更新日:2022/08/19
子どもが夏休みに入ると、毎日のお昼ごはんが大変!という声をよく聞きますが、一緒の時間を楽しく過ごすためにも親子でお昼ごはん作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。今回は子どもと作る「フライパンパエリア」のレシピをご紹介します。
●調理前後や食べるときは、手洗いを忘れずに。●調理前に子どもが出来ること、お手伝いが必要なことを確認しましょう。●「ながら作業」は危険なので、テレビなどは消してから作りましょう。
お子さんの年齢などによって一人で出来ることが違いますので、子どもに合ったサポートをお願いします。事前に材料や作る手順の確認をすると、考えながら作業をする練習にもなりますので、大人が誘導してあげながらお子さんに確認作業をしてもらってください。そして・・・一番大切なのは、お子さんが切り方や手順を間違えても怒ったりせず、修正する方法を一緒に考えてあげることです。料理は同時にやらなければいけないことや、不測の事態がつきもの。大人であれば経験上対応出来ることがほとんどですが、子どもたちは今まさにそのことを学んでいる最中ですので、おおらかな気持ちで対応してあげて下さい。(でも、危険なことをしてしまった場合は、しっかり注意してくださいね!!)
それではレシピのご紹介です。
パエリアパンがなくても大丈夫!フライパンでおいしく作りましょう。今回は魚介や肉類などを使った、ミックスパエリアです。
<材料(直径26cmのフライパン1台(3~4人分)> 調理時間:60分米・・1合鶏もも肉・・1/2枚塩・こしょう・・各少々ブラックタイガー(殻つき)・・6尾あさり(殻つき・砂抜き済み)・・10~12個パプリカ(赤)・・1/2個いんげん・・5本オリーブオイル・・大さじ2にんにく(みじん切り)・・1かけ分玉ねぎ(みじん切り)・・1/4個分ピーマン(みじん切り)・・2個分ウインナー(みじん切り)・・2本分トマト(ざく切り)・・1/2個分A 塩・・小さじ1/2A 顆粒コンソメ・・小さじ1A 湯・・500mlA サフラン・・5本くらい(入れなくてもよいです)レモン(くし切り)・・1/2個分イタリアンパセリ・・適量
<作り方>1.鶏肉は2cm角に切り、塩・こしょうをする。えびはキッチンバサミで殻の背中部分に切り込みを入れ、背ワタを取る。2.パプリカは細めの乱切りにする。いんげんは3cm長さのななめ切りにする。3.フライパンにオリーブオイルを熱して(1)のえびを入れて炒め、表面の色が変わったら取り出す。4.(3)のフライパンににんにくを入れ、弱火で炒める。にんにくに火が通ってきたら、玉ねぎ・ピーマンを入れ、しんなりとするまで弱火でゆっくりと炒める。5.(4)にソーセージを加えて炒め、鶏肉・トマト・サフラン・米を順に加えて炒める。
6.Aを注ぎ、あさり・えび・いんげん・パプリカを上にのせ、沸騰させる。アルミホイルでふたをし、中火で15分蒸し焼きにする。
7.アルミホイルを外してさらに5分水分を飛ばしながら加熱する。8.出来上がったら器に取り分けて、イタリアンパセリをかけ、レモンをしぼってどうぞ。
パエリアはラテン系民族が多いヨーロッパ南部の国、スペイン・バレンシア地方が発祥の料理です。「パエリア」はフライパンを意味する言葉ですが、バレンシア地方以外に伝わっていく間に料理名として浸透していったようです。日本では、今回のように魚介類や肉類が混ざったミックスパエリアをよく目にしますが、本場バレンシアでは、うさぎ肉や鶏肉などを使うことの方が多いようです。日本国内にもスペイン料理のお店がたくさんありますので、ぜひ本場の味を堪能してみてはいかがでしょうか。
今回使用した鶏肉・えび・あさりは良質なたんぱく質が豊富です。鶏肉は体内では作ることが出来ない必須アミノ酸・免疫力を高めるビタミンAが豊富な食材です。ビタミンAは目や皮膚などの粘膜を正常に保ったり、免疫力を高める働きがあります。脂溶性ビタミンなので、油と一緒に摂ると効率よく摂取出来ます。えびは疲労回復に効果があるタウリン・抗酸化力の高いビタミンEやアスタキサンチンなどが含まれます。あさりは亜鉛や鉄などのミネラルのほか、ビタミンB12も豊富です。えび同様タウリンも含みます。パプリカやいんげんも、体内でビタミンAに変わるβ-カロテンや免疫力を高めるビタミンCが含まれるので、暑い夏にはぴったりです。
いかがでしたか。料理は同じ食材を使っても、国ごとに違う料理として親しまれている場合も数多くあります。歴史を紐解きながら、料理を作って見るのも楽しいですよ。
暑い日が続きますが、しっかりと食べて元気に過ごしましょう!!
