SDGsは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」という英語の頭文字をとった略称です。 これは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年~2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。SDGsは、私たちがひとつしかない地球で暮らし続けられる「持続可能な世界」を実現するために、進むべき道を示した「ナビ」のようなものです。 SDGsは、『17の目標』と、それらを達成するための具体的な『169のターゲット』で構成されています。(詳しくは“「SDGs」ってなんだろう?”をご覧ください。)
近年耳にすることが多くなった、「SDGs」という言葉。
しかし、『いまいち身近に感じられない』『何から始めればよいか分からない』という方も少なくないかもしれません。
そこで、今回は「家庭で出来るSDGs」について考えていきたいと思います!
【まずは、SDGsをおさらい!】】
SDGsは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」という英語の頭文字をとった略称です。
これは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年~2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。SDGsは、私たちがひとつしかない地球で暮らし続けられる「持続可能な世界」を実現するために、進むべき道を示した「ナビ」のようなものです。
SDGsは、『17の目標』と、それらを達成するための具体的な『169のターゲット』で構成されています。(詳しくは“「SDGs」ってなんだろう?”をご覧ください。)
【早速今日から実践できる!家庭で出来るSDGsってなんだろう?】
今回は、実践しやすいSDGsをいくつか例に挙げてご紹介します!
●電気や水道の無駄遣いをなくす
節電や節水は、限りある資源を有効的に利用し節約にも繋がります。
・電気をつけっぱなしにしない
・シャワーを出しっぱなしにしない
・エアコンの設定温度を見直す
・冷蔵庫の開け閉めの回数を減らす
これらを意識するだけでも無駄は減らせます。
また、節電や節水グッズを使うのも有効です。
エアコンはサーキュレーターを併用すると空気が循環し、冷房や暖房の効率が上がるのでおすすめです☆
そのほか、シャワーヘッドや蛇口を節水タイプのものに、電源タップは個別にスイッチがついたものに変更するなど、買い替えのタイミングで節電・節水グッズを検討してみるのもよいですね!
●認証マークの商品を買う
認証マークは、地球に優しい生産方式で生産された持続可能な商品についています。
ここでは、認証マークの一部をご紹介します☆
■国際フェアトレード認証ラベル(The FAIRTRADE Marks)
フェアトレード認証ラベルは、適切な環境で育てられ、安全な労働環境のもと作られた商品を適切な価格で販売している商品に対して認められるものです。
生産される環境への配慮にとどまらず、人権や公平な取引にも配慮された証です。
コーヒーやチョコレートなどによく見られます。
■有機JASマーク
有機JASはオーガニック製品で見かける機会も多く、馴染みがあるマークですよね。
このマークがついているものは、環境への負荷が少ない方法で作られているので、環境や生態系の保全にも繋がっています。
野菜だけでなく、畜産物などにも使われている認証マークです。
■MSC認証(海洋管理協議会)通称:海のエコラベル
スーパーの魚売り場などで目にする「MSC認証」は、「海のエコラベル」とも呼ばれています。
魚は乱獲を防止すれば未来に渡って水産資源を獲ることができ、海の生態系も守れます。
そこで、豊かな海を守るために海のエコラベル「MSC認証」が定められました。
MSC認証は、持続可能で生態系への影響に配慮した漁業で獲った水産物を、流通から販売まで適切に管理されている証です。
■ASC認証(水産養殖管理協議会)
海で獲れる天然の水産物に認められるMSC認証に対し、養殖で育てる水産物に対する認証マークがASC認証です。
MSC認証と同じく、海洋資源を守るための規定をクリアした商品に認められています。
養殖のサケやエビ、貝をはじめ、缶詰などの水産加工品についています。
■FSC認証(森林管理協議会)
FSC認証は、森林の持続管理を示す認証マークです。
持続可能な森林を目指し、適切に管理・調達された森で作られたものに認められています。
ティッシュペーパーや印刷用紙など、日常生活でよく使う紙の商品についています。
これらのマークがついている商品は増えてはいるものの、まだあまり多くありません。
もし店頭に認証マークつきの商品を見かけたら、是非手に取ってみてくださいね☆
●マイバッグやマイボトルを持ち歩く
個人でできるSDGsの取り組みとして、マイバッグやマイボトルの持参は、既に実践されている方も多いのでは?
買い物袋の有料化やプラスチックストローの廃止など、脱プラスチックの習慣は、ここ数年でグッと身近になりましたね。
プラスチックごみを減らすことは海洋汚染を防ぐだけでなく、地球温暖化や生態系破壊などの問題に対する取り組みでもあります。そして、マイバッグやマイボトルを使うことは節約にも繋がるので、皆さんもぜひご活用ください!
●簡易包装や詰め替えの商品を選ぶ
シャンプーやコスメの詰め替え商品や簡易包装の生鮮品を選ぶのも、個人でできる身近なSDGsです。
詰め替えや簡易包装を選べば、必要のないゴミを出さずに済みます。
また、値段が割安な場合もあり、家計の節約になるのも嬉しいポイントです☆
最近では、シャンプーや洗剤などの詰め替え商品をボトルに詰め替えずに、吊るしてそのまま使えるものもあります。
そうすれば、詰め替える手間も省けるので一石二鳥です☆
SDGsは国際的な目標のため、どうしても難しく捉えてしまいがちですが、掘り下げてみると私たち1人1人がすぐに始められることもたくさんあります。
皆さんも、早速今日からSDGsを意識して行動してみてくださいね☆
Text byろい/食育インストラクター