育インストラクター