更新日:2026/01/19
和食はヘルシーで体によい。世界的にそんなイメージが普及しています。しかし和食と呼ばれる日本料理の幅は広く、和食だからといって、なんでもヘルシーで体によいとは限りません。今回は食事の理想的な栄養バランスの指標として役立つ、「日本型食生活」についてのお話です。
世界的に有名な和食にはどんなものがあるでしょう?「和食」と紹介されている日本の料理の名前には、うどんやそば・焼き魚などの見慣れた料理が並んでいます。でも、ほかにはかつ丼や天ぷら、お好み焼きなど、おいしいけれどエネルギーや脂質が高く、毎日食べるのには向かない料理の名前も見られます。このように、和食という言葉でくくられる料理はとても多いので「健康のために和食中心の食生活を」と言っても、和食なら何でもよいわけではありません。
近年では健康によい食事の指標として、「日本型食生活」という言葉が聞かれるようになりました。これは、昭和50年代(西暦1975~84年)くらいの日本人の食生活をモデルにした食事のことです。これ以降から現在の日本の食事は、食の欧米化や欠食などが進み、脂質を摂り過ぎな傾向にあることが指摘されています。日本型食生活は、主食はごはんで、肉・魚などの主菜と野菜を使った小鉢(副菜)、フルーツや乳製品もバランスよく取り入れられた献立です。この献立はP(たんぱく質)・F(脂質)・C(炭水化物)のバランスが自然と整いやすく、野菜や果物を食べることで食物繊維や、ビタミン・ミネラルなどの微量栄養素も摂れるなど、栄養バランスを考えたときに最適に近い内容を自然と揃えることができるのです。栄養バランスの取れた食事は、生活習慣病などのリスクを遠ざけるのはもちろん、便秘や貧血などの日常のトラブルの改善にも役立つなど、健康と美容の面で大きなメリットがあるものです。もちろん、現代に自炊だけですべてを揃えるのは難しいですが、バランスのよい食生活の指標として、日本型食生活の内容を覚えておくことはとても大切です。
日本型食生活は品数が多く、さまざまな食品を食べられることがメリットですが、やはり手間をかける時間がネックになって、あきらめてしまう場合もあります。自炊が難しく、外食や中食に頼る場合は、日本型食生活に近い形の内容にすることを目指しましょう。まずは、主食はごはんを選ぶようにすること。ごはんをベースに考えることで、おかずや汁物なども自然と選択しやすくなります。そして、外食をする場合は、丼物や麺類ではなく、小鉢などのついた定食メニューを優先的に選ぶことで、さまざまな食品を食べやすくなります。丼物などが食べたいときは、サラダなどを追加するとよいでしょう。中食の場合も気をつけるポイントは同じで、おかずの多い幕の内風のお弁当を選ぶようにしたり、おにぎりなどを購入する場合はサラダや和え物などの野菜のお惣菜などをプラスするとよいでしょう。そのほか、買い物に行く時間が深夜帯になることが多いなど、生鮮食品やお惣菜の購入が難しい場合は、長期保存できる冷凍食品などのお惣菜や、冷凍野菜を使って品数を増やすことも、日本型食生活を継続しやすくなるポイントです。
体へのメリットの多い日本型食生活。しかし、始めから完璧を目指して一日三食全てを日本型食生活にするのは、難易度がとても高いものです。自分の生活時間に合った方法を選びながら、無理なく続けることが大切です。まずは一日のうち一食だけでも日本型食生活にできるように意識して、少しずつ取り組んで習慣化を目指しましょう!
Text by はむこ/食育インストラクター
和食はヘルシーで体によい。世界的にそんなイメージが普及しています。
しかし和食と呼ばれる日本料理の幅は広く、和食だからといって、なんでもヘルシーで体によいとは限りません。
今回は食事の理想的な栄養バランスの指標として役立つ、「日本型食生活」についてのお話です。
【「和食」の範囲は幅広い】
世界的に有名な和食にはどんなものがあるでしょう?
「和食」と紹介されている日本の料理の名前には、うどんやそば・焼き魚などの見慣れた料理が並んでいます。
でも、ほかにはかつ丼や天ぷら、お好み焼きなど、おいしいけれどエネルギーや脂質が高く、毎日食べるのには向かない料理の名前も見られます。
このように、和食という言葉でくくられる料理はとても多いので「健康のために和食中心の食生活を」と言っても、和食なら何でもよいわけではありません。
【日本型食生活とは?】
近年では健康によい食事の指標として、「日本型食生活」という言葉が聞かれるようになりました。
これは、昭和50年代(西暦1975~84年)くらいの日本人の食生活をモデルにした食事のことです。
これ以降から現在の日本の食事は、食の欧米化や欠食などが進み、脂質を摂り過ぎな傾向にあることが指摘されています。
日本型食生活は、主食はごはんで、肉・魚などの主菜と野菜を使った小鉢(副菜)、フルーツや乳製品もバランスよく取り入れられた献立です。
この献立はP(たんぱく質)・F(脂質)・C(炭水化物)のバランスが自然と整いやすく、野菜や果物を食べることで食物繊維や、ビタミン・ミネラルなどの微量栄養素も摂れるなど、栄養バランスを考えたときに最適に近い内容を自然と揃えることができるのです。
栄養バランスの取れた食事は、生活習慣病などのリスクを遠ざけるのはもちろん、便秘や貧血などの日常のトラブルの改善にも役立つなど、健康と美容の面で大きなメリットがあるものです。
もちろん、現代に自炊だけですべてを揃えるのは難しいですが、バランスのよい食生活の指標として、日本型食生活の内容を覚えておくことはとても大切です。
【実践するにはどうしたらいい?】
日本型食生活は品数が多く、さまざまな食品を食べられることがメリットですが、やはり手間をかける時間がネックになって、あきらめてしまう場合もあります。
自炊が難しく、外食や中食に頼る場合は、日本型食生活に近い形の内容にすることを目指しましょう。
まずは、主食はごはんを選ぶようにすること。ごはんをベースに考えることで、おかずや汁物なども自然と選択しやすくなります。
そして、外食をする場合は、丼物や麺類ではなく、小鉢などのついた定食メニューを優先的に選ぶことで、さまざまな食品を食べやすくなります。
丼物などが食べたいときは、サラダなどを追加するとよいでしょう。
中食の場合も気をつけるポイントは同じで、おかずの多い幕の内風のお弁当を選ぶようにしたり、おにぎりなどを購入する場合はサラダや和え物などの野菜のお惣菜などをプラスするとよいでしょう。
そのほか、買い物に行く時間が深夜帯になることが多いなど、生鮮食品やお惣菜の購入が難しい場合は、長期保存できる冷凍食品などのお惣菜や、冷凍野菜を使って品数を増やすことも、日本型食生活を継続しやすくなるポイントです。
体へのメリットの多い日本型食生活。
しかし、始めから完璧を目指して一日三食全てを日本型食生活にするのは、難易度がとても高いものです。
自分の生活時間に合った方法を選びながら、無理なく続けることが大切です。
まずは一日のうち一食だけでも日本型食生活にできるように意識して、少しずつ取り組んで習慣化を目指しましょう!
Text by はむこ/食育インストラクター