更新日:2022/02/16
食物によるアレルギー疾患を持つ方は年々増加傾向にあり、それに伴ってアレルゲン除去食なども注目を集めています。アレルギーを持つ方にとって、その食材以外から必要な栄養を摂る事が求められますが、どんな食材を使えばよいか迷ってしまう事もありますよね。このシリーズでは、アレルゲン除去による栄養対策として、どのような食材を使えばよいか、そしてその中から簡単に出来るレシピをご紹介します。
食物アレルギーは、特定の食物を食べる(皮膚や粘膜に成分が付着・吸収され、起こる場合もあります。)事によって免疫システムが過敏に反応し、起こります。原因となるアレルゲンは食物に含まれるたんぱく質で、それが体内に入って消化吸収されると、血中でIgE抗体(免疫グロブリンE)というたんぱく質が作られます。その後、再び同じ食物が体内に入ると、IgE抗体が過敏に反応し、アレルギー症状が現れます。ひと口にたんぱく質といっても、食材によって構造が違うので、卵のたんぱく質に反応する方や、乳製品のたんぱく質に反応する方など様々です。
起こりやすい症状としては多い順に・皮膚症状(かゆみ・じんましん・紅斑など)・呼吸器症状(咳・ぜんそくの様なゼイゼイとした状態など)・粘膜症状(目の充血・くしゃみ・口の中や瞼・気道内の腫れなど)・消化器症状(腹痛・嘔吐・下痢など)が挙げられます。反応がとても強く出ると、アナフィラキシーを起こし、アナフィラキシーショックなどの命に関わるショック症状を起こす事もあります。症状が出るまでの時間も様々で、ほとんどの場合は食べた直後~2時間位で発症しますが、摂取後6~8時間後や、1~2日経って症状が現れたりもします。また一見するとアレルギーとは無関係に見える、頭痛や血圧低下・不整脈の症状が出る事もありますので、自分や家族の様子がいつもと違うと感じたら、自己判断はせず、速やかに専門医に相談してください。特に年齢の低い子どもは自分の状態をうまく伝える事が出来ないので、初めて食べる食材のほか、体調を崩している時の食事後などはいつも以上に気にかけてあげましょう。
植物性たんぱく質の多い食材・食品の代表選手は大豆・大豆製品ですが、それ以外の豆類(えんどう豆・そら豆など)も他の植物性食品に比べて多いです。豆類以外では、えんばく(オートミール)・大麦(押麦など)・全粒粉・そば・とうもろこし・芽キャベツなどもたんぱく質を多く含みます。それではレシピのご紹介です。今回は、市販の豆乳ヨーグルトを使って作る豆乳のクリームチーズ風ともちふわ食感の全粒粉と米粉のパンです。
豆乳ヨーグルト・・1パック(400g)塩・・1gレモン果汁・・5gココナッツオイル・・20g
次は全粒粉と米粉のパンを作りましょう
A全粒粉(パン用)・・150gA米粉(ミズホノチカラ・パン用)・・50gA塩・・3gA砂糖・・3gBドライイースト・・3gBぬるま湯・・150g~(145g~調整)Bオリーブオイル・・10g
パンが冷めたら豆乳のクリームチーズを付けて召し上がれ。たんぱく質はビタミンV6やマグネシウムなどと一緒に摂ると体内で効率良く働きます。バナナはビタミンV6を含むので、一緒にはさむのもおススメです。小さなお子さんにも食べやすくなります。また、アーモンドやカシューナッツなどのナッツ類はマグネシウムが豊富です。砕いてドライフルーツなどと一緒に豆乳のクリームチーズ風などに加えるとアクセントにもなり、美味しいですよ。
いかがでしたか。植物性たんぱく質の製品も沢山出ていますので、試してみてくださいね。
食物によるアレルギー疾患を持つ方は年々増加傾向にあり、それに伴ってアレルゲン除去食なども注目を集めています。
アレルギーを持つ方にとって、その食材以外から必要な栄養を摂る事が求められますが、どんな食材を使えばよいか迷ってしまう事もありますよね。