Text byさゆり/食育インストラクター
子どもが夏休みに入ると、毎日のお昼ごはんが大変!という声をよく聞きますが、一緒の時間を楽しく過ごすためにも親子でお昼ごはん作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
今回は子どもと作る「フライパンパエリア」のレシピをご紹介します。
【親子クッキングのお約束】
●調理前後や食べるときは、手洗いを忘れずに。
●調理前に子どもが出来ること、お手伝いが必要なことを確認しましょう。
●「ながら作業」は危険なので、テレビなどは消してから作りましょう。
【一緒に作る大人の方へ】
お子さんの年齢などによって一人で出来ることが違いますので、子どもに合ったサポートをお願いします。
事前に材料や作る手順の確認をすると、考えながら作業をする練習にもなりますので、大人が誘導してあげながらお子さんに確認作業をしてもらってください。
そして・・・一番大切なのは、お子さんが切り方や手順を間違えても怒ったりせず、修正する方法を一緒に考えてあげることです。
料理は同時にやらなければいけないことや、不測の事態がつきもの。
大人であれば経験上対応出来ることがほとんどですが、子どもたちは今まさにそのことを学んでいる最中ですので、おおらかな気持ちで対応してあげて下さい。(でも、危険なことをしてしまった場合は、しっかり注意してくださいね!!)
それではレシピのご紹介です。
【フライパンパエリア】
パエリアパンがなくても大丈夫!フライパンでおいしく作りましょう。
今回は魚介や肉類などを使った、ミックスパエリアです。
<材料(直径26cmのフライパン1台(3~4人分)> 調理時間:60分
米・・1合
鶏もも肉・・1/2枚
塩・こしょう・・各少々
ブラックタイガー(殻つき)・・6尾
あさり(殻つき・砂抜き済み)・・10~12個
パプリカ(赤)・・1/2個
いんげん・・5本
オリーブオイル・・大さじ2
にんにく(みじん切り)・・1かけ分
玉ねぎ(みじん切り)・・1/4個分
ピーマン(みじん切り)・・2個分
ウインナー(みじん切り)・・2本分
トマト(ざく切り)・・1/2個分
A 塩・・小さじ1/2
A 顆粒コンソメ・・小さじ1
A 湯・・500ml
A サフラン・・5本くらい(入れなくてもよいです)
レモン(くし切り)・・1/2個分
イタリアンパセリ・・適量
<作り方>
1.鶏肉は2cm角に切り、塩・こしょうをする。
えびはキッチンバサミで殻の背中部分に切り込みを入れ、背ワタを取る。
2.パプリカは細めの乱切りにする。
いんげんは3cm長さのななめ切りにする。
3.フライパンにオリーブオイルを熱して(1)のえびを入れて炒め、表面の色が変わったら取り出す。
4.(3)のフライパンににんにくを入れ、弱火で炒める。
にんにくに火が通ってきたら、玉ねぎ・ピーマンを入れ、しんなりとするまで弱火でゆっくりと炒める。
5.(4)にソーセージを加えて炒め、鶏肉・トマト・サフラン・米を順に加えて炒める。
6.Aを注ぎ、あさり・えび・いんげん・パプリカを上にのせ、沸騰させる。
アルミホイルでふたをし、中火で15分蒸し焼きにする。
7.アルミホイルを外してさらに5分水分を飛ばしながら加熱する。
8.出来上がったら器に取り分けて、イタリアンパセリをかけ、レモンをしぼってどうぞ。
【パエリアはどこの国の料理?】
パエリアはラテン系民族が多いヨーロッパ南部の国、スペイン・バレンシア地方が発祥の料理です。
「パエリア」はフライパンを意味する言葉ですが、バレンシア地方以外に伝わっていく間に料理名として浸透していったようです。
日本では、今回のように魚介類や肉類が混ざったミックスパエリアをよく目にしますが、本場バレンシアでは、うさぎ肉や鶏肉などを使うことの方が多いようです。
日本国内にもスペイン料理のお店がたくさんありますので、ぜひ本場の味を堪能してみてはいかがでしょうか。
【栄養】
今回使用した鶏肉・えび・あさりは良質なたんぱく質が豊富です。
鶏肉は体内では作ることが出来ない必須アミノ酸・免疫力を高めるビタミンAが豊富な食材です。
ビタミンAは目や皮膚などの粘膜を正常に保ったり、免疫力を高める働きがあります。
脂溶性ビタミンなので、油と一緒に摂ると効率よく摂取出来ます。
えびは疲労回復に効果があるタウリン・抗酸化力の高いビタミンEやアスタキサンチンなどが含まれます。
あさりは亜鉛や鉄などのミネラルのほか、ビタミンB12も豊富です。
えび同様タウリンも含みます。
パプリカやいんげんも、体内でビタミンAに変わるβ-カロテンや免疫力を高めるビタミンCが含まれるので、暑い夏にはぴったりです。
いかがでしたか。
料理は同じ食材を使っても、国ごとに違う料理として親しまれている場合も数多くあります。
歴史を紐解きながら、料理を作って見るのも楽しいですよ。
暑い日が続きますが、しっかりと食べて元気に過ごしましょう!!
Text byさゆり/食育インストラクター