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たべて元気♪「食だより」

パパ・ママ

離乳食に役立つスプーンや器の選び方

更新日:2024/10/21

「初めての育児で分からないことだらけ!
ようやく母乳や育児用ミルクに慣れてきたのに今度は離乳食!?」そんなパパさんやママさんも多いのではないでしょうか?
今回は、離乳食のときに役立つスプーンや器の選び方のポイントをご紹介します。

【まずはコレ!離乳初期で大活躍するスプーン】

選ぶときの4つのポイントをまとめました。

①すくう部分の幅が浅いもの
離乳食開始の生後5カ月頃の赤ちゃんの口幅は2.5cmくらいです。
そのため、すくう部分の幅が大きいと口に入りません。
幅が2cmくらいのものを選びましょう。
また深みのあるスプーンは食べ物をすべて口の中に入れにくいため、浅めのスプーンがおすすめです。

②持ち手の長いもの
赤ちゃんは自分で食べることができないので、大人が食べさせやすい、持ち手が長く、まっすぐ伸びているものを選びましょう。
もし、市販のパウチの離乳食をあげる場合でも、持ち手が長いとパウチの底までしっかりすくうことができます。
スプーンの長さは12~14cmくらいのものがおすすめです。

③消毒しやすいもの
状況に応じてスプーンの消毒ができるように、電子レンジ消毒や食器洗い乾燥機、煮沸消毒、薬液消毒などご自身に合った消毒法ができるものを確認しておくとよいでしょう。

④素材のメリット・デメリットを考えて選ぶ
赤ちゃん用のスプーンにもさまざまな素材があります。

●シリコン製
哺乳瓶と同じ素材でやわらかいので腔内を傷つけにくいのが特徴。
熱を伝えにくく安全性に優れています。ただ色素沈着しやすのがデメリットです。

●プラスチック製
軽量で、長く使えるのが特徴です。
煮沸消毒が可能な耐熱性に優れたタイプもあります。
傷がつきやすく、シリコン製よりかたいのがデメリットです。

●ステンレス製
耐久性に優れて傷つきにくく、煮沸消毒ができて衛生的です。
ただ、口に入れると冷たく感じ、熱が伝わりやすいので温度に注意が必要です。

●木製
熱を伝えにくく安全性に優れ、ナチュラルな素材なので口あたりが優しいのが特徴です。
つけ置きや食洗器の使用は不可なので注意が必要です。

そのほか、温度センサーつきの離乳食用スプーンなども販売され、適温になっているか不安な方にはおすすめです。

【器を選ぶ時のポイントは?】

素材のメリット・デメリットはスプーンを選ぶときと同じですが、器の場合、ひっくり返したときに割れないか、食材のにおいが移りにくいか、器のまま加熱できるかどうかなどがポイントです。
陶器の器は、落としたら割れてしまいますが、倒れたり、動いたりしにくいため安定感はあります。
におい移りもしにくく、お手入れしやすい点はよいですね。
また、離乳食初期~中期はおかゆやペーストなどのメニューになるので、ある程度深さのある器がよいでしょう。
離乳食後期~完了期になると手づかみ食べがはじまるので、プレートタイプのものが使いやすいです。
仕切りのあるタイプは主菜・副菜など一緒に盛り付けられるので赤ちゃんも食べやすく、洗い物も少なくなるのでパパやママも嬉しいポイントですね。
そのほか、ひっくり返しを防ぐ吸盤のついた器・プレートや、離乳食初期~完了期まで使えるお茶碗などがセットになった器も販売されています。

いかがでしたか?
お気に入りの離乳食用スプーンや器をみつけて、お子さんとのお食事タイムを楽しんでください♪

Text by くまこ/食育インストラクター