更新日:2022/11/11
子どものころはあたり前だった「給食」。皆さんの思い出の味は、何ですか?今回は、甘辛いタレがよく染みたさんまでご飯がどんどん進む!「さんまのかば焼き丼」をご紹介します!
<材料(4人分)> 調理時間:30分さんま(生・開き)・・60g×4切れ酒・・小さじ1A片栗粉・・大さじ3A小麦粉・・大さじ1B砂糖・・大さじ3Bしょうゆ・・大さじ2B酒・・小さじ1Bみりん・・小さじ1B水・・大さじ3白いりごま・・大さじ1ごはん・・丼ぶり4杯分青しそ・・お好みで揚げ油・・適量
<作り方>1.さんまは長さを半分に切り、酒を振って10分ほどおき、ペーパータオルで軽く水気を拭き取る。
2.Aを合わせてふるい、(1)のさんまにまぶす。
3.180℃の揚げ油で、(2)を揚げる。表面がカリッとしたら取り出し、油を切る。
4.鍋にBを入れて火にかけ、トロミがつくまで加熱する。(3)のさんまを入れてタレを絡める。
5.器にごはんを盛り付けて(4)をのせ、ごまを振る。お好みで青しそを添える。
●さんま・DHA・IPA(EPA)血液をサラサラにし、血栓や動脈硬化の予防効果が期待できます。
・ビタミンB12たんぱく質の合成やアミノ酸の代謝に関わる栄養素です。また、正常な赤血球の生成にも関与しています。
・ビタミンDカルシウムの吸収や骨の成長を促進するほか、血中カルシウム濃度を調節する働きがあり、健康な骨を維持するために欠かせません
●ごま・ビタミンE抗酸化作用があり、老化予防のほか、血行促進に役立ちます。
・ゴマリグナン活性酸素を除去し、老化や動脈硬化を予防します。
・リノール酸やリノレン酸血圧を正常に保ち、コレステロール値を下げる働きがあります。
さんまを購入するときは、以下のポイントに注目してみましょう!
●背が青黒く、艶やかでハリがある●腹が銀白色に輝いていてハリがある●エラが鮮やかな赤色をしている●目が濁っていない●口先が黄色い
これらの条件が揃っているものは新鮮で脂のりがよいので、ぜひチェックしてみてくださいね☆
近年、さんまの不漁が続いています。どれくらい不漁なのかと言うと…2008年の漁獲量が34万3225トンだったのに対し、2021年はなんと1万8291トン…!これだけ激減してしまうと、かつては大衆魚として楽しまれていた「さんま」が高級魚になってしまう日も遠くないかもしれませんね…。国連食糧農業機関(FAO)の統計によると、さんまを漁獲している国や地域は、日本、台湾、中国、韓国、ロシア及びバヌアツで、2000年代以降は台湾や中国が漁獲量を伸ばしています。現在、日本やロシアは、主に自国の排他的経済水域(EEZ)内で操業を行っていますが、そのほかの国や地域は、主に公海域で操業を行っています。また、自国の近海で操業する日本の漁船は200トン未満の小型船であるのに対し、公海で操業するほかの国や地域の漁船は1000 トン級の大型船が多いという特徴があります。それに加え、日本の漁船は、漁獲したさんまを氷蔵して漁港に輸送することを想定した構造になっていて、遠隔海域での操業が困難です。このため、近年さんまの分布域が沖に移動し、近海に来遊する魚群が減少したことが漁獲量に直接影響を及ぼしたとの見解もあります。ただ、このほかにも海水温の変化などによって、さんまの生息数自体に何か影響があったのではないか?という考えもあり、現在も研究が進められています。以前のように、おいしいさんまがたくさん流通する日が来るとよいですね!
さんまは胃を持っておらず、エサとなる動物プランクトンを数十分で消化します。さんまは基本的に日中にエサを捕食します。漁は夜に行われるので、捕れたさんまの内臓にはほとんどエサが入っていない状態となり、はらわたを食べることができるのです。はらわたは、鉄などのミネラルを多く含んでいます。ただし、アニサキスなどの寄生虫の危険もあるため、必ず火を通して食べるように注意しましょう。今回はかば焼きなので開きを使いましたが、丸々一尾で食べる場合は、はらわらもチャレンジしてみてくださいね。
いかがでしたか?今回ご紹介した「さんまのかば焼き」は刻んで、小ねぎや海苔などと一緒にごはんに混ぜ込んでおにぎりにするのもおすすめです!皆さんもぜひお試しあれ☆
Text byろい/食育インストラクター
子どものころはあたり前だった「給食」。
皆さんの思い出の味は、何ですか?
