更新日:2025/03/24
少量で料理に彩りや香りが楽しめる三つ葉。今回はそんな三つ葉をリボベジしてみました。
先ほどリボベジという言葉が出てきましたが、皆さん聞いたことはありますか?リボベジとは、造語の「Reborn Vegetable(リボーンベジタブル)」を略した「再生栽培」という意味です。再生栽培とは調理の際にあまった野菜や果物の種やヘタを、水に浸したり、土に埋めたりして再生させる栽培方法です。実を育てるのではなく、葉や茎を育てるところが特徴です。必要な量だけ収穫でき、食品ロスにもつながります。
●使う部位は余裕のあるサイズでカットするリボベジで使用する野菜のヘタや根本部分は、余裕をもって切りましょう。あまりギリギリで切ってしまうと、成長するための養分が不足して失敗しやすくなります。
●水は1日1回交換する雑菌が繁殖するのを防いだり、清潔に保つためにも容器の水は1日1回交換しましょう。ヌメリや異臭がしていないか確認するのも大切です。
●明るいところで育てるリボベジは室内で育てますが、野菜が育つには日光も必要不可欠です。直射日光を避け、窓際などのなるべく日あたりのよい場所で育てましょう。
根から4~5㎝のところをカットした三つ葉の下の部分コップなど、水位が分かりやすい透明な入れ物
<手順>・三つ葉を透明な入れ物に入れる・三つ葉のスポンジが半分つかる程度の水を入れ、明るい場所に置く
・1日1回水を変える
<材料(2人分)> 調理時間 20分三つ葉・・・1/4束玉ねぎ・・・1/4個溶き卵・・・2個A出汁・・・150mlAしょうゆ・・・大さじ1Aみりん・・・大さじ1ごはん・・・どんぶり2杯分
<作り方>1.三つ葉は3~4㎝長さに切り、玉ねぎは薄切りにする。2.フライパンにAを入れて熱し、玉ねぎを加える。3.しんなりしたら三つ葉を加えすぐに卵を回しかけ、ふたをする。4.器にごはんを盛り、(3)をのせる。
三つ葉には大きく分けて3種類あります。ここではそれぞれの違いについてご説明します。
●糸三つ葉全体的に青い三つ葉です。水耕栽培されるため、1年中出回っています。葉が小さめで香りが強いのが特徴です。また、アクが少なく口あたりもよいです。お吸い物や茶碗蒸しに使われる、一般的な三つ葉です。
●切り三つ葉根を切り落とした三つ葉です。発芽したら遮光された部屋に移して栽培されます。細くて白い茎と薄い緑の葉が特徴です。口あたりがよく上品な香りなので、お正月のお雑煮などに使われます。
●根三つ葉名前の通り、根がついた三つ葉です。茎が白く太いのが特徴です。枯れ株に土寄せし、葉を遮光して栽培されます。糸三つ葉や切り三つ葉より栄養価が高く、お浸しなどに向いている三つ葉です。
リボベジをする場合は根が必要なので、糸三つ葉か根三つ葉で行いましょう。
三つ葉独特の爽やかな香りにはイライラを鎮めたり、食欲増進効果があります。また、香気成分のほかにも、抗酸化作用のあるβ-カロテンや高血圧予防作用のあるカリウム、骨の形成に関わるビタミンKが含まれています。
いかがでしたか?リボベジは簡単にできて、インテリアにもなるのでおすすめです。また、三つ葉を少量使いたいときもぴったりです。ぜひ試してみて下さいね♪
Text by あお/食育インストラクター
少量で料理に彩りや香りが楽しめる三つ葉。
今回はそんな三つ葉をリボベジしてみました。
【リボベジとは?】
先ほどリボベジという言葉が出てきましたが、皆さん聞いたことはありますか?
リボベジとは、造語の「Reborn Vegetable(リボーンベジタブル)」を略した「再生栽培」という意味です。
再生栽培とは調理の際にあまった野菜や果物の種やヘタを、水に浸したり、土に埋めたりして再生させる栽培方法です。
実を育てるのではなく、葉や茎を育てるところが特徴です。
必要な量だけ収穫でき、食品ロスにもつながります。
【リボベジを成功させるコツ】
●使う部位は余裕のあるサイズでカットする
リボベジで使用する野菜のヘタや根本部分は、余裕をもって切りましょう。
あまりギリギリで切ってしまうと、成長するための養分が不足して失敗しやすくなります。
●水は1日1回交換する
雑菌が繁殖するのを防いだり、清潔に保つためにも容器の水は1日1回交換しましょう。
ヌメリや異臭がしていないか確認するのも大切です。
●明るいところで育てる
リボベジは室内で育てますが、野菜が育つには日光も必要不可欠です。
直射日光を避け、窓際などのなるべく日あたりのよい場所で育てましょう。
【準備するもの】
根から4~5㎝のところをカットした三つ葉の下の部分
コップなど、水位が分かりやすい透明な入れ物
<手順>

・三つ葉を透明な入れ物に入れる
・三つ葉のスポンジが半分つかる程度の水を入れ、明るい場所に置く
・1日1回水を変える

【育てた三つ葉で卵とじ丼を作ってみよう】
<材料(2人分)> 調理時間 20分
三つ葉・・・1/4束
玉ねぎ・・・1/4個
溶き卵・・・2個
A出汁・・・150ml
Aしょうゆ・・・大さじ1
Aみりん・・・大さじ1
ごはん・・・どんぶり2杯分
<作り方>
1.三つ葉は3~4㎝長さに切り、玉ねぎは薄切りにする。
2.フライパンにAを入れて熱し、玉ねぎを加える。
3.しんなりしたら三つ葉を加えすぐに卵を回しかけ、ふたをする。
4.器にごはんを盛り、(3)をのせる。
【三つ葉の種類】
三つ葉には大きく分けて3種類あります。
ここではそれぞれの違いについてご説明します。
●糸三つ葉
全体的に青い三つ葉です。
水耕栽培されるため、1年中出回っています。
葉が小さめで香りが強いのが特徴です。
また、アクが少なく口あたりもよいです。
お吸い物や茶碗蒸しに使われる、一般的な三つ葉です。
●切り三つ葉
根を切り落とした三つ葉です。
発芽したら遮光された部屋に移して栽培されます。
細くて白い茎と薄い緑の葉が特徴です。
口あたりがよく上品な香りなので、お正月のお雑煮などに使われます。
●根三つ葉
名前の通り、根がついた三つ葉です。
茎が白く太いのが特徴です。
枯れ株に土寄せし、葉を遮光して栽培されます。
糸三つ葉や切り三つ葉より栄養価が高く、お浸しなどに向いている三つ葉です。
リボベジをする場合は根が必要なので、糸三つ葉か根三つ葉で行いましょう。
【三つ葉の栄養】
三つ葉独特の爽やかな香りにはイライラを鎮めたり、食欲増進効果があります。
また、香気成分のほかにも、抗酸化作用のあるβ-カロテンや高血圧予防作用のあるカリウム、骨の形成に関わるビタミンKが含まれています。
いかがでしたか?
リボベジは簡単にできて、インテリアにもなるのでおすすめです。
また、三つ葉を少量使いたいときもぴったりです。ぜひ試してみて下さいね♪
Text by あお/食育インストラクター