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たべて元気♪「食だより」

パパ・ママ

離乳食後期・完了期レシピ~きなこ豆乳フレンチトースト~

更新日:2023/06/05

赤ちゃんのお世話に慣れ、いよいよ離乳食!
でも、どんなものをどのように食べさせてあげればよいのだろう…。
そんな新米パパ&ママも多いのではないでしょうか?
離乳食初期~完了期までの簡単レシピをシリーズでご紹介します。
ぜひ、離乳食づくりにお役立てください♪

【離乳食とは?】

生まれてきた赤ちゃんは、母乳や育児用ミルクなどを飲んで育ちます。
だんだん大きくなるにつれて、ミルクだけではエネルギーや栄養素が不足します。
そのため、ミルクから幼児食に移行する過程が必要で、その時期に与えられる食事を離乳食と言います。
赤ちゃんはいきなり固形物を食べることはできません。
食べ物を噛んだりつぶしたり、飲み込んだりすることは繰り返しトレーニングが必要です。
そして食べる食品の量や種類を徐々に増やし、成長に合わせて献立や調理の形態も変化させていきます。
離乳食は、赤ちゃんにとって栄養を摂ることだけでなく、食べることの学びにもなる大切な時期なのです。

【離乳食中期から後期、完了期へ移行するサインとは?】

段階は少しずつ進むものであり、明確な区切りはありません。
後期(9~11か月)は、歯茎でつぶすことができるようになり、自分で食べたい、触りたい気持ちが旺盛になる時期です。
食事のリズムを大切にし、1日3回食にするよう、すすめていきましょう
完了期(12~18か月)は、歯を使ってかじったり、噛んだりできるようになり、手づかみ食べが中心ですが、スプ―ンやフォークを使いたがるようになります。
自分で食べる楽しみや、食べる意欲を育ててあげましょう。

【離乳食後期の目安】

<おかゆ>5倍がゆ
<食材のかたさ>歯茎でつぶせるかたさ、バナナくらいのかたさ
<ポイント>1日3回、鉄の不足には十分配慮する
<母乳・育児用ミルク>母乳はすきなだけ、育児用ミルクは1日2回程度飲ませる

【離乳食完了期の目安】

<ごはん>軟飯
<食材のかたさ>歯茎でつぶせるかたさ、肉団子くらいのかたさ
<ポイント>1日3回、食事、生活リズムを整える、自分で食べる楽しみを手づかみ食べから始める
<母乳・育児用ミルク>母乳または育児用ミルクは一人一人の子どもの離乳の進行及び完了の状況に応じて与える

手づかみ食べしやすい♪卵アレルギーでもOK!

【離乳食後期~完了期!きなこ豆乳フレンチトースト】

<材料> 調理時間:20分
食パン(8枚切り)・・1/2枚
きなこ・・小さじ1/2
豆乳・・10g
バター・・小さじ1/2

<作り方>

1.食パンは耳を切り落とし、4等分に切る。

2.ボウルにきなこを入れ、豆乳を少しずつ加えてよく混ぜる。

3.(2)に(1)を入れて、食パンを全体にしみ込ませる。

4.フライパンにバターを入れて弱火で熱し、(3)の両面を焼き色がつくように焼く。

<ポイント>

・食パンの耳は白い部分に比べかたく、苦味があるので取り除きます。
・きなこに豆乳を一度に加えるとダマになるので、少しずつ加えながら混ぜましょう。
・牛乳・乳製品アレルギーのお子さんは、バターをサラダ油に代用可能です。

大人も一緒に食べる場合は、はちみつやメープルシロップをかけるとおいしく召し上がれます。
残ったパンの耳はフードプロセッサーにかけてパン粉にしたり、ラスクやパンプディングなどを作ってみてもよいですね。

赤ちゃんは消化機能や腎機能が未発達なので、油脂や砂糖、塩分、食品添加物を多く含む食品は避けてください
新鮮な食材を使用し、素材そのままをいかして調理しましょう。
生卵や刺身は食中毒を起こす可能性があるため、離乳食では与えないようにしましょう。
乳児ボツリヌス症予防のため、はちみつは1歳まで与えないでください

いかがでしたか?
離乳食のすすみ具合には個人差があるので、赤ちゃんが食べられなくても焦らずゆっくりすすめましょう。
離乳食もあと少し!だんだん大人の料理に近づいて喜びが感じられますね。
ぜひ、赤ちゃんと一緒に楽しい食事の時間を共有してください♪

Text byくまこ/食育インストラクター