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たべて元気♪「食だより」

食育

給食レシピにチャレンジ!「たこ飯」

更新日:2026/01/26

学校給食のお楽しみのひとつが、多種多様な味つけごはんです。
味を含ませた具材がたっぷり入ったごはんは食べやすく、苦手な野菜などがあっても味つけごはんに入っているなら食べられた、という方もいるほどです。
今回は給食の味つけごはんのなかから、たこ飯についてご紹介します。

【たこ飯は行事食?】

たこ飯は海沿い、特に関西や瀬戸内海近隣の複数の県でよく食べられている郷土料理で、今では全国的にも普及している味つけごはんのひとつです。
たこは日本近海でもよく獲れ、ミズダコなどは年間を通して水揚げされているので、各地で食べられているのも納得です。
そんなたこですが、地域によっては半夏生に食べる行事食とされることがあります。
これは、西日本、特に関西では古くからある風習が由来です。
半夏生(夏至から数えて11日目にあたる日)は、田植えを終える目安の時期とされ、農業を営む人々にとって大事な切り替わりのときでした。
そして、田植えの終わったこの日には稲がたこの足のようにたくさん根を伸ばし、丈夫に育つようにとの願いを込めて、たこを食べるようになったと言われています。
たこ飯は年間を通して提供されることのある給食メニューですが、なかには7月初旬(1日か2日ぐらい)によく出ていたな…と記憶している方もいるかもしれません。
それは半夏生の行事食として提供されていたのかもしれませんよ!

【たこ飯】

<材料> 調理時間:25分
ごはん・・2合分
蒸しだこ・・80g
ごぼう・・20g
にんじん・・20g
枝豆(冷凍)・・10g
しょうが(千切り)・・4g
サラダ油・・小さじ1

A出汁・・1/4カップ
Aしょうゆ・・大さじ1/2
Aみりん・・小さじ2
A酒・・小さじ1/2
A塩・・小さじ1/4

<作り方>
1.たこはひと口大のぶつ切りにする。
ごぼうはささがきにし、水にさらして5分おき、水気を切る。
にんじんは2~3cm長さの千切りにする。

2.枝豆は熱湯で20~30秒ゆでてザルに上げる。

3.鍋にサラダ油を熱し、(1)・しょうがを入れて炒める。
ごぼうがしんなりしたらAを加え、汁気がなくなるまで中火で煮る。

4.炊きあがったごはんに(2)・(3)を入れて混ぜ合わせる。

    【ポイント】

    ・たこをやわらかく仕上げたい場合は、Aを入れる直前にたこを入れてさっと炒め合わせて下さい。

    ・モチモチとした食感にしたい場合は、ごはんを炊くときに20g程度もち米と入れ替えるとよいでしょう。

    ・今回は濃口しょうゆを使った関東風の仕上がりになるレシピです。薄口しょうゆで作りたい場合は、塩の量を半量に減らして調節してください。

    たこ飯はごはんと一緒に具材を入れて炊く方法が一般的です。
    しかし、100食以上の大量調理になることの多い給食では、炊きムラの防止のため、具材はご飯と別に味つけしたものを混ぜ込む方式を採用することが多いようです。
    自分でたこ飯を作ったときに「給食で食べた味とどこか違う気がする?」と思われた方は、こちらの混ぜ込み方式にしてみると、記憶の味に近づくかもしれませんよ!

    現在の日本ではたこが通年出回っています。
    半夏生の時期だけではなく、食べたくなったときにいつでも食べられるのもたこ飯の魅力のひとつ。
    ぜひご自宅で作ってみて、味つけごはんのレパートリーに加えてみて下さい!

    Text by はむこ/食育インストラクター