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たべて元気♪「食だより」

パパ・ママ

食物アレルギーとは?

更新日:2026/01/21

近年増え続ける「食物アレルギー」。
特にお子さんに食物アレルギーが出ると心配ですよね。
食物アレルギーは食べ物の好き嫌いとは違い、正しい理解と適切な対応が大切です。
そこで今回は食物アレルギーが起こるメカニズムと種類についてご紹介します。

【食物アレルギーとは?】

アレルギーとは、さまざまな物質に「触れる」・「吸い込む」・「食べる」などをしたときに起こる過剰な免疫反応(自分の体を守ろうとする防御反応)のことです。
通常、人間は食べ物を口にするとき、異物と認識せず、栄養源として消化・吸収する免疫システムが備わっています。
しかし、免疫反応を調整する仕組みに問題があると食べ物を異物として認識してしまうことがあり、これによって起こるアレルギー反応を「食物アレルギー」といいます。
じんましんや湿疹、赤みといった皮膚症状、下痢や嘔吐・腹痛などの消化器症状、くしゃみ、・鼻づまりなどの粘膜症状、咳やゼーゼーと苦しそうな呼吸などの呼吸症状が現れることが多くあります。
また、アレルギー症状には「アナフィラキシー」という呼吸困難やショック症状などを引き起こす場合があるので注意が必要です。

【食物アレルギーの種類】

■即時型食物アレルギー
原因となる食品を食べた直後から数時間以内(主に2時間以内)に皮膚や粘膜、消化器、呼吸器などに症状が現れます。
原因食物は年齢によって異なりますが、乳児では鶏卵、牛乳、小麦が多く、学童以降では甲殻類や果物類、小麦などが多い傾向にあります。

 ■非即時型
遅延型・遅発型
ともいい、食事後数時間から翌日など時間が経ってからアレルギー症状が現れます。
原因となる食物をみつけにくくなるため、自分が遅延型の食物アレルギーであることに気づかないケースも多くあります。
湿疹・かゆみといった皮膚症状から、頭痛やめまい、便秘・下痢などの消化器症状、体調不良や倦怠感といったアレルギーとは関係ないような多様な症状がみられます。

■特殊型食物アレルギー
特殊型には以下の2つがあります。

・食物依存性運動誘発アナフィラキシー
特定のアレルゲンを食べたあとに運動をすると発症
する食物アレルギーです。
特定のアレルゲンを食べて運動しなければ発症せず、また運動しても特定のアレルゲンを食べていなければ発症しません。
原因となる食物は小麦や甲殻類の発症頻度が高く、小学生以上から高校生に多くみられます。
全身のじんましんや赤みといった皮膚症状のほか、呼吸困難、ショック症状などを引き起こします。

・口腔アレルギー症候群
特定のアレルゲンを食べた直後に口の中がイガイガしたり、口の中がはれたりする症状
が特徴です。
原因とされるアレルゲンはりんごやバナナ、パインアップル、キウイフルーツ、ももといった果物や野菜の生食によるもので、症状は食後5分以内に現れることが多いです。
口腔内のみという場合がほとんどですが、まれにショック症状を起こすことも報告されています。

 ■新生児・乳児の食物アレルギー
新生児・乳児における食物アレルギーには以下の2つがあります。

・新生児・乳児消化管アレルギー
生後1週間以内を中心に嘔吐や下痢、血便といった消化器症状を起こすアレルギーです。
主に粉ミルクに使われる牛乳がアレルゲンとなりますが、2歳ころまでにはほとんど治るとされています。

・食物アレルギーに関与する乳児アトピー性皮膚炎
生後3カ月頃までに顔面から始まるような乳児アトピー性皮膚炎に合併して認められる食物アレルギー。
スキンケアをしてもなかなか症状が治まらない場合は食物アレルギーを合併している可能性が高いです。母親の食べたものによって症状が悪化する場合は、母乳によるアレルゲンの移行の可能性があります。

ただし、すべての乳児アトピー性皮膚炎に食物が関与しているわけでありません。
また、特定のアレルゲンの摂取により、即時型症状を誘発することもあるため、離乳食開始前に、主治医やアレルギー専門医などに相談してみてください。

いかがでしたか?
一般的に食物アレルギーは子どもの方が多く、次第に治って大人になって減少していく傾向にあります。
ただし、大人で発症する可能性もあるので、パパやママもあてはまる症状がある場合は、病院に行って受診してみてください。

Text by くまこ/食育インストラクター