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たべて元気♪「食だより」

食育

夏休みの自由研究におすすめ!~玉ねぎの皮で草木染めに挑戦~

更新日:2023/08/07

長い夏休みがやってきました。
自由研究は何にしよう?と悩んでいるお子さんにおすすめ!
玉ねぎの皮を使って、「草木染め」に挑戦してみませんか?

【草木染めとは?】

自然の植物が持つ色を使って布や糸を染めること。
草木の種類によって発色が異なったり、同じ植物でも季節や染め方によっても色が変わります。

【草木染におすすめの野菜・果物は?】

・玉ねぎの皮
・なすの皮
・みかんの皮
・ぶどうの皮

などが染まりやすく、おすすめです。
今回は玉ねぎの皮を使って染めていきます。
玉ねぎの皮には、フラボノイドの一種「ケルセチン」という黄色の色素が多く含まれています
どんな黄色に仕上がるか楽しみですね。

きれいに染めるためには、助剤と媒染が必要になります。

【助剤とは?】

染める手助けをするもののこと。
色素はたんぱく質と結びつくことでよく染まります。
たんぱく質が主成分の動物性繊維(ウールやシルクなど)は染まりやすいので、助剤は不要です。
植物性繊維(木綿、麻など)は動物性繊維に比べ染まりにくいので、布にたんぱく質をしみ込ませる必要があります。
今回は助剤としてたんぱく質を多く含む豆乳と水を1:1で割ったものを使用します。
ちなみに、合成繊維やポリエステル生地などは染まらないので注意しましょう。

【媒染とは?】

色素と繊維を結び付けて色素を安定させる作業のこと。
布に染液をつけただけでは、水洗いで色が落ちてしまいます。
媒染することで、洗っても色落ちしにくくし、媒染剤によっては、色が鮮やかになったり、色が変わったりします。
媒染剤の主な種類は、アルミニウム・銅・鉄などの金属イオンで、このうちミョウバン(硫酸アルミニウムカリウム、硫酸アルミニウムアンモニウム)を使った媒染をアルミ媒染と呼びます。
今回媒染剤には、食品添加物として市販され、手に入りやすい焼きミョウバンを使用します。

それでは早速やってみよう!

【玉ねぎの皮で草木染めに挑戦!】

<準備するもの>
ボウル、ザル、ペーパータオル、鍋、菜箸、ゴム手袋、染める木綿ガーゼ(10g)、輪ゴム

<材料>
玉ねぎの皮・・10g ※染めるガーゼの重量と同じくらいの分量が目安
A豆乳・・100ml
A水・・100ml
焼きミョウバン・・5g
湯(40~50℃)・・400ml

<下準備>

①木綿ガーゼを水洗いし、Aに20~30分つけてしみ込ませる。
※きれいな色に染めるため、たんぱく質をしみ込ませておく。

②水洗いせず、そのまましぼって干して乾かし、模様ができるようにきつく輪ゴムでとめる。

<染め方>

1.【染料を作る】
鍋に玉ねぎの皮を入れ、かぶるくらいの水(1.5L程度)を入れて沸騰してから中弱火で30分ほど煮出す。

2.ボウルにザルをおいてペーパータオルを敷いてこす。

3.鍋に戻し入れ、40℃くらいまで加熱する。

4.(3)に下準備したガーゼを入れ、均等に染まるように菜箸で動かしながら中弱火20分ほど煮る。

5.火を止めて鍋に入れたまま放置し、冷めたら輪ゴムをはずし、しっかり水洗いしてしぼる。

6.【媒染液を作る】
ボウルに40~50℃の湯にミョウバンを溶かす。
※湯の温度が高すぎるとミョウバンの効果が薄れるため、お風呂の湯の温度を目安にしましょう。

7.(5)を30分ほど浸す。

8.しっかり水洗いして、日陰で乾かす。

きれいな色に染まりました。
今回は輪ゴムで縛って模様を作りましたが、ビー玉やスーパーボールを包んで縛ったり、糸で模様を縫ったりするとまた違った模様が楽しめます。

いかがでしたか?
草木染めは乾かしたり日数はかかりますが、工程はわりと簡単なので、ぜひお子さんと一緒に取り組んでみてください。

Text byくまこ/食育インストラクター