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たべて元気♪「食だより」

パパ・ママ

食物アレルギーとは?~表示義務とアレルゲン除去~

更新日:2026/02/11

近年増え続ける「食物アレルギー」
特にお子さんに食物アレルギーが出ると心配ですよね。
食物アレルギーは食べ物の好き嫌いとは違い、正しい理解と適切な対応が大切です。
そこで今回は前回の「食物アレルギーとは?」に引き続き、食物アレルギーの表示義務やアレルゲンの除去についてお伝えします。

【食物アレルギーはどんな食品に多い?】

食物アレルギーの原因となる食品は、特に鶏卵が多く、次いで木の実、牛乳、小麦が報告されています。
日本では、食品表示法にもとづき、アレルギーを持つ消費者がアレルゲンを避け、安全な食生活を送ることができるようアレルゲンを含む食品にはアレルゲンを含む旨の表示が義務づけられています
アレルギー表示の対象品目には、食品表示基準で表示が義務づけられている(特定原材料)8品目と、表示を推奨する(特定原材料に準ずるもの)20品目の2種類があります。

●義務表示(特定原材料)8品目
えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生

●推奨表示(特定原材料に準ずるもの)20品目
アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、
キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、
豚肉、マカダミアナッツ、もも、やまいも、りんごゼラチン

近年健康志向を背景に木の実(ナッツ)類の消費量が増える一方、アレルギー発症事例も増加しています。
カシューナッツにおいては食物アレルギーの症例数が増加化傾向にあることから消費者庁は2025年度中に義務表示に追加し、ピスタチオにおいても輸入量の増加傾向、アレルギー症例数の増加により推奨表示の対象に追加する予定です。

【表示はよく見て!】

例えば、米粉を使用した製品のなかには、グルテンなど小麦を含む原材料が使用されている場合があります。
それにより小麦アレルギーの方の事故も発生しています。
アレルギーのある方は、購入時に表示などをよく確認するようにしましょう。
ちなみに、小売店で作った総菜、弁当、パン、菓子などの包装されていない食品や、外食で出される飲食物にはアレルギー表示の義務はありません
購入したり、利用するときは、お店の人に食物アレルギーであることを伝え、安全性を確認してから食事をするようにしましょう。

【アレルゲンは必要最低限の除去にしよう!】

念のため、心配だからといって必要以上に除去する食物を増やさないようにしてください。
食物アレルギーはあくまでも正しい診断にもとづいた「必要最低限の原因食物を除去すること」が基本です。
また、食物除去はアレルギー誘発を避けるだけでなく治療の一環でもあります。
定期的に食物経口負荷試験を受けてあくまでも症状が出る食物だけを除去しましょう。

【栄養が偏らないようにするためには?】

アレルゲンの食物除去によって「栄養が偏るのが心配」、「栄養は足りているかな?」と不安になりますよね。
例えば牛乳アレルギーはカルシウム不足、魚アレルギーはビタミンD不足など特定の栄養が不足しがちになります。
それらを補うように、牛乳除去はアレルギー用ミルクや、小魚・青菜・海藻などカルシウムの多い食品を、魚除去はきのこ類や卵黄などビタミンDの多い食品をとるようにしましょう。

いかがでしたか?
最近は食物アレルギー対応食に力を注ぐレストランなども増えています。
外食や旅行を計画する際には、あらかじめお店をチェックしてみると安心ですね。

Text by くまこ/食育インストラクター