更新日:2024/02/09
寒い日が続き、体の乾燥が気になる…という方も多いのではないでしょうか?保湿クリームを毎日塗ってケアしてもあまり改善しないという方は、食事を見直してみてはいかがでしょうか?今回は、“体の乾燥”を食の観点から見ていきたいと思います。
潤いが不足した肌は、カサカサして実際の年齢よりも老けて見えたり、シワの原因となり皮膚の老化を早めてしまう可能性があります。また、体を守るバリア機能も低下するので、細菌などに感染しやすくなり、かぶれや炎症などを招くこともあります。顔だけではなく体の乾燥も、症状が進行してしまう前に早めの対応を心掛けることが大切です☆
一般的に、肌によいと言われている栄養素はたくさんあります。今回はその一部を例に挙げ、それぞれの栄養素の働きをご紹介します☆
●たんぱく質・皮膚の主成分で、ターンオーバーを活発にする・不足すると肌トラブルが起こりやすくなる
<多く含まれている食材>魚介、肉、卵、大豆製品など
●ビタミンA・抗酸化作用による老化の抑制・皮膚や粘膜の潤いを維持する・新陳代謝を活発にする
<多く含まれている食材>緑黄色野菜、レバー、うなぎなど
●ビタミンB2・細胞の再生や成長を促す働きがあり、皮膚の新陳代謝には不可欠・肌が乾燥することで起きる炎症を抑える
<多く含まれている食材>うなぎ、舞茸、レバー、卵、大豆、納豆など
●ビタミンC・抗酸化作用による老化の抑制・美肌づくりに欠かせないコラーゲンの生成を促す
<多く含まれている食材>ブロッコリー、ピーマン、果物(柑橘類)など
●ビタミンE・抗酸化作用による老化の抑制・シワやたるみなどを引き起こす過酸化脂質を分解する・血行を促進し、肌の新陳代謝を活発にする
<多く含まれている食材>ごま、アーモンド、ナッツ類、大豆、アボガドなど
●セラミド・皮膚を外部の刺激から守り、角質層の水分を保持する
<多く含まれている食材>生芋こんにゃく、しらたき、大豆、黒豆、小豆、ひじき、ワカメなど
ビタミンには脂溶性と水溶性があり、それに応じた調理法で摂ることで、より効果が期待できます。例えば、体内でビタミンAに変わるβ‐カロテン(脂溶性)を多く含む青菜などは、胡麻和えやサラダ、炒め物などにして、脂質の多い種実(ごまやナッツなど)や植物油と組み合わせた方が体内での吸収率がアップします☆皆さんもぜひ、日ごろの食生活で意識してみてくださいね。
日常生活の中ではこんな所に気をつけると、肌の健康を守ることができますよ☆
■エアコンの使い過ぎエアコンは寒い冬には欠かせませんが、使い過ぎは空気が乾燥し、湿度が下がります。湿度が40%以下になると、肌やのどの乾燥を感じるだけでなく、インフルエンザなどのウイルスが活動しやすくなります。室内の湿度は加湿器を使うなどして40~60%程度に保ち、肌にものどにも優しい環境にしましょう。
■熱すぎるお湯や長時間の入浴肌に負担をかけるので、入浴時はお湯の温度をぬるめにして、10分以内に済ませるのがおすすめです。
■洗浄力の強い洗顔料や石けん体の油分が必要以上に洗い流されてしまい、乾燥を招きます。低刺激性のものを使い、肌を傷つけないよう優しくなでるように洗いましょう。
寒い季節に浴槽に浸かるのは、温かくて心地よいですよね☆秋冬は、春夏よりも浴槽に浸かる人が多い傾向にありますが、お風呂の中や上がった後に体がかゆくなるということはありませんか?実は温度差による刺激や皮膚の乾燥などが、かゆみのきっかけとなることがあるのです。例えば、温熱蕁麻疹(コリン性蕁麻疹)と呼ばれる非アレルギー性の蕁麻疹は、温熱刺激が原因で起こります。これは、熱いお湯に浸かったときや、急に冷たい外気にさらされたときなどに現れるという特徴があります。また、子どもの肌は大人の肌の半分程度の厚みしかないため、敏感で外部刺激を受けやすく、入浴後に肌のトラブルが起こることも少なくありません。なかでも、生後2・3カ月~10歳くらいまでは皮脂の分泌も未熟で、アミノ酸やセラミドなどの保湿成分が少ないので、肌がカサカサしやすいと言われています。冬は空気が乾燥しているうえ、入浴時には肌が濡れたりボディーソープなどで油分が落とされたりすることで、肌はさらに乾燥しやすい状態になります。かゆみが出た部分を引っ掻いてしまうと傷ができてしまうので、お風呂あがりはやわらかいタオルで水分を吸わせるように体をポンポンと拭き、すぐに保湿ケアをしましょう。
いかがでしたか?この冬は外側からのケアだけでなく、食事で体の内側からもケアして、乾燥しらずの健康的な肌を目指しましょう!
Text by ろい/食育インストラクター
寒い日が続き、体の乾燥が気になる…という方も多いのではないでしょうか?
保湿クリームを毎日塗ってケアしてもあまり改善しないという方は、食事を見直してみてはいかがでしょうか?
