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たべて元気♪「食だより」

SDGs

ベランダでできるいちご栽培 気をつけるポイントとは?

更新日:2024/03/01

真っ赤でツヤツヤ、芳醇な香りと甘酸っぱさで、多くの人から愛されるいちご。
でも、果肉がデリケートで傷みやすいのが困りどころです。
そんなとき、自宅で栽培できれば無駄にせず済むのに…と思われた方は、いちごの栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょう?
条件を満たせば、いちごはベランダでも栽培できるのです!

【ベランダで栽培する前にチェックしたいポイント】

いちごは栽培について難易度が低いとも高いとも言われることがあり、評価が分かれる作物です。
難易度が高いとする理由のひとつが、いちごが病気に弱い作物であることです。
植えっぱなしで放っておくと、うどん粉病や炭疽病などの病気にかかる可能性が高いのです。
一方で、きちんと環境を整えて対策し、こまめにお世話ができるのであれば、初めての栽培でも果実の収穫ができる作物でもあります。
ベランダで栽培する場合には、まず日照がどの程度あるか確認してみましょう。
いちごの成長には日光が欠かせません。
晴れた日に最低でも3~6時間は日光が当たる環境かどうかを確認しましょう。
そのあとに確認するのが、風通しのよさです。
風の通りが悪いと病気や虫害のリスクが高まるので、建物に囲まれたエリアなどは栽培に不向きです。

【植え付けのポイント】

いちごは土と肥料(野菜用の土やいちご専用の肥料などがおすすめです)・プランターや鉢植えなどがあれば最低限の栽培環境は整えられます。
しかし、ここでひと手間をかけることで、よりいちごが育ちやすくなります。
それが、マルチングです。
いちごを植え付けたあとの土に被せるもので、ヤシの繊維や藁の利用が手軽です。
※今回の写真は赤松などの樹皮を粉砕・加工したバークチップを採用しました。

マルチングを行うことで、水やりのときの泥はねを抑え、病気を予防する効果があります。
また、実ったいちごが直接土に触れなくなったり、土の乾燥を抑えるなど、いちご栽培がぐっと成功しやすくなります。
冬越えに備える時期に行うとする場合もありますが、ベランダ栽培であれば植え付け時に一緒に行ってもよいでしょう。
このとき、いちごが成長するクラウンと呼ばれる部分がマルチング材で隠れてしまわないように注意してください。

【花が咲いたら】

いちごをベランダで栽培するときは、受粉を人口で手助けする必要があります。
いちごの花はおしべとめしべが同じ花の中にあるので、難易度は低く、初心者でも簡単に受粉させられます。
メイク用の小さなブラシや綿棒などで、花の中央のめしべにおしべの花粉を付けてあげれば受粉します。
ただし、人工授粉はいちごの形がいびつになりやすい傾向にあります。
めしべ全体に花粉をまんべんなく付ければきれいな形のいちごになりますが、人工授粉の場合は花粉が偏りやすいのですね。

もし、ベランダ栽培で実ったいちごがいびつになっても、形を気にせず食べられる加工方法を憶えておくと無駄になりません。
今回は簡単にできるイチゴジャムの作り方をご紹介します!

【不揃いイチゴのジャム】

<材料> 調理時間:20分

いちご・・60g
砂糖・・25g
レモン果汁・・小さじ1/2

<作り方>

1.いちごはヘタを除いて洗い、水気をふき取る。
大きいものは2等分に切る。

2.耐熱容器に(1)・砂糖・レモン汁を入れ、ラップをせずに600Wの電子レンジで3分加熱する。

3.アクを取り除いてひと混ぜし、再び電子レンジで3分加熱する。

<ポイント>

・砂糖の分量を減らし、ごろっとした果実の食感が楽しめるプレザーブスタイルのレシピです。
・砂糖の分量が少ないため、保存する場合は清潔な容器に入れ、冷めてから冷蔵し、数日中には食べ切りましょう。

いちごは放ったらかしでも大丈夫!という作物ではないので、初めての家庭菜園として選ぶには難しいかもしれません。
しかし、環境を整えてこまめにお手入れできれば、たくさんの実をつけてくれます。
ぜひチャレンジしてみてください☆

Text by はむこ/食育インストラクター