今回は、甘辛いタレがよく染みたさんまでご飯がどんどん進む!「さんまのかば焼き丼」をご紹介します!
【さんまのかば焼き丼】
<材料(4人分)> 調理時間:30分
さんま(生・開き)・・60g×4切れ
酒・・小さじ1
A片栗粉・・大さじ3
A小麦粉・・大さじ1
B砂糖・・大さじ3
Bしょうゆ・・大さじ2
B酒・・小さじ1
Bみりん・・小さじ1
B水・・大さじ3
白いりごま・・大さじ1
ごはん・・丼ぶり4杯分
青しそ・・お好みで
揚げ油・・適量
<作り方>
1.さんまは長さを半分に切り、酒を振って10分ほどおき、ペーパータオルで軽く水気を拭き取る。
2.Aを合わせてふるい、(1)のさんまにまぶす。
3.180℃の揚げ油で、(2)を揚げる。表面がカリッとしたら取り出し、油を切る。
4.鍋にBを入れて火にかけ、トロミがつくまで加熱する。
(3)のさんまを入れてタレを絡める。
5.器にごはんを盛り付けて(4)をのせ、ごまを振る。
お好みで青しそを添える。
【この料理の栄養をチェック!】
●さんま
・DHA・IPA(EPA)
血液をサラサラにし、血栓や動脈硬化の予防効果が期待できます。
・ビタミンB12
たんぱく質の合成やアミノ酸の代謝に関わる栄養素です。
また、正常な赤血球の生成にも関与しています。
・ビタミンD
カルシウムの吸収や骨の成長を促進するほか、血中カルシウム濃度を調節する働きがあり、健康な骨を維持するために欠かせません
●ごま
・ビタミンE
抗酸化作用があり、老化予防のほか、血行促進に役立ちます。
・ゴマリグナン
活性酸素を除去し、老化や動脈硬化を予防します。
・リノール酸やリノレン酸
血圧を正常に保ち、コレステロール値を下げる働きがあります。
【おいしいさんまを見極めよう!】
さんまを購入するときは、以下のポイントに注目してみましょう!
●背が青黒く、艶やかでハリがある
●腹が銀白色に輝いていてハリがある
●エラが鮮やかな赤色をしている
●目が濁っていない
●口先が黄色い
これらの条件が揃っているものは新鮮で脂のりがよいので、ぜひチェックしてみてくださいね☆
【さんまの漁獲量が激減!?】
近年、さんまの不漁が続いています。
どれくらい不漁なのかと言うと…2008年の漁獲量が34万3225トンだったのに対し、2021年はなんと1万8291トン…!
これだけ激減してしまうと、かつては大衆魚として楽しまれていた「さんま」が高級魚になってしまう日も遠くないかもしれませんね…。
国連食糧農業機関(FAO)の統計によると、さんまを漁獲している国や地域は、日本、台湾、中国、韓国、ロシア及びバヌアツで、2000年代以降は台湾や中国が漁獲量を伸ばしています。
現在、日本やロシアは、主に自国の排他的経済水域(EEZ)内で操業を行っていますが、そのほかの国や地域は、主に公海域で操業を行っています。
また、自国の近海で操業する日本の漁船は200トン未満の小型船であるのに対し、公海で操業するほかの国や地域の漁船は1000 トン級の大型船が多いという特徴があります。
それに加え、日本の漁船は、漁獲したさんまを氷蔵して漁港に輸送することを想定した構造になっていて、遠隔海域での操業が困難です。
このため、近年さんまの分布域が沖に移動し、近海に来遊する魚群が減少したことが漁獲量に直接影響を及ぼしたとの見解もあります。
ただ、このほかにも海水温の変化などによって、さんまの生息数自体に何か影響があったのではないか?という考えもあり、現在も研究が進められています。
以前のように、おいしいさんまがたくさん流通する日が来るとよいですね!
【さんまは、はらわたも食べられる!】
さんまは胃を持っておらず、エサとなる動物プランクトンを数十分で消化します。
さんまは基本的に日中にエサを捕食します。
漁は夜に行われるので、捕れたさんまの内臓にはほとんどエサが入っていない状態となり、はらわたを食べることができるのです。はらわたは、鉄などのミネラルを多く含んでいます。
ただし、アニサキスなどの寄生虫の危険もあるため、必ず火を通して食べるように注意しましょう。
今回はかば焼きなので開きを使いましたが、丸々一尾で食べる場合は、はらわらもチャレンジしてみてくださいね。
いかがでしたか?
今回ご紹介した「さんまのかば焼き」は刻んで、小ねぎや海苔などと一緒にごはんに混ぜ込んでおにぎりにするのもおすすめです!
皆さんもぜひお試しあれ☆
Text byろい/食育インストラクター