今回は、“体の乾燥”を食の観点から見ていきたいと思います。
【体の乾燥のケア、ちゃんとしていますか?】
潤いが不足した肌は、カサカサして実際の年齢よりも老けて見えたり、シワの原因となり皮膚の老化を早めてしまう可能性があります。
また、体を守るバリア機能も低下するので、細菌などに感染しやすくなり、かぶれや炎症などを招くこともあります。
顔だけではなく体の乾燥も、症状が進行してしまう前に早めの対応を心掛けることが大切です☆
【肌トラブルを緩和してくれる☆おすすめの栄養素をご紹介!】
一般的に、肌によいと言われている栄養素はたくさんあります。
今回はその一部を例に挙げ、それぞれの栄養素の働きをご紹介します☆
●たんぱく質
・皮膚の主成分で、ターンオーバーを活発にする
・不足すると肌トラブルが起こりやすくなる
<多く含まれている食材>
魚介、肉、卵、大豆製品など
●ビタミンA
・抗酸化作用による老化の抑制
・皮膚や粘膜の潤いを維持する
・新陳代謝を活発にする
<多く含まれている食材>
緑黄色野菜、レバー、うなぎなど
●ビタミンB2
・細胞の再生や成長を促す働きがあり、皮膚の新陳代謝には不可欠
・肌が乾燥することで起きる炎症を抑える
<多く含まれている食材>
うなぎ、舞茸、レバー、卵、大豆、納豆など
●ビタミンC
・抗酸化作用による老化の抑制
・美肌づくりに欠かせないコラーゲンの生成を促す
<多く含まれている食材>
ブロッコリー、ピーマン、果物(柑橘類)など
●ビタミンE
・抗酸化作用による老化の抑制
・シワやたるみなどを引き起こす過酸化脂質を分解する
・血行を促進し、肌の新陳代謝を活発にする
<多く含まれている食材>
ごま、アーモンド、ナッツ類、大豆、アボガドなど
●セラミド
・皮膚を外部の刺激から守り、角質層の水分を保持する
<多く含まれている食材>
生芋こんにゃく、しらたき、大豆、黒豆、小豆、ひじき、ワカメなど
【これらの栄養素の上手な摂り方☆】
ビタミンには脂溶性と水溶性があり、それに応じた調理法で摂ることで、より効果が期待できます。
例えば、体内でビタミンAに変わるβ‐カロテン(脂溶性)を多く含む青菜などは、胡麻和えやサラダ、炒め物などにして、脂質の多い種実(ごまやナッツなど)や植物油と組み合わせた方が体内での吸収率がアップします☆
皆さんもぜひ、日ごろの食生活で意識してみてくださいね。
【意外と盲点!?ここにも気をつけたい!】
日常生活の中ではこんな所に気をつけると、肌の健康を守ることができますよ☆
■エアコンの使い過ぎ
エアコンは寒い冬には欠かせませんが、使い過ぎは空気が乾燥し、湿度が下がります。
湿度が40%以下になると、肌やのどの乾燥を感じるだけでなく、インフルエンザなどのウイルスが活動しやすくなります。
室内の湿度は加湿器を使うなどして40~60%程度に保ち、肌にものどにも優しい環境にしましょう。
■熱すぎるお湯や長時間の入浴
肌に負担をかけるので、入浴時はお湯の温度をぬるめにして、10分以内に済ませるのがおすすめです。
■洗浄力の強い洗顔料や石けん
体の油分が必要以上に洗い流されてしまい、乾燥を招きます。
低刺激性のものを使い、肌を傷つけないよう優しくなでるように洗いましょう。
【お風呂に入ったら体がかゆい…。なんで?】
寒い季節に浴槽に浸かるのは、温かくて心地よいですよね☆
秋冬は、春夏よりも浴槽に浸かる人が多い傾向にありますが、お風呂の中や上がった後に体がかゆくなるということはありませんか?
実は温度差による刺激や皮膚の乾燥などが、かゆみのきっかけとなることがあるのです。
例えば、温熱蕁麻疹(コリン性蕁麻疹)と呼ばれる非アレルギー性の蕁麻疹は、温熱刺激が原因で起こります。
これは、熱いお湯に浸かったときや、急に冷たい外気にさらされたときなどに現れるという特徴があります。
また、子どもの肌は大人の肌の半分程度の厚みしかないため、敏感で外部刺激を受けやすく、入浴後に肌のトラブルが起こることも少なくありません。
なかでも、生後2・3カ月~10歳くらいまでは皮脂の分泌も未熟で、アミノ酸やセラミドなどの保湿成分が少ないので、肌がカサカサしやすいと言われています。
冬は空気が乾燥しているうえ、入浴時には肌が濡れたりボディーソープなどで油分が落とされたりすることで、肌はさらに乾燥しやすい状態になります。
かゆみが出た部分を引っ掻いてしまうと傷ができてしまうので、お風呂あがりはやわらかいタオルで水分を吸わせるように体をポンポンと拭き、すぐに保湿ケアをしましょう。
いかがでしたか?
この冬は外側からのケアだけでなく、食事で体の内側からもケアして、乾燥しらずの健康的な肌を目指しましょう!
Text by ろい/食育インストラクター