このシリーズでは、アレルゲン除去による栄養対策として、どのような食材を使えばよいか、そしてその中から簡単に出来るレシピをご紹介します。
【食物アレルギーとは】
食物アレルギーは、特定の食物を食べる(皮膚や粘膜に成分が付着・吸収され、起こる場合もあります。)事によって免疫システムが過敏に反応し、起こります。原因となるアレルゲンは食物に含まれるたんぱく質で、それが体内に入って消化吸収されると、血中でIgE抗体(免疫グロブリンE)というたんぱく質が作られます。その後、再び同じ食物が体内に入ると、IgE抗体が過敏に反応し、アレルギー症状が現れます。
ひと口にたんぱく質といっても、食材によって構造が違うので、卵のたんぱく質に反応する方や、乳製品のたんぱく質に反応する方など様々です。
【食物アレルギーかなと思ったら】
起こりやすい症状としては多い順に
・皮膚症状(かゆみ・じんましん・紅斑など)
・呼吸器症状(咳・ぜんそくの様なゼイゼイとした状態など)
・粘膜症状(目の充血・くしゃみ・口の中や瞼・気道内の腫れなど)
・消化器症状(腹痛・嘔吐・下痢など)
が挙げられます。
反応がとても強く出ると、アナフィラキシーを起こし、アナフィラキシーショックなどの命に関わるショック症状を起こす事もあります。
症状が出るまでの時間も様々で、ほとんどの場合は食べた直後~2時間位で発症しますが、摂取後6~8時間後や、1~2日経って症状が現れたりもします。
また一見するとアレルギーとは無関係に見える、頭痛や血圧低下・不整脈の症状が出る事もありますので、自分や家族の様子がいつもと違うと感じたら、自己判断はせず、速やかに専門医に相談してください。特に年齢の低い子どもは自分の状態をうまく伝える事が出来ないので、初めて食べる食材のほか、体調を崩している時の食事後などはいつも以上に気にかけてあげましょう。
【植物性たんぱく質を含む食材・食品】
植物性たんぱく質の多い食材・食品の代表選手は大豆・大豆製品ですが、それ以外の豆類(えんどう豆・そら豆など)も他の植物性食品に比べて多いです。
豆類以外では、えんばく(オートミール)・大麦(押麦など)・全粒粉・そば・とうもろこし・芽キャベツなどもたんぱく質を多く含みます。
それではレシピのご紹介です。
今回は、市販の豆乳ヨーグルトを使って作る豆乳のクリームチーズ風ともちふわ食感の全粒粉と米粉のパンです。
【豆乳のクリームチーズ風】
<材料(作りやすい分量)> 調理時間:10分(水切り時間は除く)
豆乳ヨーグルト・・1パック(400g)
塩・・1g
レモン果汁・・5g
ココナッツオイル・・20g
<作り方>
使うまで冷蔵庫で冷やしておく
<ポイント>
次は全粒粉と米粉のパンを作りましょう
【全粒粉と米粉のパン】
<材料(作りやすい分量)> 調理時間:60分(発酵時間は除く)
A全粒粉(パン用)・・150g
A米粉(ミズホノチカラ・パン用)・・50g
A塩・・3g
A砂糖・・3g
Bドライイースト・・3g
Bぬるま湯・・150g~(145g~調整)
Bオリーブオイル・・10g
<作り方>
パンが冷めたら豆乳のクリームチーズを付けて召し上がれ。
たんぱく質はビタミンV6やマグネシウムなどと一緒に摂ると体内で効率良く働きます。バナナはビタミンV6を含むので、一緒にはさむのもおススメです。小さなお子さんにも食べやすくなります。
また、アーモンドやカシューナッツなどのナッツ類はマグネシウムが豊富です。砕いてドライフルーツなどと一緒に豆乳のクリームチーズ風などに加えるとアクセントにもなり、美味しいですよ。
いかがでしたか。
植物性たんぱく質の製品も沢山出ていますので、試してみてくださいね。